仮面夫・・・高知東生
今日はコロナで変わった浮気事情についてお話します。
よく相談者が言われる事に、「妻に浮気がばれたので、もう浮気相手と会いにくいだろう・・・・だから浮気は止めるだろう」と仰います。
これは、ある意味、間違っていますが、ある意味正解です。
では、その間違いはどこか?
1、浮気が妻にバレたから、浮気を止めるというのは妻の描いた方程式に過ぎない。
では、ある意味正解とは?
2、妻にバレたから、浮気相手と会い難くなった。
この観点から言うと、1の妻にバレたから浮気を止めるという、根拠はありません。そもそも妻にバレて良心が痛む人は浮気はしない場合が多い。
但し、世間では、妻だけではなく、芸能人のように、週刊誌に記事にされ、世間にバレて仕事が出来なくなることとの天秤にかけた場合、妻にも世間にも謝罪をして、浮気を止めると公言して、仕事という命をつなぐという事はあります。
つまり、有名人は、社会的な評判と直結しているので、妻にも謝り反省をし、息を吹き返すという事をします。
しかし、一般人の場合は、不倫が例え社内にバレたとしても、仕事までを失う訳ではありません。
何と言っても男性は仕事をしていかなければならないので、仕事を失う事は、致命傷になります。
それと浮気を天秤計りに掛けるという事です。
そうなると、例えば夫が会社の同僚や部下と不倫をしていて、それで会社側に通報したとしても、せいぜい人事移動で引き離してもらうような嘆願くらいしかできず、これも会社のカラーによっては、家庭内の事と一蹴されることもあります。
そうなると、会社に夫の浮気をバラシて、不倫相手と引き離して、処分をされたとしても、夫の降格とか、減給とかの煽りを受けるのは、自分たち家族だという事になります。
そこまでしてでも、例え給料が減ってもいいと考える覚悟があるなら、そういう風に社内だけでも引き離すという事は効果があるかもしれませんが、専業主婦などの場合は家計に響くので、会社にこういう不倫相手との引き離しを嘆願する事は、もろ刃の剣になるという事なので、やる限りはその覚悟が必要なのです。
もちろん、お金じゃないのよ、と思える方は、夫の出世が遅れ、生涯収入に響くという覚悟があるなら、会社への嘆願も妻の精神的安泰の為には効果があるかもしれませんが、それをすると、夫から恨まれるという副作用が起きるケースが多いのです。
もちろん、そんな夫からの副作用なんて、「夫自身、自分のまいた種で出世が遅れても当然」というくらい強気な妻は、それでいいのですが、夫からは冷たくされたくないし、お給料が減るのは困るという方は、逆に夫から、「それをするなら会社を辞める」と脅かされてしまうのです。
つまり、妻のやり方が会社へ公表し、何なら処分をしてもらうという「夫への脅かし論法」である以上、貴女も夫から脅かされる事になるのです。
でも、貴女が夫と話し合っても、浮気を止めてくれない場合は、つい強気で「それなら会社へ不倫の事を言うわよ」という風にしびれを切らして、言ってしまうと、実際に会社に言わないまでも、貴女が夫に嫌われる種をまいてしまう事になります。
そういう自分の発言に気が付かない妻こそ、夫とは、こうした話し合いの中で、口論が絶えなくなり、夫から、妻に対しては愛情を持てないという脅かしを、言われてしまう結果になります。
そこで、初めて、怖気づくという事になります。
こうなると、私がいくら、浮気相手と別れさせる対策が最優先だと言っても怖気づいているので、怖いのです。
「そんなことをしたら、夫は妻の自分をもっと敬遠するのではないでしょうか?」と、そこで、初めて夫との溝に恐怖を感じる訳ですが、いやいやいや・・・・・夫は浮気相手と別れさせるような事をする妻をそこで嫌いになるのではないのです。
そこじゃないのです。
そういう浮気相手と別れさすという、ノウハウも持たないまま、方法も知らないまま、出来もしない事を言って、夫を脅かす妻の性格が嫌なのだという事です。
でも、中には 「出来もしない会社への通告」ではなく、出来てしまう妻もいます。
そういう後先を考えずにやって、それを夫に告げて脅かす妻には、基より心が離れている場合が多い。
こういう夫の浮気を知っても、嘆き悲しむというより、怒りに任せて、あとさき考えずに行動をしてしまう妻が、基より溝があると考えるべきなのです。
だから、これだけは、どなたにも言いたい。
夫の浮気を潰したら、夫が妻への愛情を持たなくなるのでは?という考えは、妻が自分のしている言動に気が付いてないからです。
その上で、浮気相手と引き離す事が妻に愛想を尽かすことだという間違った決めつけ。
これが、問題を益々、解決できなくさせているのです。
この、コロナ禍の中で、浮気相手とは、中々会えないだろうから、距離が出来ているはず、というのも妻の決めつけ。
中々会えないから、浮気も、自然消滅するのでは、と言うのも、間違った決めつけ。
会えないから、会おうと工夫をするのです。
これまでの頻度で会うのは、物理的に厳しいからこそ、次に逢えた時は喜びひとしおなのです。
今、秋篠宮眞子様も、何故、あんなに、長い間、逢えていない小室圭さんとは、何故再び結婚宣言をしたのでしょうか?
それは、逢えないとは言え、今の時代ですから、ZOOMやフェイスタイムと言ったツールで会って話をしているでしょう。
一般の女性なら、逢えない期間が何年も続くと自然消滅する可能性もありますが、そこは温室育ちの眞子様ですから、
小室圭さんの、お言葉だけで、二人の仲を継続させているのでしょう。
いや、むしろ、逢えないとか、世間のバッシングとかが、余計に二人のチームワークを強くさせるのでしょう。
言わば、現代版の「ロミオとジュリエット」の「ロミジュリ状態」です。
貴女と夫が、話し合いの末、つい、喧嘩状態になるとしたら、夫は貴女を煙たがって、寝室を別にしたりもします。
そこで、何が起きるかと言うと、夜の寝る前や、独りになれる時間が出来ると、必ず、チャットくらいは、浮気相手と交わしているはずです。
要は貴女の話し合いは、何の役にもたっていない、むしろ夫を一人の部屋に逃げさせることになり、夜な夜な、浮気相手と、メールやLINEなどで「おはよう、おやすみチュッ!」の、やり取りをさせる時間を与えてしまっているのです。
逢えなくさせたら、余計に、隠れてでも会える機会を作ろうとするのが不倫同士の考える事。
逢えなくさせたから、別れるだろうというのは、妻の希望的観測。
妻からの妨害という障害があればあるほど、それを乗り越えようとする、障害物競走になっているのです。
こういう不倫の構図を何も分からずに、会社へ告げたり、浮気相手へ連絡を取ったり、携帯のアドレス帳を削除させても、
それは、貴女の希望的観測の上に成り立つことであって、やっている事は、全く逆効果なのです。
今、コロナは、確かに、不倫する人たちには、障害になっています。以前の自粛期間などは、簡単に逢えなくて困っていたでしょう。何故なら、浮気は蜜以外なにものでもありません。
だから、逢えないのは当然ですが、だからと言って、不倫が減ったという話は聞きません。
むしろ、貴女の夫と、不倫相手は、ロミジュリ状態で、貴女とコロナに撃ち勝とうとしています。
ここに、挑んでいこうとするなら、妻はもう少し、この構図を読んで、進めないと、そんな簡単なものではない。
障害は、人を鍛えるものなのですね。
では今日はここまで。