ゴルフで上手くいかないことを他人のせいにしない!
ゴルフを「シニアのスポーツ」と敬遠せず、ゴルフはビジネスにも役に立つスポーツなので、ぜひ若い人たちにもゴルフを始めていただきたいと思っています。
ゴルフは確かにおじいさんになっても楽しめるスポーツです。「生涯スポーツ」といっても間違いありません。
別の見方をすれば、ゴルフはフィジカルの差がでにくく、3世代が一緒に楽しめるスポーツです。年齢も経験も役職も違う多様な人たちと同じフィールドで楽しめる唯一のスポーツです。「ゴルフ」というツールを上手く利用することによって、多様な人たちとのコミュニケーションを円滑に進めていくことができるのではないでしょうか。
学生時代の「自分の常識」は社会では通じない
学生時代は人間関係に困らなかったのに、社会人になると「相手がどう反応するのかわかなくて上手くいかない」「こんなに頑張っているのにどうして認めてくれないの?」などと落ち込むことが多くなったりします。
自分なりに頑張っているのになかなか認めてもらえなかったり、良かれと思うことが評価されなかったり、そのうち人と関わることが怖くなったりします。
学生時代と社会人に出てからの大きな違いは、年齢、経験など多様な人たちと関わることが増えるということです。
学生時代は、それまでの人生背景が比較的似ている同年代の人たちの中で過ごしてきていることがほとんど。同級生や部活の先輩後輩、習い事やバイトの同僚などの人たちが周りを囲んでいたでしょう。
このような中では、培われてきた「常識」や、「情報」が似かよっているために、コミュニケーションを取るにあたって、細かい説明やすり合わせをする必要がありません。
しかし、社会人となるとそうはいきません。
育ってきた年代も環境も、そして経験も大きく違う、そんな多様な人たちの中で、意思疎通を図りながら物事を前に進めていくことになるのです。
このような多様な人たちの中では、「自分の常識」は「他人の非常識」となるかもしれず、「自分の常識」だけにとらわれると、いつも相手に違和感を感じてしまったり、また相手に違和感を感じさせて「学生ノリ」と一蹴されることになるかもしれません。
そこで社会人になった途端、企業はこの違和感すなわち学生時代の「自分の常識」を捨てさせ、「社会人としての一般常識」を身に付けるために指導するのが、「ビジネスマナー」の講習です。
挨拶の仕方や身だしなみ、名刺交換から上座下座の位置などの具体的コミュニケーションの礼儀作法と「報・連・相」、「PDCA」サイクル、「5W2H」など仕事に対する姿勢などを、短時間に一気に詰め込もうとするのです。
これらを一気に詰め込もうとしても、簡単には「自分の常識」を変えることはできません。違和感はあるけど、とにかく暗記して覚えるようなものです。
ゴルフで身に付く社会人スキル
結局は仕事の現場で少しずつ身に付けていくことになるでしょう。
そこで、ゴルフの登場です。ゴルフでビジネスに必要なスキルを身に付けることも十分可能だと思います。自衛隊研修なども企業研修でありますが、どうせなら、楽しみながら身に付けたいですよね。
ただ、現在のゴルフ人口は、シニア層が多数を占めています。それも結局のところは、「接待ゴルフ」や「社用ゴルフ」が減少し、企業や上司によって強制的にゴルフを始めさせるではなく、するしないの判断を若い人たちに任せるようになったため、若い人たちの意思で、年代の違う多様な人たちとの交流を避けているという現状に他なりません。
若い人たちとのコミュケーションがうまくとれない企業内の状況と同じなのではないでしょうか。若い人たちがゴルフを始める道筋をつくることが必要になってきています。
学生キャディーは社会人の即戦力!
弊社運営の有馬カンツリー倶楽部には大学生アルバイトキャディーが多く在籍しています。
4回生ともなると、速やかにお客様がキャディーに求めている要望を解析して、自分の個性を活かし、巧みにキャディー業務を遂行しています。
とくに男子学生キャディーは、ベテランになるとしたたかになります。しかし、新人のうちは、男性アルバイトというだけで、お客様には良い顔はされません。さらにグリーンのラインも上手く読めず、気の利いた会話もできずとなれば、ただボールの行方を見て、ひたすら走り、速やかにクラブ交換を行い、ひたすらボールとクラブをキレイに拭くという仕事を一生懸命にこなしていくしかありません。
その状況を潜り抜け、コースやゴルフを熟知するようになり、経験を積むと、コミュニケーション能力は格段に進歩し、ある程度のことなら、すべてを上手く受け流すことができるようになります。そしてお客様を喜ばせるツボも心得るようになり、高齢の人であっても問題なく、楽しませることができるようになります。
ある時、弊社の男子学生キャディーが、「就活が上手くいっていない」というので、状況を聞きました。
「面接でキャディーのバイトをアピールしてる?」というと「していません。」というのです。
「えっ。もったいない! 4年間キャディーをすることで、、一日約5時間もの長時間、若い人から高齢の人たちまで幅広い年代のお客様や、また企業の社長さんや役員さんたちとの「接待ゴルフ」など様々な目的を持ったお客様に付いて、接客し続けることができるという凄腕のコミュニケーション能力が身に付いたとアピールせな! コミュニケーション能力でいえば、十分即戦力で使えますよって、自信を持ってアピールせなあかんで!」と言って送り出しました。
それが功を奏したのかどうかは分かりませんが、その後、第1志望の企業から内定をいただくことができたそうです。
ゴルフで身に付ける人間力
このようにキャディーも含め、ゴルフと関わることによりビジネスに必要な人間力を身に付けることができると思います。以前から、接待や社用にゴルフが重宝されていることもビジネスに有効だからという理由だと思います。
ゴルフの精神は「他人への配慮」が基本となっています。そこから様々なゴルフマナーが生まれています。
ゴルフでの「他人への配慮」とは、同伴者やグループに人たちだけでなく、その日に同じゴルフ場でプレーするすべてのゴルファー、そしてキャディーを含めたゴルフ場従業員のすべてを指しています。
これらすべてに配慮できる広い視野を持って、マナーを遵守することができるようになれば、ビジネスにおいて円滑に進めることのできるコミュケーション力が身に付いたといっても過言ではありません。
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