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コラム
『陰極まれば。。』漢方 大阪 心斎橋 難波神社 光る堂薬店
2023年3月29日
春なのになぜ寒いのか?
これを東洋思想の一つである「陰陽論」から説明しよう。
陰陽論とは、世の中のすべてのものは「陰」と「陽」の2つから成り立っているという考え方で、陰は充実や革新など中に向かっていく力を、陽は発展や拡大など外に出ていく力を意味している。
たとえば、太陽と月、昼と夜、男と女、熱と寒、興奮と抑制なんてのも陰と陽だ。(陽が先になってますが)
これを図で表したのが有名な「太極図」である。
白の部分が陽で黒の部分が陰だが、ここで1つの疑問がわく。
なぜ単純に真ん中から2つに分けないでこんな複雑な形にしたのだろうかと。
その答えとして、陰陽論を説明した言葉の1つに次のようなものがある。
「陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となる。」
太極図の下の部分を見ると、陰が最大限に大きくなって(極まって)来た時に陽が少しずつ育っている感じが分かるだろうか?
春は陰の季節である冬から陽に変わっていく時期である。
つまりまだ陰の気が最大限に高まっている時期であり、日照時間が長くなってきたとはいえまだまだ陽の気は小さいのだ。
そこで昼間は暖かいからと薄着をすると風邪をひいたりしてしまう。
季節の変わり目には体調に気をつけようと言われるのはこのことである。
陰陽論は奥が深い。
この話は人生にも通ずる。
たとえば大きな病気をした後に人生観が変わって大成功をおさめたなんて話を耳にすることもあるだろう。
これこそ陰が極まって陽に転じた例である。
ピンチはチャンスなんてのもその類かも知れない。
だからもし今落ち込んでいる人がいたならば、とことん落ち込めばいいと言ってあげたい。
そしてそれをバネにして明日は立ち上がろう。
陰陽論はそんなことも教えてくれているのだ。
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