不倫論
【スル妻からの相談お断りをする理由】
私は普段、夫の浮気に苦しむ妻の味方という事をモットーにカウンセリングをしているので、立場上、不倫する側の女性の相談はお受けしていません。
しかし、あまり何度も懇願されるので、とりあえず「応援はできませんよ」と言う事を理解して頂いた上でお話をお伺いする事は時々あります。
その理由は「浮気する側の女性の気持ち」は参考になるからです。
特に自分にも夫がいるという女性の場合は、色々参考になります。
今回も不倫をするある女性のパターンをお伝えしようと思います。
結論から言いますと不倫をする女性は、自分の夫への愛が終わっている場合が殆どです。
だから、妻からの相談を受けるのはそういう理由です。
【浮気はしても男性は離婚をしない理由】
それに比べ不倫をする既婚男性は、殆ど離婚をしようとは思っていません。
だから、夫の方が不倫をしている立場でありながら、妻に離婚を切り出していたら、それは夫婦がかなり危険な状態だと言わざるを得ません。
でも、多くの場合の夫は、家庭を壊そうと思っていない事が殆どです(安心して下さい!)
【男性の浮気と、女性の浮気の違い】
そこで、本題ですが、これが妻側の方の浮気であれば少し事情は違ってきます。
女性は未婚であれ、既婚であれ、人を好きになったら、その人しか見えなくなってしまいます。
ここが男性と違う所で、夫のする浮気の場合は離婚しようと思って浮気をしないという事の違いです。
男性は、複数の女性を愛する事が出来ます。
それに対し、女性の場合は一人しか愛せないという不器用な面があります。
ただ、現実的な問題を抱え、女性は経済的も自立することが難しいので、離婚に至る事は少ないのですが気持ちは不倫相手と結婚したいという風に思い詰めるのが女性の特徴です。
だから仕事を持っている妻や、自活できる能力のある女性の場合は、不倫相手と結婚するかどうかは別にして
夫に気持ちが無くなると離婚を選ぶという事は少なくありません。
では、ここで、実際に私に寄せられた不倫をする側の妻の相談がどんな風だったかと言う事で事例をお話します
【事例】
その内容は「不倫相手との今後」でした。
この今後というのは、最初は言葉を濁していましたが、よく聞きと不倫相手と最近会えないというう事で、その意味を分析してほしいというのが相談内容でした。
そもそも、その浮気相手の男性というのは、私から見ると、浮気をする相手女性は、この相談者以外の女性の影も感じました。
そして、どうやらこの相談者と距離を置き始めている事に、相談者が不安になり、私に相談したという事です。
そこで、この相談者と中々会えないという浮気相手の理由を聞いてみると、「仕事が忙しい」と言う事でした。
ここは、皆様覚えておいていただきたいのですが、多忙というのは、一つの言い訳でしかありません。
思い出してみて下さい。
若い時は、例え忙しくても、何とか時間を作って恋人と会いませんでしたか?
勿論年齢を重ねると、仕事の立場や責任も違ってくるので、一概には言えませんが、それでも不倫を始めると
例え多忙であっても、何とか時間を作ったはずです。
芸能界の人気タレントの例を話せば分ると思うのですが、多忙なタレントほど、熱愛の噂が出たり、人気の絶頂期の真っただ中で結婚したりします。
だから、時間は造る物であって、暇だから恋をするものではありません。
多忙でも、会いたければ無理に時間を作って会いますし、睡眠不足になって寝る時間を削っても、女性の元に飛んでいこうといます。
逆に気持ちが無ければ、いくら時間を余していてもグズグズ言って会いません。
【仕事の多忙を言い訳にする理由】
しかし、相手の男性が相談者の誘いを断るようになって、段々、この相談者から気持ちが遠のいている感触を受けました。
詳しいことまでは書きませんが、男性が女性から遠ざかるパターンのキーワードがここにはいくつか感じられました。
また、そのキーワードには既に他の女性の存在を感じさせる、諸々がありました。
相談者には、あまりクイズやなぞなぞのような事を言う訳にはいかないので、ある程度のヒントをお出ししましたが、答えにはたどり着かない様子でしたので、結局答えを言いました。
「答え」とは、クイズでもなぞなぞでも根拠を示す必要がありますから、その理由もお伝えして答えを言いました。
こうした現実を聞かされると、誰しも動揺します。そして色んな感情が現れます。
人によっては、酷い落胆をするケースもあります。
また、私の言葉をもって、浮気相手の男性に詰め寄る人もいます。
結果的に、この相談者は立腹しました。
つまりこの相談者も浮気相手には少し他にも浮気相手の女性がいるかもしれないと薄々感じていたのでした。
でも、恐らく相談者は私に、そんな不安を否定して、何等かの応援や背中を押してくれることを期待していたのだと思います。
ここは本当に申し訳なく思います。
でも、現実は現実なのです。
どれだけ、やりきれなくなっても、それが現実です。
【相談者の本音】
本当に大切なのは、その現実を受け留め、自分がどうするか、なのです。
相談者の気持ちも分かります。
恐らく、このまま、浮気相手の心を取り戻す事が「相談の目的」だったのです。
この心情は、一般的に夫に浮気された妻と、変わりありません。
つまり、夫の心を取り戻したいという相談だったのです。
しかし、ここが妻と、実際は浮気をする女性という立場は雲泥の差があります。
この相談者の浮気相手男性(ややこしくてごめんなさい、ここからは彼氏と書きます)は、浮気夫と同じ立場だとしたら、浮気相手女性の事を軽く見ているのです。
彼氏も既婚者で家庭がありますが、ま、そんなことはあまり関係ないタイプかどうかは 私には分かりませんが少なくとも、自分が浮気をしながら、相談者も浮気をしている事を、心のどこかで軽く感じられています。
【浮気する男性の本音】
男性というのはズルイ生き物で、男は浮気をしてもいいけれど、自分の女房には許さないという勝手な考えを持っています。
だから、相談者を同じ女性とみた場合、彼氏は自分の浮気相手でありながら、この相談者を「こいつ、女のくせに自分の夫を裏切って浮気をしているんだ」と心の奥の奥で思っています。
だから、相談者の事をどこかで軽く見てます。
彼氏は浮気相手の事を「遊ぶ相手」と考えています。
遊びは、飽きたら終わります。
男性とはそんなかってなところがあるので、私が男性の相談をお断りするのは、そういう理由です。
それと同じ意味で、「浮気を気をする側」の女性の相談に乗らないとするのは、こういうことです。
【浮気する側の考えはよく似て、勝手】
浮気をする側は、当たり前の事ですが「自分本位」です。
人の事を考えず自分さえ良ければ、という心の持ち主の部分があります。
この相談者の女性には、そこに気付いて、目を覚まして欲しかった。
相談者は、本当はそういうアドバイスを求めてなかったのかもしれません。
むしろ、励まして、背中を押して欲しかったのかもしれません。
そして女性の心理というのは、この彼氏を夫のように思い、夫との関係修復の仕方を私に求めたという事です。
ここに私は応えられず、「目を覚まして本当の夫の元へ」というスタンスをとったので、相談者は立腹したという事です。
ね?浮気をする人間って、男女を問わず、自分勝手なのです。
家庭を守り、夫との浮気に苦しんでいる妻の方を、男性は大切にしているのです。
この彼氏の場合は、自分の浮気を棚に上げ、相談者が女性でありながら、家庭をおきざりにしている相談者を心のどこかで軽蔑しているのもしれません。
それが、遊びと言う事であり、セフレと言う事です。
【現代の浮気事情】
世の中の女性の皆様、昨今は男女の差別はないとされている平等な時代です。
でも、男女は「質」は同じではないのです。
この彼氏も浮気をしてます。そして相談者も浮気をしてます。
でも、これは同じものではないのです。男女は浮気の質が違います。
妻の皆様、貴女は夫から尊重されています。
それだけは忘れないでください。
【妻へ告ぐ、元気を出して下さい】
夫の浮気相手女性より劣るという事はありません。
夫の浮気相手も角度を変えれば、気の毒な人かもしれません。
男性の玩具にされながら、真実の愛を相談者は求めたのですから。
浮気をする既婚女性の方へ言いたい。
貴女の家庭がどんだけ冷え込んでいても貴女の夫が離婚を言わないのは貴女を大切に思う部分があるからです。
そして、浮気をする既婚女性に対しては、彼氏男性は、「帰る所のある女性」として遊び相手になり、ひとときを過ごしたに過ぎません。
男性は女性と違い浮気相手に誠実なんて求めていないのだと思います。
だから、浮気をする既婚女性、貴女は彼氏から大切にされていませんから、その人がいつ、裏切るかもしれないという心の準備だけはしておいてください。
以上、浮気をする女性には冷たい相談回答になったかもしれませんが、これが現実です。
では今日は、ここまで。