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樋口麻理プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

大丈夫!ショートスリーパーだからという人こそ・・・大丈夫?

樋口麻理

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テーマ:睡眠プチ情報

「24時間戦えますか?」なんて言葉が流行した時代もありましたが、
今は健康第一、持続可能な生活が求められる時代です。

それでも、自分の睡眠を過信する人がまだまだ少なくないようです。
とある講座で睡眠時間について質問した際、こんな答えが返ってきました。
「私はショートスリーパーだから大丈夫!」
確かに、世の中には「ショートスリーパー」と呼ばれる、
ごく短い睡眠時間で日中の活動が支障なくこなせる特異体質の人がいます。
しかし、その割合は全人口の1%未満とも言われるほど極めて稀です。
大半の人は実際には無理をしており、知らぬ間に身体や心に負担をかけている場合が多いのです。

そんな時に一つの指標となるのが「入眠までの時間」です。
床についてから眠りにつくまでの時間が、
理想的には8〜16分、遅くとも20分程度と言われています。
これよりも早く、例えば「布団に入った瞬間に寝落ちする」ような状態は、
実は危険信号かもしれません。

一見「よく眠れている」と思いがちですが、実際には身体が極度に疲れ切っている、
いわば「気絶」に近い眠り方であることが考えられます。
この状態は、慢性的な睡眠不足やストレス
さらには薬物の影響が関係している場合もあります。
特に、年末年始の忙しいシーズンになると、仕事の残業や忘年会、
家族や友人との会食などで睡眠時間が削られがちです。
しかし、睡眠不足が続くと、私たちのパフォーマンスや健康に大きな影響を及ぼします。
集中力が低下し、感情のコントロールが難しくなったり、
免疫力が下がって風邪をひきやすくなったりすることも。

では、どうすればよいのでしょうか?
忙しい時期には「正しい昼寝」を取り入れることが一つの解決策になります。
昼寝は長すぎると逆効果になるため、10〜20分程度の短い仮眠が最適です。
この「パワーナップ」と呼ばれる方法は、短時間で疲労を回復し、
午後のパフォーマンスを維持するのに役立ちます。

また、寝る前のスマートフォンやパソコンの使用を控えるなど、
質の良い睡眠を確保するための工夫も大切です。
「大丈夫」と思っているその睡眠、本当にあなたの身体が求めるものですか?
無理をせず、自分の体の声に耳を傾け、適切な休息を取ること。
それが長く健康に生きるための第一歩なのかもしれません。

いつでもご相談ください。

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樋口麻理
専門家

樋口麻理(睡眠健康指導士)

株式会社印笑

医療・教育の分野を知る睡眠健康指導士が、生活や社会活動の基盤となる睡眠管理をテーマに自己実現や子育て、健康維持をサポート。笑顔で目覚めるツールの一つフェイスメソッドに基づいたエクササイズも提供。

樋口麻理プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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