アパ不倫 Vol2
芸能人ネタのミーハーでごめんなさい。
またもや東出昌大さんがやらかしました。
2年前の不倫で自身は家族を失い、仕事も失い、今回は事務所も解雇のような形になったそうです。
まず離婚をしていいるので、今回は不倫ではありませんが、前回の件でCM等を失った事で、違約金などを所属事務所が肩代わりし、本来はそれを返していくという段階なのです。
その時に、女性をロケ先のホテルに呼んだだけではなく、仕事の情報漏れを起こし、関係各所に多大な迷惑を掛けたという事が本当の問題だったと思うのです。
そしてその次に問題の本質は、この東出さんが、こういう事に対してとても鈍感であるという事です。
離婚をしているので彼女が出来るのは問題ないにしても、別れた子供達への養育費が一人、1万円という事は、東出さんの仕事や収入が減っている中での、元奥様である女優の杏さんの思いやりかもしれません。
また、逆に東出さんが収入が少ない中でも1万円だけでも払う事が子供と会う権利を確保しているのか、事実は分かりませんが、こういうコロナ時期に女性を呼び寄せているという軽率さに周りは呆れているのだと思います。
でも、これを常識論や人の道としての道徳論に話を落とし込む事に無理が出てくるのだと思うのです。
「分かっちゃいるけどやめられない」という事か、「なんにも分かってない」なのかは分かりません。
でも一つ言える事は、色んな世の中のルールよりかは、己の欲求に逆らえない人が東出昌大さんなのです。
女性と会いたい、話をしたいという事だけなら今はPCのリモートで叶います。
でも、東出さんは、リアルに会いたい人なのです。
つまり、ぶっちゃけ言うと、多分セックスがしたい人なのでしょう。
それはバーチャルでは満足しない人なのです。
そういう欲求に負けてしまう人なのです。
もっと言えば、事務所にバレるかも?とか、それにおいて仕事を失うかも?とか、何なら、これまで自分を支えてくれた家族や、関係者を踏みにじる事になるかも?
とかの、想像力が働かない人かもしれません。
でも、もしかしたら、想像は出来たけれど、「バレないだろう」と世の中を舐めていたのかもしれません。
と、いう事はそういう世の中の常識を守ろうとする人か、そうじゃない人かというと後者だと思うのです。
それは何故かと言うと「何よりも自分の欲求が一番」の人なのだと思います。
よく人は、「知らない内にこうなっていた」と言う人がいますが、そんなことは殆どありません。
私は人生は究極の2択だと思っています。
例えば何かを選ぼうとする時、多くの選択肢があればあるほど、その中で、絞り込んでいるはずです。
そしてその絞り込んだ数種類の選択肢から、最終的には残すのを決められます。
でも、殆どの場合絞り込んだら、最終的には2つに絞り、その2つからどっちにしよう?という選択をしています。
スーパーマーケットに行き、リンゴを買う時、多く並んでいる中で、最終的には「どっちにしようかな」と迷います。つまりこの時点で、目に入ったリンゴは右か左かで迷っているのです。
これが、コロナに関係なく、手に持って重さもしっかりあり、裏も表もチェックできるなら、判断はそちらになるでしょうけれど、それでも、恐らく最終の選には2つをエントリーしているはずです。
私も若い頃、元夫が浮気をして、それを終結させる為に、色んなルールを作りました。
当時は携帯電話もGPSも何もなかったので、何かでチェックをする事は出来ず、ひたすらルールと罰則で縛る事しかできなかったのです。
例えば、不倫をしている時期は、お金の浪費も激しくなると、それはお小遣いを管理するというルール作りをしました。それに違反すると減額するというペナルティーも作りました。
また時間管理に関しては、それまで不倫中は残業と称し、仕事を口実にしていましたが、浮気を止めさせた後は、毎日、帰る前に、仕事が終われば電話をしてきて、と頼みました。
私はそんな帰るコールを貰う事で、真面目に家族の事を考えてくれているのだと自分を安心させていました。でも、こんなのは、どうだってごまかせるという事です。
ルールで縛ればルールを破る方法を工夫するようになり、結果的に、元夫は、妻の私が科せたルールを破る事に腕を上げてしまったという事です。
イタチごっこです。
じゃ、どうしたらよかったかというと、やはり本人の自覚しかないという事になります。
よく浮気相手と、別れられずに、連絡を取り合ったりする事を何度か繰り返す元夫に、その理由を聞けば
「ダメだと思いながら相手から連絡が来たら、つい・・・」というような事がありました。
そうなんです。誘われたら、一瞬は「悪い事だ」という認識は頭をよぎるのです。
でもその認識を抑え込む物、それは何かというと、その「欲求」が勝つか、欲求を抑え込むかなのです。
また別のタイプの人もいます。
いくらルールを作られても、妻の前ではルールを守ると約束はしても、実際は守る気持ちなんて、さらさらないという人もいます。
これはもう、悪質というか、余程止められない理由があるか妻を舐め切っているかのどちらかです。
このタイプの男性はちょっと、横に置いて、今回は悪いと分かっていながら止められないという自分の欲求に負けてしまう男性の事について考えたいと思います。
でも、ちょっとその前に、また私の昔話に少しお付き合いください。
私は、浮気防止に対して、元夫をルールで縛ったと書きましたが、当時私が最も分からなかった事は、
「その時は欲望に負けて、私とのルールを破る方を選んで、それがバレる事は怖くなかったのか」という疑問でした。
ちょっと、解説すると、例えば浮気相手と内緒で会う事を選んで、私にバレた時の事は怖いと思わなかったのか?という事がずーっと疑問でした。
でも、これを理解するには、このカウンセラーという仕事をしてからという長い時間が掛かりました。
妻の私が科せたルールを破り、それでまた、家庭に帰って来るのは、怖くなかったのか?と真意が私には理解できませんでした。
しかし、この結論は 私の「前提」が間違っていたと気付いたのです。
つまり、妻にバレたらどうしようという事は、「嘘を付けばいい」と言う考えがあれば、またごまかせるのです。
現に色んなごまかしを言われて、ルールを破られている事は気づきませんでしたから。
つまり、私との約束を破る事に罪悪感がないのか?
バレる事が怖くないのか?
そんなルールがあるのに、何故、破るのか?
これらの事へ私の疑問が生じる理由が分ったのです
ルールは守られる、いや守ろうとするだろう・・・・・という私の前提が違っていました。
この前提を変えたら、全て見えてくる事がありました。
ルールを守るつもりがない、という前提に立つと、どうやってルールを破った事をバレないようにできるか、という事が前提であれば、そこは方法を工夫するだけになります。
しかし、私はルールを科せた事で自分を安心させていたのだと今なら分かります。
そういう意味で、元夫は、そのルールを守ったように信じ込ませる事が、両者共々の落ち着きどころだったという事だったのです。
基本的にはその為に、一杯嘘を付かなければなりませんが、そもそも不倫は嘘の塊ですから、そこは大した問題ではなかったのだと思います。
・・・・という事で、総合して言うと、ルールは守られてこそ意味があります。
しかし、守ろうとする意志がない限り、それは絵にかいた餅。
つまりルールを守るという事は、余程常識外れのお仕着せでない限り、パートナーを尊重しているという事です。
だから結論から言いますと、私は尊重されていなかったという事です。
でも、今にして思うと 私を軽々に考えていたという事ではなく、それ以上に元夫は自分の欲求の方が大事だったという事です。
これは、今ならよく分かります。
当時の元夫は、若いのです。
若さと言うのは色んな事が、溢れています。
それを、意識化のルールを科せても、肉体的なパワーには勝てません。
このように肉体から湧き出る欲望という事に、人間の精神力などは弱いものです。
今日の最も訴えたかった基本理論は、「肉体の欲求には精神論は勝てない」です。
そして、いつも人生、二択という意味では、ルールを守るか、守らないか、の分かれ道に来た時、
人間は、肉体の欲求に忠実であるという事です。
それに対して、家族がいるから、とか、貴男は子供達の父親でしょ、とか、妻の私をどう思っているのか、なんて問いは、ルールを守ろうとしている人には意味がある言葉ですが、ルールを守ろうという意識が弱い人には、何の役にも立ちません。
では、もう少し掘り下げて考えると、何故、妻の敷いたレールと言うかルールを守る事に意味を感じないのか、となると、それは浮気問題の事だけではなく、夫婦の間に存在する他の問題があるのだと思います。
どうしても浮気問題に焦点を当てたくなることは分かります。
でも、浮気の無かった平和な時期もあった訳ですから、そこから、浮気問題の今に至るまで、何等かの理由はあると思うのです。
何もなかった頃の夫婦と、問題が生じた現在。
この間には、きっとその段差の原因になる事があります。
この段差の原因が何なのか?に注目しなければ、浮気問題だけでは、原因が分かりにくい。
よく、私に相談される妻で、夫とは子供を産んでから、10年以上も没接触という妻の方がいます。
そして、今後の具対策を問われる中で、「セックスレスはありますが、それはそれとして」と言われ、
「それよりも夫の心を振り向かせるのはどうしたらいいか?」と問われますが、貴女の夫が、「心よりも、今は身体」というタイプだったとしたら、貴女の思いは届きません。
女性が望む心の交流と、男性が望む心の交流とは、意味が違います。
男性が重視する事と、女性が重視する事の違いがあるように、「第1番目」が違うのです。
特に男性は、女性徒違って生理現象が伴いますから、それが満たされてから、やっと心の安泰なのです。
衣食足りて礼節を知ると言いますが、夫婦の間には、基本的欲求が叶えられてこそ、心の充足が得られるのです。
だから、妻の要求と、夫の要求の違いを理解するには、基本的要求が何か?お互いに知る必要があります。
セックスレスの問題を横に置いて・・・・と思われる気持ちの奥には何があるのでしょうか?
自分の夫は淡白だと考えている妻は、淡白でないと都合が悪いのです。
また夫側の意見で言うと、淡白と妻に思わせる事が作戦なのです。
でも、その前に、妻の貴女が夫を淡白だと思いたい理由があるとしたら、それが夫婦にとっての本当の問題なのではないでしょうか?
という事で、今日のテーマから少し離れますが、「人生は二択である」としたら
人間は、ルールを前にして、ルールを破ろうとするのか、守ろうとするかの、2択の時、
その分かれ目になるのは何かという事を考えないといけません。
という事で、今日はここまで。