「また一緒にゴルフをしよう!」と言われる人になりたい!
セルフトークは自己分析の重要な手がかり
トップアスリートは「セルフトーク」を巧みに操って、つらい練習を乗り越え、試合中のモチベーションを最適な状態に保っているそうです。
「セルフトーク」とは、そのままずばり「独り言」。
「独り言」といっても、声に出すことだけでなく、ふと頭に浮かぶ言葉も含まれるので、正確には「心の中の自分自身に対する独り言」のことをいいます。
「セルフトーク」を正しく認識し、コントロールの仕方を身につければ、気持ちの切り替えが上手になり、緊張する時、苦手なことに取り組む時でも、前向きに仕事に取り組めるようになります。
たとえば、大きな商談に行く前の緊張から、心の中でつぶやく「やっぱりダメかもしれない」、そして、その商談が上手くまとまった時に心の中でつぶやく「よっしゃー」など。
大きな刺激があった時はもちろん、日常のほんのささいなことに対しても、人は感情を持ち、言葉として頭の中にイメージしています。
この「セルフトーク」に耳を傾け、自分がどんな精神状態にあるのか、どんなふうに状況を捉えているのか、客観的に分析することはとても大切なことです。
仕事や何かで失敗を恐れるような大事な出来事がある時、多くの人は自分が失敗しそうなことに注目し、考えないように意識しても、その問題について考えてしまいます。
たとえば、緊張する場面を迎えた時の「失敗したらどうしよう」や「大丈夫、きっとできる」といったものです。このように、状況が同じであっても、当事者の状況の見方によって、ポジティブにもネガティブにもなり得ます。
「セルフトーク」は無意識的なものなので、自分の考え癖や傾向が如実に現れます。
普段無意識に行っている「セルフトーク」を意識化することで、自分の物事の捉え方を客観視することができ、自己理解を深めることができます。
「セルフトーク」で出る感情は、そのまま行動にも影響を与えます。
「失敗したらどうしよう」と不安に思っていると実際に失敗しやすく、「大丈夫、きっとできる」とリラックスしているといい結果が出やすいことは、誰もが経験してきたのではないでしょうか?
心理学研究においても、ポジティブな「セルフトーク」によるパフォーマンスの向上は検証されています。つまり「セルフトーク」をポジティブな方向にコントロールすることができれば、モチベーションや結果を向上させることができるのです。
自分の「セルフトーク」を観察してみる
まず、自分が普段どんな「セルフトーク」をしているかを観察してみましょう。特にネガティブな感情やポジティブな感情を感じた時に、どんな「セルフトーク「をしているかに注目します。
これをゴルフのプレーで観察してみると、はっきり分かります。
1日分の「セルフトーク「を振り返ると、何らかの傾向が浮き彫りになってきます。
★ショットをする前
【ネガティブ・セルフトーク】
「右が狭くOBになりやすいので、左に打たないといけないけど、右に行きそう。」
「このパットをいれないとダボになってしまう」
「今日はバンカーショットが全然上手くいかないのに、またバンカー・・・もう帰りたい!」
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【ポジティブ・セルフトーク】
「左は広いから、左に思い切り打っていこう」
「パットの調子は良いので大丈夫!これを入れてボギーだ」
「今日はバンカーの練習をたくさんさせてもらってるね。いつものリズムを忘れずに、今回は一回で出そう!」
ネガティブからボジティブへ「セルフトーク」を言い換える
ポジティブな「セルフトーク」にはコツがあります。
「must」ではなく「do」になるような文章をつぶやくということです。
「must」は「~ねばならない」という意味で、「右は狭いので、左に打たなければならない」や「このパットを入れなければならない」となります。こうしたつぶやきは、自分で自分にプレッシャーを掛けているようなもので、逆効果になってしまうことのほうが圧倒的に多いでしょう。
その点、「do」は「~する」という単純な肯定文となるので、「左が広いので、左に打とう」や「カップは見ずにボールだけを見て、しっかり打とう」という感じになります。
こういった「セルフトーク」の書き換えを普段の仕事や日常生活でも応用します。
ネガティブな「セルフトーク」に気づいたら、意図的にポジティブなものに言い換えましょう。そうすることで、モチベーションや結果がどう変わるか自分で観察して確かめてください。
成功体験が増えると、自然と「ポジティブ・セルフトーク」の習慣がついてくるのではないでしょうか。
私もゴルフで訓練中です。理屈で分かっていても「ネガティブ・セルフトーク」が頭の中をいつも駆け巡っています。まだまだ努力が足りないようです。
参考文献
「ゴルフは科学でうまくなる」ライフ・エキスパート/河出書房新社
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