秋こそ組織が睡眠教育を導入する最適なタイミング
新入社員が入社して約3カ月が過ぎた頃に離職率が高くなるという問題が生じています。
厚生労働省の「新規学卒就職者の離職状況(令和3年10月)」によると、
就職後3年以内の離職率は高卒で36.9%、大卒で31.2%となっています。
この離職の主要な原因として、「人間関係の悪さ」があげられています。
新入社員は、生活環境の変化と人間関係の緊張感がストレスとなり、
長期休暇時に離職の決断しているのかもしれません。
こうした背景を踏まえ、新入社員研修での「睡眠教育」をお勧めいたします。
睡眠教育の具体的な内容としては下記のと通りです。
1. 睡眠のメカニズム
睡眠が脳と体に与える影響、睡眠不足がもたらすリスクについて学びます。
さらに自分の睡眠タイプを確認し、パフォーマンスを発揮するのに得意な時間を確認します。
2. 良質な睡眠のための習慣
規則正しい生活リズムの確立、適切な睡眠環境の整備、
寝る前のリラクゼーション方法などをお伝えします。
3. ストレス管理
ストレスを軽減するためのメンタルヘルスケア方法、運動と食事について学びます。
4. 時間管理と休息
平日と休日の睡眠時間や過ごし方を学びます。
具体的に、平日と休日の睡眠時間を整え、プラスαで仮眠方法について話をします。
新入社員が心身ともに健康でパフォーマンスが充分発揮することができれば、
離職率が低下し、企業としても経費削減につながります。