ゴルフで「メンタルコントロール」を身に付ける

谷光高

谷光高

テーマ:社会人に役立てて欲しい「ゴルフの効用」

仕事のノウハウの前に大事なスキル

社会人になると、まずは仕事を一から覚えなきゃ!
仕事を早くこなせるようにマスターしなきゃ!
仕事で求められる成果を上げなきゃ!

と「仕事のノウハウ」や「仕事のスキル」をまずは身に付けるために頑張っていますよね。
もちろん、一人前のビジネスマンとなるためには大事なことです。
でも、それにも増して大事なスキルが「メンタルコントロール」です。
仕事に行き詰る
これを手に入れておかないと、仕事を覚える中で悩んだり、行き詰ったりというストレスを感じた時に、どうすることもできずに心が折れてしまう恐れがあります。

また、自分のメンタルをコントロールできないばかりに、せっかくの成長するチャンスを逃している可能性もあります。
上司が自分の間違いを指摘したとき、

「何をやっても上手くいかない」

とアドバイスが耳に入らず、殻に閉じこもって嘆くだけだったり、

「上司に指摘されてばかりで、もう辞めさせられるのかな」

と怯えたりして、せっかくの上司のアドバイスを素直に聞き入れられないことで、成長のきっかけを自ら潰してしまっているかもしれません。
仕事が上手くいかない
若いうちは仕事でつまずくことがたくさんあります。初めてのことも多く、関係する人も年上の経験者が多いので、悩んだりストレスを感じて当然です。
しかし、視点を変えると「失敗は成功のもと」のことわざのとおり、失敗の悩みや数多くのストレスを経て、それを糧とし「メンタルコントロールのスキル」や「仕事のスキル」を習得していくのです。

「メンタルコントロール」の習得に最適なゴルフ

社会で活躍し、成果を上げている人たちは、「強靭な精神の持ち主」というわけではありません。「目の前で何が起きているか」という現実を淡々と直視し、どんな逆境でも「さて、どうするか」と対処策を見つけようとする人です。

昔から体育会系クラブ出身者が就職に有利とか、何かひとつの物事を研究し続けたとかいう人が大成するとか言われてきている所以ともなっています。

このメンタルコントロールのスキルを身に付けるのに、ゴルフは最適なスポーツです。
メンタルトレーニングの方法やプレッシャーに打ち勝つ方法などは様々な書籍で紹介されていますが、手っ取り早く厳しい現実を直視し、そして対処するということを繰り返し経験していくには、ゴルフの経験を積むことが一番です。

ゴルフは自然との戦いであり、自分との戦いです。
ゴルファーの感情は、まるでジェットコースターのように上下に激しく揺れ動きます。
18ホールをプレーしている間、あるいはたった1つのホールでも、恐れ、挫折感、喜び、怒り、楽しさ、そして落胆などが代わる代わるやってくるのは、少しも珍しくありません。

まともに全部のストレスを受け止めていると、18ホールを終了したときには、神経がズタズタになってしまいます。
初心者初級者の間は、仕事上の大切なコンペなどに参加すると、肉体的にも精神的にもエネルギーが枯れ果ててしまうでしょう。
ミスショットにイライラ
それでも、たくさんゴルフをして、これを何度も繰り返し、今回は林の中、次は池の中、そして次はOBなどなど、毎回違う何かが起こる現実を正しく受け止め、その状況をひとつずつ対処していくことによって「メンタルコントロール」を学んでいくことができます。

そんなときには様々な感情も交錯します。
たとえば

「ロストボールを探しているときに、後ろの組に迷惑をかけているのではないか?」
「焦りからグリーンに上がって、ろくにパットラインも読まずにパットしてしまった。」
「毎ホールのティーインググラウンドで、待ち時間が長くてイライラがたまった。」

こうした不安や焦りやイライラが、自分のリズムを狂わせていきます。それでは良いショットは生まれません。
それらの逆境の中で、高ぶった感情を抑えるために「自分のリズムを保たなければいけない」ということを学ぶでしょう。

ゴルフでは「自分のリズムを保つ」こと

上手い下手に限らず、感情の乱れたゴルファーは、実力の半分も出せないと言われています。
良いショットを打てば、当然気持ちは高まるし、逆にミスショットをすれば心臓がドキドキして、次に何とかミスを挽回するような良いショットを打たなければと、焦る気持ち生まれてくるのは当たり前のことです。
そんな焦ったままの状態では、ミスを挽回しようという気持ちばかりが先走り、次のショットを打っても良いショットは生まれません。
ミスしてさらに失敗
「メンタルコントロール」のひとつの方法として「自分のリズムを保つ」ことを意識することにより、気持ちが落ち着き、気持ちが落ち着いてくると今度は客観的に現実を直視することができ、どのように対処することが自分のためになるかということを探すことができるということです。
ゴルファーだけでなく、ビジネスパーソンにとっても、この視点を持てるかどうかがカギとなるのです。

参考文献
「働く20代のメンタルコントロール術」田中ウルヴェ京/すばる舎
「ゴルフのメンタルトレーニング」デビッド・グラハム/大修館書店
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谷光高
専門家

谷光高(ゴルフ場経営者)

新有馬開発株式会社(有馬カンツリー倶楽部)

一部の人が楽しむゴルフから、誰もが気軽に楽しめるゴルフへ。日本のゴルフ文化を変えるため、ゴルフ初心者へのサポートや子どもたちへのレッスン、学校の授業などを行い、初心者にゴルフを楽しむ機会を提供している

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