不倫後の夫婦修復
若い頃、あれだけ胸をときめかせて結婚した人、それが今は色あせた・・・と言う人は沢山いるでしょう。
でも、それって、夫も妻も同じように年齢を重ねているのですから、お互い様です。
しかし、そんな経年劣化とは別で、夫が浮気をして、本気の謝罪もない。
つまり、浮気の始末は大切です。
何故なら、浮気は裏切りなのですから、夫にすれば単なる過ちと言いたいでしょうけれど、
浮気って、何なの?と、きちんと気持ちの消化が出来ないまま、
仕方なく、家族の為、生活の為に夫と生活を続けるハメになった妻。
妻が欲しがっているのは、浮気をした事の夫の気持ちの答え合わせなのです。
妻にすれば、自分を裏切ってまで、やりたかった浮気って、夫にとればそんなに値打ちのある物?という疑問が残ります。
また、別のタイプでは、妻は日ごろの自分の怠惰な点を反省し、夫に対しても女性としての接し方をどこかに置いてきてしまったと
自覚のある妻は、自分を責めたりします。
そんな風に、夫の浮気の目的や、妻を泣かせてまで実行した浮気の正体って、妻には何も分からないまま混沌とした日々を過ごします。
そこで、何とか日にち薬で、乗り越えようと思う事が出来ても、時折フラッシュバックのように蘇る不安や怒り。
こういった気持ちっていつまで続くのでしょうか?とよく問われます。
そしてもう一つ、最も苦しいのは、夫に対して見損なってから、この先、その夫をどう愛していけるか、です。
つまり、浮気で夫の底が見えてしまったのです。
夫が名誉挽回の努力をしてくれるならまだいいのですが、そういう問題ではなく、夫をフィルターを掛けて見ていた妻の目が覚めたと感じる場合、妻は自分の見る目がなかったと思う事が、実は自分の判断力が、これからの人生、全ての事に影響が出るように思ってしまいます。
でもね、起きてしまった事は仕方がないのです。
いくら自分の見る目が無かったとしても、結婚してしまったから、仕方がないのです。
今更、時間を戻して、結婚前に戻る事は出来ない訳ですから、出来ない事を言っても仕方がないのです。
ここで仕方がないという言葉を3回連呼しましたが、実はこの仕方がないという事が分れば「仕方はある」のです。
要は、いつまでもどうしようもない事を、思ってもらちがあきませんが、このどうしようもない事を悔やむのではなく
何かできる事はないかと、次なる対策(仕方)を考えてみる事・・・・これを仕方はあるという事です。
ですから、仕方がないと思う所から始める仕方探し。
これが対策です。
仕方がない・・・で終わると、絶望しか生まれません。
でも、仕方がなかったけれど、だからこそ、今からどうする?と自分に問うて欲しいのです。
家族をつなぐ気持ちが、愛情や信頼、尊敬である事は、素晴らしい。
それが最も理想的です。
でも若い頃の貴女が、夫の全てを見抜ける力はなかったのは当然なのです。
また、若くなくて、そこそこの年齢で結婚をしたとしても、それはその時のご主人に惹かれた訳ですから
それは、その時の選択だったのです。
そんな風に考えると、貴女は その時、その時で、自分なりにはベストな選択をしてきたのです。
でも時間が経てば、形あるものは劣化します
いろんな経験を経て人は変わる。
貴女と結婚した夫は、自分でも知らないくらいスケベだったのかもしれない。
そのスケベな自分の事を相手をしてくれない妻だと分かったのは、結婚後だったのです。
また、貴女は貴女で、若い頃はエッチをするのが愛情の一つと思っていたのに、案外結婚したら
エッチをするのが好きじゃなかったと気付く妻もいます。
中には、夫が家庭の中で妻を思いやらず、子供にも関心を示さないと分かった途端に、夫が夜だけ求めてくる事に
応じてやる物か、と言う対抗心で、セックスレスを自らの手で生んでしまう妻だっているのです。
いいですか、長い間、セックスレスになると、理由は何であれ、夫は拗ねます。
そして妻はセックスをする事が億劫になります。
そこで、夫の浮気を知って、手のひらを返して夫に心身共に寄り添いたい・・・・・
単刀直入に言うと、妻も自分の冷たさを反省し、もっとセックスをしたいと言った所で、夫にすれば「何を今更」になります。
そして、何よりも、妻は女性の口からセックスをしたいなんて、恥ずかしくって言えないのです。
そんな関係性を生んでしまった後からでは上手く行きません。
だから、仕方がないから諦めなさいとは言ってませんから、まだ、慌てずに読んでください。
いいですか、ここまで、私は先が読めているのです。
なので、絶望的になる前に、回避する事が分かるのです。
だから、貴女の今の現状を嘆くだけでは問題解決にはなりませんが、最悪かそうでないかくらいは分かります。
そういう意味で、とにかく立ち止まり、現状を把握しましょう。
そこから分析です。
夫に対して思っていたベールが剥げてしまっても、もしかしたら、今までの方があばたもえくぼで見ていたからかもしれないのです。
そんな風に考えると、等身大の夫の姿が見えてきます。
「なぁ~んだ」と思ったところで、別に家族は愛だけで繋がっているのではないのです。
それは貴女が一番よく知っているはずです。
夫の浮気を知り、頭によぎった離婚の文字。
でも、それは直ぐに貴女は打ち消したはずです。
「まだまだ子供が小さい」
「妻だけの収入では食べていけない」
「離婚をしても住む家はどうするの?」
これって、打算的に思うかもしれませんが、決してそうではありません。
結婚したら、当たり前に手に要れる事ですし、それが目的ではないにしろ、結婚した結果、子供も授かり、家計も生まれ、貯金をして家を持とうという目標に突き進んでいくのです。
だから結婚生活を失うと、上記の物を同時に失うという恐怖心は当たり前なのです。
でも、もう結婚によって、生み出してしまった物を、維持していくというのも結婚の意義でもあります。
だから、信頼を失う出来事が起きても、全てを失っても夫だけは失いたくないという気持ちも分かりますが、結婚をして、生まれた事を
信頼感を失ったからと言って、全てを投げだすのは嫌だという気持ちがあるから、離婚をしないという選択をしたのです。
その選択をした後、でも信頼できないと嘆くことはありません。
何度も言いますが結婚を構成するのは、信頼感、一つだけではないからです。
では 信頼感を失った後の人生、これからどうしたらいいのか?という事は、十人十色ですから、一言で言えない事は理解下さい。
ここからが、その人それぞれのパーソナルな部分ですから、そういった事を、もう一段掘っていく必要があります。
ただ、一つ言えるのは夫の浮気の正体が分析出来たら、少なくとも、1段階乗り越えた証拠なのです。
この成功体験は今後の人生の自信に繋がります。
こうして、時分なりの成功を1段づつ乗り越えるという考え方をしましょう。
では、今日はここまで。