別れに元気は不要

村越真里子

村越真里子


【元気は取っておきましょう】


当方への相談は概ね、離婚を回避して夫婦関係を修復したいという方が殆ど。
でも、中には離婚を決意された方から「どうしたら離婚がスムーズに進むか」という相談も受けます。
そのような方は、トンネルを抜けた後なので、とても元気で毅然とされています。
その元気っぷりはとても良い事ですが、「相手がある事」と言う事を分かって欲しいのです。
貴女が元気だとしても、別れを切り出される方にとっては、やはり辛い事なのです。
その離婚理由が例え、パートナー側に責任があっても、それでも相手は離婚を望んでないとしたら、そんなにすぐに離婚宣言を受け入れられないのです。
そんな時に、妻の貴女が変にサバサバし過ぎていたら、どうでしょうか?
貴女は苦しんで、苦しんで、その結果、今の決意があるとしたらもう気持ちは切り替えられているとは思います。
でもパートナーはそうではない事はお分かりだと思います。
そのパートナーの気持ちに寄り添う配慮は必要ではないでしょうか?


【離婚宣言は切り捨てワードは使わない】


その離婚宣言が、貴女の旅立ちだけを伝える物ではいけません。
あくまでも、貴女も「夫の貴男と別れるのは辛いけど・・・・」という雰囲気を醸し出し、嘘でも別れは寂しいという事を言える事が大人だと思うのです。
貴女が充分苦しんだ結果の決断だとしても、貴女だけがさっさと、結婚生活から卒業するというのは、別れを言われた方からすると、置いてけぼりを食らった気持ちになります。
だから、ここは嘘でも貴女も辛いと「でも苦渋の選択をした」という空気感でお話しましょう。
貴女の新たなスタートが夫の凹みや恨みにならないように話す事を心がけましょう。
男性という生き物は、プライドを傷つけられたら敵意を持ちます。
敵意はお金という「慰謝料請求」で慰めようとする戦意にもなります。
こうなると、そこでまた時間や手間をとりますので、ここはグッと貴女の元気を夫に伝わらない方がいいです。
離婚の際には敵は作らない、これが、色々順調に運ぶ秘訣ですから、女優になって、この離婚は「私(妻)の為」という事ではなく、あくまでも「お互いの為」と話しましょう。


【子供に対する取り決めを良い物にする為に】


お子様の事の取り決めなどは、そうした方がスムーズに行きます。
例えば養育費の金額は、弁護士さんの発表する算定表によると、〇〇万円から、〇〇万円とあります。
これは、同じ案件でも、幅があるという事で、養育費は少しでも多い方がありがたいです。
互いが敵対心の中で決めると、しょっぱい数字になります。
だから、ここは塩らしく、「子供の為」という雰囲気が大事で、妻があまりに勇ましいと
夫は妻に取られるような気分になります。



【威勢は自分の為に、相手に元気を与える気持ちで】


元気になるのは 離婚をしてからで充分です。
あまりヘリ下る必要はありませんが、夫にも気持ちのいい「Reスタート」を切って貰える様、
夫を応援する言葉で送り出しましょう。
実際は「妻の私に苦労ばかりを掛けやがって」と腹が立っていても、あくまでも「貴男の幸せを願っている」と
女優になって下さい。
「別れに元気は不要、別れた後は思いっきり元気に羽ばたこう」です
では、今日はここまで。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

村越真里子
専門家

村越真里子

Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼