ゴルフも仕事も、大切に思う気持ちは「身だしなみ」で伝わる
「謙虚な人」と「横柄な人」
実力第一のプロスポーツの世界では、人や物に対しての謙虚さが運を引き寄せ、周囲への感謝や心配りが、多くの人から協力を得ることにつながると思います。
反対に、勝ち続けるうちに感覚が麻痺して、知らず知らずのうちに傲慢になり、長年支えてくれた協力者や応援者が去ってしまうというケースもあるのではないでしょうか。
「俺って、スゲーんだよ!」
経営者においても同じでしょう。相手がいくら大きな成功をおさめていても、態度が横柄であれば協力したくなくなり、反対に、常に謙虚な腰の低い人には協力の手を差し伸べたくなるのが、人間の素直な心持ちではないでしょうか。
傲慢になっていいことなどひとつもありません。
腰を高くするのは、キャンキャン吠える子犬と同じで、気が小さいのを隠そうとする見栄っ張りな人であり、そういう人が成功できる可能性は高くはないと思います。
人間は感情の動物です。自分の気を済ませるために相手に不愉快な思いをさせてしまえば、敵は増えても仲間はできません。そのような状態で成功できるでしょうか?
もちろん傲慢な態度でも成功する経営者や政治家、スポーツ選手はいると思いますが、その人たちももっと謙虚であれば、さらなる飛躍ができたのではないかと思います。
成功してさらに謙虚になる人もいます。本当の成功者になれば、謙虚であることの意義が自然と分かってくるからだと思います。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」ということわざがあります。そこには、地位が上がり、権威を有するほど謙虚であるべきだ、という教訓が込められています。
成功する人は戦略的で頭が良く、腰を低くしたほうが良いことばかりだということがよく分かっているのでしょう。
人を選んで腰を低くしている人もいますが、その反動からか、特定の人に憂さ晴らしで、きつく当たってみたりして、人によって態度を大きく変えるのは、「姑息さ」が見え隠れして結局のところ、多くの仲間はできないように思います。
成功者+謙虚=感動
成功していれば、多くの場合、すでにいろんな意味で自分のプライドは満たされています。目立とうとしなくても目立っているし、すでに多くの人が持ち上げてくれているので、ふんぞり返る必要はありません。
それより、上手くいっているにも関わらず謙虚であれば、逆に好感度は高まります。
新たな支援者が現れ、それが次の成功につながる可能性もあります。
ただし、腰が低い姿勢が効果を生むには、頑張って結果を出していないと厳しいでしょう。結果が出ていないのに腰が低いのは当たり前のこと。腰を低くする効果を高めるなら、仕事で結果を積み重ねなければなりません。
2012年ノーベル生理学・医学賞を受賞された京都大学iPS細胞研究所所長 山中伸弥 教授が2度、有馬カンツリー倶楽部に来場されプレーをされました。その時に少しお話しをさせていただく機会がありました。
山中教授は、腰の低い謙虚な方で、私がいうのもおこがましいのですが、人としての魅力にあふれた素晴らしい方でした。誰に対しても丁寧にお話しされ、接した社員の誰もが教授のファンとなりました。
ゴルフについても「大好きです!」と言っていただけました。
「成功者+謙虚=感動」ということが、よく分かりました。
キャディーからの不人気No.1は「威張り屋さん」
ゴルフは自分の性格が赤裸々に露呈されるゲーム。
それも最悪の形でよく現れます。ここに15年以上前、関東地方のキャディー370人からアンケートを取り集計したデータがあります。それによるとキャディーから最も嫌われるお客様「ワースト5」は次の通り。
第1位 やたらに態度がでかい 「威張り屋さん」
第2位 なんでもかんでもキャディーのせいにする 「責任転嫁屋さん」
第3位 平気でコースを汚す 「マナー知らず屋さん」
第4位 スコアとボールのライをごまかす 「チョンボ屋さん」
第5位 ゴルフを単に賭けの対象としか考えない 「ニギリ屋さん」
2015年になっている現在でも、周囲を見渡してどうでしょう?思い当たる人はいますか?
ゴルフは人柄そのもの。日常生活でマナーの悪い人が、ゴルフコースに来た時だけ、「紳士淑女」らしく立派に振る舞うなどできるはずもありません。結局、今の自分の器でしかできないのです。
「これだから、ゴルフをやってる人間って嫌だよ!」と思われないように、家庭、職場においても、日々謙虚さを忘れず、常に周囲への心配りを忘れずにいたいものです。
参考文献
「ゴルフを以って人を観ん」夏坂健/日経ビジネス文庫
「頭に来てもアホとは戦うな!」田村耕太郎/朝日新聞出版
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