日本のコーチングの現状<No.10> セッションでコーチは何をみているのか(1)
1.オリエンテーション
企業の窓口部署(経営企画部、総務部、人事部など)とのお打合せを実施します。
・コーチングとはどのようなものか?
・コーチングで出来ることの範囲、可能性はどのようなものか?
・どんなスタイルで進めていくのか?
※個別コーチング、マネジメント対話会など
(マネジメント対話会とは、企業のキーパーソンに集まっていただき、決まった
テーマで話し合う対話会。その際にコーチとして関わっていくスタイル)
※個別コーチングの場合、どんな方法(電話、スカイプ、対面)で進めていくのか?
・コーチングセッションにおける約束事はなにか?
・契約期間、セッションの実施回数、一回のセッション時間、それに伴う投資額など
契約内容の合意をいたします。
2..プレコーチング
コーチを受ける方とコーチングが始まる前の意識合わせを実施します。
・コーチングとはどのようなものか?
・コーチングで出来ることの範囲、可能性はどのようなものか?
・コーチングセッションにおけるお互いの約束事はなにか?
・コーチングセッションで使うコーチングスキルとは?
・コーチングで手に入れたいことは何か?
・事前課題は何か?
・契約内容(契約期間、進め方)はどのようなものか? など
※現在、多くの企業様では、研修の形をとって実施しています。
3..セッション1~2回目
・事前課題に基づき“ありたい姿”(例えば「どんなリーダーになりたいか?」「自部門をどのような組織にしたいのか?」など)を明確にします。
・コーチング期間中にどのような目標をセッティングするのかを決めていきます。
・それに向かって、日々実施していくことを具体的に決めます。
4.コーチング期間中
・コーチングはセッションの時間だけではありません。セッション時にコーチを受ける方が主体的に決めた行動計画を実際に行動してみることが重要となります。
・次のセッションで、実際にやってみた行動とまわりの人の反応を振り返り、さらに次回のセッションまでの行動計画をたてます。
・このようにセッションごとに実際にやってみた行動と相手の反応を振り返り、次回のセッションに向けて行動を決めていくという繰り返しをします。
5.コーチング契約終了時
・コーチング期間を振り返って、ご自身と自部門の変化を検証していただきます。
・必要であれば、再契約をさせていただきます。