浮気後の夫婦修復について
浮気夫は2度,嘘を付く
浮気夫は2度,嘘を付く・・・・今日は、ここから説明したいと思います。
妻は、夫と浮気相手と別れさせる為に、色んな努力をなさいます。
カウンセリングを受けたり、探偵を付けて、不貞の証拠を撮るという積極的な方もいらっしゃいますが、多くの方は、まず夫と向き合おうと、話し合いをされます。
私は日ごろより「夫婦は話し合ってはいけません」とは、言ってますが、何もいきなり話し合いもせずに、黙って
探偵を雇おうとは言っていません。
まずは 人間問題が起きた時は、話し合うだろうし、出来れば夫婦で乗り越えたいと思うと夫の気持ちも聞きたいと思って、話し合いをします。
でも、それを何度も繰り返しても、現状が変わらないと思ったら、「話し合い」の効果があるかどうかを考え、一旦立ち止まるべきなのです。
それでも、話し合いが止められないというのは、本当は話し合いに効果を求めているというより、妻の願いを訴えているという事なのです。
この気持ちは分かります。
でも、ここで少し考えないといけないのは、夫が何を望んでいるのか、を読まないといけないのです。
妻が、「私は夫とまた仲良くなりたい」「もっと会話をしたい」「夫に妻として愛されたい」と心から訴え。
それは妻の願いです。
では、夫の願いは何なのでしょうか?
もちろん、妻の訴えに心打たれて、妻の為に、もう一度、家庭を、家族を、夫婦を立て直そうとする夫なら、素晴らしい事です。
でも、本来、そんな妻の訴えに反省するような素直な夫は、そもそも妻を裏切りません。
例え、その浮気が出会い頭の事故のような浮気であっても、もう始まってしまっていると、そこには、浮気相手に対する立場もあるのです。
そんな風に言うと、浮気という、世の中では許されていない事をしている相手に対して、何を考える必要があろうか、という事に、いきなり夫のしでかしたことへ否定する気持ちしかないのです。
これは妻の本音で、いくら夫には、涙を浮かべて夫に妻の願いを訴えても、夫に対しては実は否定をしている事になるのです。
そこで、夫も妻の願いは分かるものの、どこかで妻も夫と浮気相手を否定している空気はしっかり伝わっているので、妻が、夜も寝られない、ご飯も食べられないと言った所で、これから浮気相手に別れを切り出すと、浮気相手も同じことになるだろうと、夫は内心考えているのです。
妻の願いは分かります。
でも、夫にも本音があるのです。
その本音が分からないまま、妻の願いを切々と訴えても、夫はそれを聞くふりをするしかなくなるのです。
ここで、妻には、浮気相手とは別れるとか、妻の思い過ごしだとか、もう浮気相手とはとっくに別れて過去の話だという風に、ここで、まず最初の嘘を付きます。
妻はその言葉を信じて、夫とやり直そうとしますが、暫く、過ごしていると、どうも、夫の様子がおかしいと感じ始めるようになります。
そして、再び、妻が夫に訴える事になります。
妻の訴えは「続いているなら、もうやめて」という事です。
そこで、夫は「そんなに俺を信じられないのか」という半ば逆切れ気味に、言い争う訳です。
つまり、もう夫婦喧嘩の様な状態になり、物別れになるのです。
それでも、話し合いを続けようとするから、夫は、どんどん妻を避けるようになります。
それでも、夫を追いかけ、捕まえるようにして夫に話し合いを持ち掛けます。
要は妻が、その方法しかないと話し合いという手段が、どんどん悪い方向に向かうのです。
ここでもう、気が付かいないといけないのです。
妻の願いは分かります。
でも夫にも願いはあるのです。
例え、その夫の願いが、許されない事であっても、それが本音だという事までを読めないなら、妻は自分の願いを訴えるだけになります。
これでは、妻と夫の「思い」が交差しているという事です。
これを「一方通行」と呼びます。
妻は、自分と夫という関係性だけで話をしていますが、夫には夫の世界があるという事を知らないといけません。
人間は1対1の場合は、「個」の単位で、二人で向き合えばいいと思っています。
でも、そこにもう一人加わって 3人の登場人物がいる場合、「個の単位」だけではどうにもならないのです。
私は日ごろから、思っているのですが、人は3人集まれば、そこに「社会」が生まれると思っています。
それなのに、妻は、その3人目の存在は、悪しき存在として認めないから、相変わらず、個だけで話し合おうとしているのです。
でも、貴女の夫は「社会」を作ってしまったので、貴女の事だけを考えている訳にはいかないのです。
ここを、分からずに妻が涙ながらに夫に、願いだけを訴えても、夫にすれば、浮気相手からも、もっと切実に
「別れないで」と抱きつかれて、言われているとしたら、どうするでしょう?
つまり、妻には、自分と夫という世界だけで問題を処理しようとしていますが、夫には外の社会での顔もあり、外の女性には、外の顔で向き合っているのです。
だから、妻は自分の世界だけしか見えてないのではだめなのです。
例え、許されない存在であっても、夫はその外の相手を守ろうとして、妻に対して再び嘘を付くのです。
だから、妻が夫に対して、持ち掛ける話し合いは、夫は嘘を付くしか仕方がなくなるのです。
これで、夫は自分の持つ社会を守ろうとします。
それが妻の許しを得られない事は当然ですから、余計に、妻には本音で向き合えないという事になります。
要するに、妻が夫に嘘を付かせているという状態を「話し合い」という事になっている事を知って欲しいのです。
でも、これだけ言っても、妻からの相談は
「じゃ、私は夫にどういうことを言えばいいですか」?と問われます。
「言う」という事が、優しい言葉であろうと、責めるキツイ言葉であれ、夫に言葉で説得をしようとする事を夫は話し合いと捉えています。
妻が話し合いを持ち掛けた段階で、夫は身構えています。
何故なら夫には夫の立場があり、妻には話せない社会があるのです。
それは例え妻には許しがたく、存在すらを無きものにしたいから、その存在を無視して夫と妻だけの世界で話をしたいだろうけれど、浮気相手という存在が依然としてあるのです。
そんな強い結びつきがあったとしたら、妻が強い思いで夫に妻の願いを訴えても、第3の愛人の願いも夫の胸には、そっちの声にも応える立場があるのです。
こんな隠密な悩みを夫は抱えていて、それを妻が「夫婦だけの単位」で問題を解決しようとしている事が、全体が見えていないという事なのです。
いくら妻が認めなくても・・・
いくら妻が浮気相手の存在が「悪」だと言っても・・・・
浮気相手と人物が確かに「存在」するのです。
だったら、その存在をどうにかするしかないのに、「夫の良心」に訴えかけるだけでいいですか?
その存在を排除しない限り、妻の願いは叶いません。
本気で浮気相手を排除したい人だけ、寄っといで。
電話相談の問い合わせをするふりをして、電話口でその方法を教えてもらおうとする、「くれくれ詐欺(笑)」みたいな人もいます。
私はこんな風に、夫の本音、妻の本音を深く観察する仕事ですから、本当に問い合わせでお電話を下さっている方か、
そのふりだけをしている人なのか、最初から分かっています。
でも、そういう人も、夫の浮気で何等か答えを求めている苦しさは分かりますが、「無料相談はしてません」と書いてあるにも関わらず、何とか無料でノウハウを聞き出してやろうという方の狡さは、多分、ご主人にも読み取られているのだと思います。
そういう意味で、心のどこかで狡さを持っていて、それの解決策を、ズルをして手に入れたい妻が、夫から愛されるとは思えません。
若い夫婦なら、貯えも余裕もない事は分かります。
そして夫に裏切られて、心にも余裕がない事は分かります。私も若い頃は、生活も苦しかったので、分かります。
母子家庭になると、生活は一変します。余程良いお仕事をしてない限り、金銭的にも、ダウンします。
だからこそ、そういう人たちにも幸せになって貰いたい。
そういう人の為に一生懸命、問題解決にとビジネスとして取り組んでいます。
だからいくら、相談料を払ってまで、カウンセリングはいけないわ、と言う事情を差し引いたとしても私にまで、「ズル」をしてでも解決のヒントを無料で得ようとするのは、ちょっと違うかな。
私のような人間にまでズルをしようとする妻の下心は日常にも、どこそこに顔を出します。
夫も、悪い事をしているかもしれませんが、そこは夫婦。やはり、妻のどこかズルい部分に夫も気づいています。
以前、私は、お金に欲どおしいと、夫からは愛されないと書いたコラムがあります。
[[お金にこだわり過ぎる妻は夫から愛されない
https://mbp-japan.com/ctrl_panel/columns/edit/2700049/5071707/]]
そこで、書いたのは、お金に欲のある妻は、夫が浮気をしたら、夫のお小遣いを減らしたり管理したりして、夫をお金で縛ろうとします。
そうなると離婚話にまで発展した場合、夫の言い分は「俺に求められているのは、お金だけか?」と妻を責めますし、逆に離婚に話を進める段階になると、今度は夫は気前よく「養育費は〇〇円出す」とか「家も貯金も渡す」とお金で離婚を受理するようにと、お金の話にされてしまいます。
貴女が気づかない部分かもしれませんが貴女がお金の為にと一生懸命にしている努力は、時には夫からは「欲どおしい」と、映っているのです。
貴女は確かに生活も苦しいのかもしれませんが、だからと言って、ズルさが顔を覗かせると、毎日の生活の中でも、夫は自分を給料袋だけの価値のようにされていると感じています。
本当は妻も、そんな風に考えていなくても、夫が稼いできた給料を我が物のように使っていると夫は感じます。
それだけにいざ、離婚の話になると、夫は妻に対して「お金さえ渡せばいいだろう」という事をいう様になります。
生活が大変な事は分かります。でも赤の他人の私にまで、ズルが出来る人間性は、夫からも愛されませんよ、というのはそういう意味なのです。
でも私は、善意?の第3者です。
貴女が本気で求めて下さるなら私も向き合いますが、ちょっと、電話で問い合わせのふりをして、問題のヒントを貰いたいという程度でしたら、私以外にもっと、親切にしてくださるカウンセラーはいるかもしれません。
私は、やっぱり、ズルい人は好きじゃないなぁ。
では、今日はここまで。