夫婦なのに、何故、分かり合えないのだろう
京都市の豊田恵美市議（41）が9日、事務所職員だった夫がけがで働いていない期間に、政務活動費から給与を支出した疑いがあると週刊文春が報じたことについて、妻の市議が反論の記者会見を行い不正支出を否定した。
暴露の内容はともかくとして、何故夫が妻の名誉を傷つける事になる暴露をしたか、という事です。
そもそもがこの夫婦には離婚の話があって、今は離婚調停中という事です。
こうした場合、離婚を申し立てた方が有利に運びたいという意図があり、妻の人間性が如何にひどいかという事を公表し、夫の主張が通したいという事だと思います。
だから実際に不正支給を受けていたかが問題ではなく、「妻はそれほど、悪い人間だ」という事です。
本来離婚調停まで行ってない時は、家庭の中でやってくれ、と言う話ですが、この夫婦は既に別居中とも言われていて、こうなったら暫く暴露合戦が続くと思います。
よく、私の所に寄せられる相談は、夫が妻に対して離婚を言い渡し、それをどう回避したらいいかと問われます。
私はこれまでの経緯を聞いて、今の夫婦の状態を聞けば、その危険度チェックと言うか、夫の言葉が本気か脅かしかくらいは区別がつくし、本当に離婚になる確率が高いかそうでないかは、予想が付きます。
普通、夫婦は家庭の中で、喧嘩をしていても、外ではお互いの事を、そこまで悪くはいいません。
嘘でも妻の事を庇ったりしますから、豊田貴志氏のように、ワザワザ公にするというのは、もう妻の事を憎んでいるとしか思えませんので、これは離婚をするしかないと思います。
こうして、夫婦の間でどれだけ憎まれ口を叩いても、相手の地位も名誉も傷つける事を言うのは他人でも中々出来ません。
よく夫の不倫相手が勤務先の同僚である場合、勤務先で浮気相手を待ち伏せしていて「私の夫にちょっかい出さないで」と直談判する妻がいます。
これが効果があると思っているのは夫が妻である自分を最後は守ってくれるという自信があるからなのですが家庭の中では妻を罵っていても、勤務先にまで押し掛けるとしたら、もう夫も妻の事を守り切れず、浮気相手の方に加担する事は多々あります。
つまり、最後は夫の名誉くらいは守ってくれる妻であってほしいのに、それすらも剥奪しようと激高する妻は夫も恐れをなして、逃げ腰になります。
大事な事は、それをした後の事を考えないといけません。
その後も夫婦が一緒に暮らして行くなら、腹が立ったからと言って、何を言っても、何をしてもいいとは思いません
そういう意味では、夫が引くほど、妻が感情をぶつけたら、逆にその後の修復が出来なくなるという事もあるので、絶対に感情任せの行動はしてはならないとわからないといけません、
その後、離婚をするなら、なおさら有利に持っていく為に言動は慎まないといけませんが、離婚をしたくないなら、一層慎重にしないといけません。
と、いう事で感情任せの言動は、成り行き任せと言って、何も考えてないという事になります。
どんな事でも、何か行動に起こす時は、それをしたらその後どうなるか、という事を考えないといけません
それを考えた結果、もうどうなっていいやというならまだしも、離婚は避けたいと思うなら、少なくとも夫の面目丸つぶれまでの恥をかかせたら、夫の気持ちは、それまでは単なる浮気でも、浮気を反省するよりも妻と結婚した事を反省するようになります。
と、いう事で、夫婦の修復も何もいらない、夫に恥をかかせたらスッとするという感情だけを優先するなら、
文字通り、どうなってもいいのでしょう。
でも夫とはその後修復したいけれど、夫をズタボロにすると、夫はその時にじっと耐えてくれた浮気相手に感謝するような感情が生まれます。
妻の貴女が腹いせを言って、気持ちはスッキリしても、そういう妻の所に心を戻そうとは夫は思いません。
という事で妻はいくら腹が立っても、夫とのやり直しを望むなら、少しでいいから、気持ちの隙間を残しておいてください。
でも、ま、言いたい事が言える強さがある妻は、本当は羨ましいな。
多くの妻が言いたい事の半分も言えずに堪えているので。
言いたい事を、あとさき考えずに言ってしまう。それもある意味、ストレス解消にはなるでしょうね。
では今日はここまで。
