大人の性教育
よく夫の気持ちが分からないと言われます。
夫は何を考えているのか、教えて欲しいとも言われます。
大人って、ややこしいですね。
例えば子供を産んで、ママになったら、赤ちゃんの気持ちはわかってましたよね。
本気で泣いている時と抱いて欲しいと甘えて泣いている時の違いは分かります。
直ぐに抱いてあげられない時も、ちょっと待ってねと声掛けをしながら、用事が済めば抱き上げたら、ニコ~と笑う現金さに
こちらまで、嬉しくなったものです。
そして3,4か月の頃の赤ちゃんは ア~とかウ~とか、アギュ~とかオーオーとか、色んな声を発します。
私はその頃の赤ちゃんが大好きで、ベビーカーの中の友人の孫に話しかけると、その赤ちゃんが返答し、会話が成り立っていた事に
友人は驚いていました。
つまり、孫ちゃんは独り言を言っているのではなく、赤ちゃんなりに話しているのです。
だから、その話に、こちらは返答してあげると、必ず、返答のように応えてくれます。
赤ちゃんは当然、言葉で話せないから、泣いて欲求を訴えます。
お腹が空いた、眠たい、または眠りから覚めた時も、ママを呼びます。
泣き声の殆どは生理的欲求ばかりです。
でも時には、赤ちゃんは、独りで、自分の拳を見て、あ~あ~と声を出している事はあります。
ご機嫌がいい時は、赤ちゃんだって、話したいのですね。
私は当たり前ですが、赤ちゃんと会話?をしていたら、だいたいの事は分かります。
不思議ですよね、言葉が話せない赤ちゃんの考えの方が分かるだなんて。
赤ちゃんの泣き声は生理現象ばかりだからと思われるかもしれませんが、言葉が必ずしも必要としない事もあるとこ言う事に気付いて下さい。
その意味で言うと大人にだって生理現象はあるのです。
しかし、その生理現象は大人になると、お互いに特に何故か妻には伝え難いものです。
何も、夫の生理現象の極み、浮気を許してあげなさい、とは言いません。
でも生理現象があるという事は理解をして頂いた上で、いくら夫の気持ちを知りたいと言っても、夫側も自分の欲求の話など
妻に正直に話すはずもないのです
夫の心が分からないという妻
その妻から、気持ちを知りたいと夫に訴えても、夫には後ろめたさもあれば、自分の正直な気持ちなんて言えるはずはないのです。
ましてや、一度か二度にしろ、妻にスキンシップを取ろうとして、拒否られた経験の結果、他の女性にその生理現象的な付き合いをしている事なんて
口が裂けても言えません。
そう言う意味で、夫のきもちが分かりません、と妻が言ったところで、そりゃそうです、としか言えません
夫の気持ちの答えは単純です。
しかしその答えを妻が認めていないという事が奥にあります。
だから話せないというより、認められない事への発言はしにくいのです。
要は否定されると分かっている事を、ワザワザ発言する、余程の鉄の意思がない限り、自分の考えを話せるはずがありません。
そんな風に書くと、妻は否定をした事はありません、という声が聞こえて来そうですが、自覚がないだけで
恐らく夫の言葉や考えを否定している事が過去、あったかもしれません。
だから妻から夫に何でも考えている事を言って、と言われても、否定されたという気持ちで夫の心にブロックが生じています。
妻が否定したというのは、何も言葉でしたという事ではありません。
目から態度から、後ろ姿の背中から、と言う風に、言葉以上に物語るという事があります。
だから、言葉だけを求めてはいけませんし、言葉が真実であるという保証もないのです。
言葉以上に、受け入れ態勢は、空気感で伝わりますし、そもそも、夫の本音が認められるとは思っていません。
夫に対して、浮気を止めて、とお願いするのは簡単です。
でも、その妻の願いと引き換えに、夫の生理現象の欲求はどうしたらいいのでしょうか?
ダメ出しだけでは根本的な解決にはなりません。
大人になると、生理的欲求の話は恥ずかしいものです。
ましてや、浮気問題が絡むと、後ろめたくて、どうしても口が重たくなるものです。
夫に気持ちを聞く前に、夫の生理現象にも心を配り、その浮気を止めさせた後の、妻の思いやりのある受け皿をどのように
表すか、そのギブ&テイクも提案する気持ちも必要ですね。
では今日はここまで。