「たった独り」ではゴルフは楽しめず、仕事も成し遂げられない

谷光高

谷光高

テーマ:社会人に役立てて欲しい「ゴルフの効用」

仕事の仲間は、成功への旅のパートナー

人が何かを成し遂げるには、他人と力を合わせたおかげという部分が少なからずあるはず。
1人でもある程度のことはできますが、誰かと一緒に努力したり考えたりすれば、力は1人で考える以上にそれだけ大きくなります。

「人が力を合わせて事にあたれば成果が上がる」ということは誰もが理解するところです。
仕事の仲間
共同経営者や同僚、部下や上司、顧客や売主など、仕事をとおして交流のある人々は、成功への旅のパートナーといえます。これらの人々を「仲間」とし、みんなを対等に認め合うことができたのなら、ゴールの達成に向けて、お互いに協調と協力を得ることができると思うのです。

同伴プレーヤーとの18ホールズ「ゴルフ旅」

ゴルフは、同じ組のゴルファーたちと18ホールを一緒に約6時間を旅するようなものです。また道に迷わないようにキャディーがいる場合は、先導役として一緒に旅をすることになります。

ゴルフは、ひとりだけ先に進むことはできませんし、ひとりだけを置いていくこともできません。あるときは、人を助けて、あるときは素直にほかの人の協力を仰ぎながら、効率よく旅を進めていくのです。

「適切なプレーペース」、「play fast」がゴルフのエチケットとして求められています。
「ゴルフプレーの旅」をスムーズに進めていこうにも独りではできません。他の「旅仲間」が、プレーペースに無頓着であれば、ペースを早くすることなどできません。
一緒にプレーする人たち全員が「適切なプレーペース」を守るという共通の意思を持って、共同して楽しく旅をすることが大切なのです。
ボールのところまで急ぐ
その上で、自分が今どういう立場にいて、進行上どんな役割を果たすべきかを各々が考えて行動しなければなりません。「ゴルフプレーの旅」は対等です。誰かかが指示をくれるということはありません。自分自身で何をすべきか、どうすればみんなの動きがスムーズになるかを常に考えながらプレーをし、速やかに行動しなければなりません。

ゴルフ旅の共同関係の例

たとえば、Aさん、Bさん、Cさん、Dさんの4人のゴルファーが、セルフでプレーを進めていく場合の共同関係を見てみましょう。

◆次のホールの「オナー」Aさんは、ほかの人より先に準備を済ませ、速やかにティーインググラウンドに上がり、ティーアップします。
◆Bさんがティーショットを打つ時、ボールが速やかに見つかるように、全員でボールの行方を見るようにします。
ゴルフはみんなで協力する
◆Cさんのティーショットが林の中に飛び込んだら、Cさんだけでなく、ボールがフェアウェイにあるAさんやBさんも一緒にボール探しを手伝います。
※ボール探しはルール上5分間と決められていますが、ボール探しがプレーペースにとって最も停滞する原因となります。
◆他の人がボール探しに行っている場合、Dさんはゴルフカートを前に進めたり、後続の組が打ってこないように目印の役目を果たします。
◆最初にグリーンにボールを乗せたAさんは、ゴルフカートをグリーンの近くまで移動させ、全員のパターを持ってグリーンに向かいます。
◆3人がすでにグリーンにボールが乗っていて、Bさんひとりがバンカーショット。その打球がグリーンを飛び越えて、奥のバンカーに入った場合、ホールに一番近い位置にボールがあるCさんがバンカー均しを変わります。
ゴルフはプレーヤー同士の協力が不可欠
◆全員がグリーンにボールが乗ったら、一番ホールに近いCさんがピンフラッグを抜いて、グリーンの外に置きます。
◆パットを一番早く済ませたDさんがピンフラッグを取り、最後の人がパットを済ませたらピンフラッグをホールに差します。そして、グリーン上ではスコアの記入をせずに、速やかに次のホールへ向かいます。

このように全員が対等で、お互いに目配りし、思いやりを持って、助け合いながらプレーすることにより、はじめて「適切なプレーペース」による楽しい「ゴルフ旅」が完成します。

ゴルフカートだけが後方に置いてきぼりになっていたり、ボールの行方を誰も見ていないので、いつまでもボールが見つからなかったり、オナーなのにのんびりタバコをふかしていたりということのないようにしなければいけません。

協力関係を築く3要素

楽しい「ゴルフ旅」や成功への「仕事旅」には、周囲の人々をパートナーにすることが欠かせません。お互いに協力関係を築くためには次の3要素が必要となります。

●敬意
仕事の仲間でも、ゴルフで初めて出会った同伴プレーヤーとでも、協力し合う相手に対しては敬意がなければなりません。
●信頼
パートナーを理解し、お互いに相手を信じていなければ、協力関係は築くことはできません。
●協同
同じ目標に向かい、達成への熱意を分かち合い、考えを持ち寄り、お互いの意見に耳を傾けなければなりません。

この3要素を得て、チーム一丸となれば、ゴルフを楽しむことも、仕事の成功も確実です。
ナポレオンは「士気を10とすれば物質的戦力は1あればよい」と言ったそうです。やる気や欲望の無形エネルギーは、武器や物資のたんなる有形物より10倍のパワーがあるということです。
ナポレオン
たった独りで孤独に旅するよりも、パートナーを得て旅するほうが、結果までの道のりも楽しく進めますよね!
仲間と一緒に楽しい「ゴルフ旅」をしませんか?
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谷光高
専門家

谷光高(ゴルフ場経営者)

新有馬開発株式会社(有馬カンツリー倶楽部)

一部の人が楽しむゴルフから、誰もが気軽に楽しめるゴルフへ。日本のゴルフ文化を変えるため、ゴルフ初心者へのサポートや子どもたちへのレッスン、学校の授業などを行い、初心者にゴルフを楽しむ機会を提供している

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