何故浮気を白状、謝罪できないか?

これまで、コラムで色んな事を書いてきましたが、今日のタイトルは、初めて書くテーマです
本当は、読者の方々が、一番知りたい事かもしれませんが、そこに踏み込まなかった理由は
人それぞれだからです。
そんな事を言うと、これまでに書いて来た、「夫の浮気」だって 人それぞれだとは思いますが
これまで書いてきた「夫の浮気の解決に話し合いはダメ」という事は、全員に通じる共通項だからです。
しかし、浮気相手を排除したり、浮気問題が終結した後の夫婦のあり方は本当に千差万別です。
【浮気は共通に語れるが、解決は千差万別】
夫の浮気が判明して、それを話し合いで解決するという事は、恐らく不可能だと全員に言える理由は浮気の持つ意味にあります。
浮気は、一旦は妻から気持ちが離れ、浮気相手によそ見している状態です。
そんな時に、話し合いをしても、夫はその話合いの場所から逃げ出す事しか考えていません。
何なら、妻は「浮気は悪い事」というスタンスで、話すと説教のような事になり夫を責めるモードになります
また、妻も別のタイプは、浮気問題を腫れもののような扱いをして、妻がこれまでの自分をひたすら反省するして、夫に謝るというケースもあります
これは、これで、「浮気の原因を作ったのは妻だ」と思わせる事になり、夫の浮気に対して増長させる事になり逆効果なのです。
【大きく分けて2つの妻のタイプ】
Aタイプ これまで夫に対してマウントを取って来た勝気な妻も・・・・
Bタイプ 夫を愛するがあまり、夫の悪事に対しても、ただ怯える弱い妻も・・・・・
どちらのタイプにも、こと浮気問題に対しては話し合いは良い事が一つもありません。
それでも、浮気問題が発覚したら話し合いで解決したいと思う気持ちはわかります。
これまで、夫の浮気が分かる迄は、何か夫とのコミュニケーションにシックリ来ていなかったなら、会話は減っていたはず。だから余計に話し合いというコミュニケーションを取りたいと思ってしまうのです。
【夫婦喧嘩すらコミュニケーション】
でもAタイプは、日頃から夫をコントロールしようとする性格が顔を出し、話し合いが夫婦喧嘩になります。
反面、Bタイプは夫が自分を正当化させることになり話し合いは夫が仕切るという事になります。
誰も、最初から喧嘩をしようとは考えていませんが、話し合いの結果はAの妻のタイプはヒートアップ。
Bタイプは、夫が妻を悪者扱いする。
これが決裂となって、夫がテーブルから離れるという遮断に終わります。
浮気問題は夫婦お互いの思いが合致する訳がないのです。
だから話し合いが決裂するのです。
【浮気問題を前にした夫婦の共通項】
これが浮気問題を前にした夫婦の共通項なので、全員に対して話し合いをしてはいけないという
同じテーマで、私が注意勧告してきました。
しかし、浮気問題が終わって後の事は、浮気問題が無かった時の夫婦の状態に戻ります
それがある意味、浮気問題を生んだ土壌だとしたら、その原因はそれぞれ、夫婦の数だけ理由があります。
【夫婦の溝になる主な原因】
◆夫の体質的な浮気症
◆夫婦の気持ちのすれ違い
◆慢性的なセックスレス
◆妻の夫への無関心
◆そもそもの夫との相性
これら、一つ一つ、それぞれが、著書になるくらいの重大なテーマです。
このそれぞれの問題だけが、残るというのが、浮気問題が取り除かれた夫婦の問題なのです。
夫婦の修復を望む場合、妻は修復を急ぎます。
それが故に、夫婦の修復を目指せば、夫の浮気が収まると思っている妻
夫の浮気が終わっていない段階で、◆の状態を解決する事は不可能なのです。
【好きな人が出来たのなら、本当の事を言って】

浮気が判明した時に、よく相談者である妻が夫に対して下記のような事を言います。
「好きな人が出来たのなら、本当の事を言って」
もし正直に夫が本当の事を言ったらどうなりますか?
Aのタイプの妻は、夫がそのような浮気をする事を、まず許すはずがありません。
Bのタイプは 妻が弱いが故に、受け止められるはずがなく、さすがに夫もこれは言えません。
だから本当のところ真実なんて、言えるはずがないのです。
【真実が見えない話し合いは無意味】
その意味からすると、真実を話せない話し合いなんて、あり得ません。
しかし、終わった事なら、なんとか過去の話として、話合えるでしょう。
その上で、浮気を生んだ土壌として、夫婦が問題に向き合わないといけません。
これが、同じ問題が起きない様にという予防にもなるのです。
それまでは、本当の夫婦の溝には、お互いが触れる事も出来て来なかったはずです。
Aタイプがもし話し合いで◆の問題をテーブルの上に乗せたとしても妻が夫を断罪するだけです。
Bのタイプは、原因を話したところで、うろたえるだけで、夫婦が協同で解決しようとはならなかったはずです
そういう事で、浮気問題が終わった後に本当の夫婦の問題が浮き彫りになるという事です。
だから、その問題は、人それぞれ、夫婦それぞれ。
夫婦の数だけ、問題が細分化すると言っても過言ではありません。
結論は、浮気問題を解決したいのなら、話し合いでは解決しないという事が共通項です。
しかし、浮気問題と取り除いた後に剥き出しになるのが、夫婦に残された本当の問題です。
要は、これまでは、採れたての畑のごぼうの様に、土が一杯付いています
それを洗って、皮を取り除いたあと、初めて白いごぼうの肌が出てくるので、汚れに覆われている間は本質は姿を現さないのです。
と、いう事で、浮気判明時に、私が注意勧告する事は一つ。
話し合いでは問題は解決しません。
しかし、浮気問題を取り除いた後は、本当の問題に目を向け、初めて夫婦、共同作業で修復に取り組むべし。
これが 今日のテーマですが、夫婦にとっては、永遠のテーマです。
何なら、共白髪になるまで、夫婦が心も身も・・・つまり心身共に取り組む課題だと思います。
それまで、浮気が発覚した段階では、入り口にも立てていません。
特に話し合いと称し、ギヤ―ギャー大騒ぎしている内は、傷口を広げているだけです。
そ戸で、浮気問題を片付けた後、そこから、夫婦の修復の扉を開けましょう。
本当の修復は、そこからの歩みの事を言いますので、ある意味、長い道のりです。
その上で、物事には順番があるという事です。
(1)浮気問題を片付ける。
(2)夫婦の修復の扉を開ける。
ここが分からないから、困っているんだと。
そこが、難しいのに、何をサラッと書いているの?思われるでしょうけれど、
ここが私の仕事です。
でも、こういう部分を自分だけの勘に頼り、解決されちゃう強者もいます。
頼もしい方ですね。
でもやはり具体策が知りたいと思われた方は、ご遠慮なく、お問い合わせください。
では今日はここまで。
PS 今後は「浮気が終わった後の夫」にも着目していきます



