「夫の本音、心の中は?」
昨日は「大人になると生理現象の話はしにくい」というテーマについて書きました。
今日は その続編です。
夫の気持ちが分からないというのは、長年連れ添った奥様程、そう言います。
実際、私も離婚して、やっと落ち着きを取り戻した時に 何を思ったかというと
私は結婚している時には何も夫の事が分からなかった、という事です。
そして離婚してから、結果的に分かった事は、「やっぱり何も私は夫の事を知らない」という結婚生活だったと思うのです。
でも 私は最初から、何も分からない人とは結婚もしませんから、恐らく結婚当初は夫の考えている事は分かっていたのだと思います。
そして、別に考えだけではなく、恐らく思考回路とか、夫の見つめている先とか、好きな事とか、分かっていました。
だから、人間、こういう根幹となる部分は、変わらないし、私とではなく誰と結婚しても変わらない部分だと思うのです。
でも、結婚生活が長くなるに連れ、段々、この人は何を考えているのだろうと、わからない事が増えていきました。
そうなんです、時を経れば経るほど分からないというのは、本当は分からないのはなく 私が 夫の考えを認めないという事の部分だと思うのです。
人間は 自分が理解してもらえないという事は段々話さなくなります。
ましてや理解どころか、妻に反対されている事で、尚且つ夫が止められない事なんて 話せるはずがないのです。
それでも、時として その妻が嫌がる事を、夫がしているな、と分った時は 「夫の考えが分からない」という事になるのです。
つまり、妻が反対しているような事は、普通はしないはずだが、それなのに、夫はその事を止められないという心理が分からないという事になるのです。
これは、分からないというより、そんなことをする神経を疑うわ、という事に他なりません。
だから、本当の事を言うと、夫の考えは妻は分かっているのです。
でも、許せない事は、妻の理解を超えるという事なのです。
と、いう事は この解決策は何かと言うと、まず妻が、許せないという気持ちを横に置いて欲しいのです。
妻が許せない事を、認めなさいとは言いません。
一時的で良いので、一旦、夫のしている事や、やめて欲しい事を、ちょっと、妻の感情を捨てて、横に置いて欲しいのです。
そして、貴女の夫は赤の他人と、一旦、お考え下さい。
何なら、貴女の親友の夫と言う風に置き換えても構いません。
その上で その友人の夫がしている事を、貴女はその夫の妻の友人として、私情を抜いて、赤の他人として客観視してほしいのです。
そうしたら、貴女は親友の夫の考えている事は手に取るように分かるようになります。
そして、貴女は親友に色々アドバイスも出来るようになります。
要するに、他人事なら見通しが善くなるのです。
つまり、自分の私情を抜くと、親友の夫が、どうなろうと、正直言って貴女には関係ない話なのです。
無責任な言い方ですが、貴女に火の粉が掛からないとなると、貴女には防衛本能がはたらかないのです。
要は、貴女の夫だと、貴女の神経をすり減らす出来事であっても、親友の夫なら、被害は被らないという事です。
冷たい言い方ですが、やはり自分に被害を感じるときだけ、夫の考えている事が分からなくなりますが これは実際に分からないのではなく
貴女が それを認めていないという事で、認めてない事は この世に在ってはならない事と言う感じです。
どうでしょうか?
これで問題解決したとは言えませんが少なくとも、夫の心を知ろうと思えば、まずは妻である貴女の考えはさておき
夫の考えだけをストレートに直視してほしいのです。そしたら少なくとも夫の考えていることくらいは見えてきます。
問題解決はそこからです。
貴女は拒否したい事。認めたくない事。それが妻に反対されてもやりたい事という夫の希望なのです。
希望だから、誰かが反対しても、別に夫は認めて貰おうとは思っていません。
だから、貴女に理解をしてもらう努力もしません。
なので、貴女だけが、夫を理解しようとしなくてもいいのです。
夫の考えを知りたい・・・・この疑問はこれで解消できるでしょう。
でも、本当の問題は 妻の貴女が許せない事を夫に止めて貰いたいので、やめて貰う方を知りたいのですよね。
それは残念ながら、誰も同じじゃないし、内容によっては、複雑な事もあります。
なので、夫の考えている事が分からないという点においては、まずは、客観的に、他人として眺めてみる、でした。
そしてその結果、貴女がどうしても譲れない事をしているとなれば、後は交渉を互いにどこまで譲れるか、になります、
その内容によっては、許しがたい事もあるでしょうけれど、それこそが、個別の案件になるのでしょうね。
今日のおさらい。
夫の心を知りたい時は 親友の夫と考えてみるべし。
以上、今日はここまで。