不倫後の夫婦修復
私はこの相談業を基本、女性、つまり、妻の味方の姿勢を貫いています。
しかし、時には、カウンセリングをしていて、「あ~~この人は、無理だな」と感じる事があります。
カウンセリングというからには、悩める子羊を守ってあげようというコンセプトです。
でも、中には、いくら困っている、悩んでいるとは言え、「そうなるのは、貴女にも責任があるのでは?」と感じる事もあるのです。
それを強く感じる瞬間は何か、というと、「人に与えて貰って当然」と思っている妻です。
夫がお金を稼いで、一生懸命働いているにも関わらず、夫の努力を分かろうとしない妻。
そんな妻は、夫の収入をまるで自分の物のように、管理し、夫はお給料を全額入れるのが当たり前と思っている妻です。
もちろん、お金の管理は結婚する時から、ルールとして妻が管理したとしても、夫の小遣いの使い道にまで、口を出し、
出来れば、始末してほしいと妻が小遣いの中身にまで、管理しだす人がいます。
それは妻が、日々の暮らしの為に、節約し、苦労して貯金もしているのはよくわかります。
それは妻の努力です。
でも、働いて、たまには部下にもいい恰好をして、おごってやらないといけないこともあります。
古いと言われるかもしれませんが、妻は、1円、2円を節約しても、夫の貨幣価値は別です。
だから、年収、何百万円も稼いできてくれるのです。だから、妻が節約しているからと言って、それは妻と全く一緒の感覚ではないのです。
それなのに、妻の苦労を分かってほしいとばかりに、夫にも細かい節約を求めるのです。
これでは、男性はみみっちい男になってしまいます。
妻は、入って来るお金を、どう使うか、なのです。
それに反し、夫は お金をどう稼いでくるか、なのです。
と、ここまでは専業主婦の話です。
反面、共働きならどうでしょうか?
夫婦が、家庭の為に、共にお金を出し合って、共有の口座で、家計費を回している・・・・
これはある程度、ごぶごぶの関係だから、一見、平和な感じですが、実は、互いの買いたいものを、勝手に買って生活費は入れているから、どんな使い道をしようが、関係ないとなると、口座は共有名義でも、家計を共同で切り盛りしているという感覚は育ちません。
とは言え、こういうお金の出し方、使い方は、夫婦がそれぞれ、決めたから、外野の私が、文句を言う必要もないのです。
ただ、専業主婦でなくても、夫の収入を、家計の節約を大義名分にし、自分の稼いだもののように感じてしまうと、妻は夫を、尊重できなくなります。
どれだけしても、夫の稼ぎに不満を持つか、又は夫の小遣いの使い方に不満を持ち出します。
これがもし、夫の浮気後に同じ感覚で、妻が同じことをしているとしたら、これが一番、夫婦のこれからに影響を与えます。
まず最初に、浮気を始めると、夫はお金遣いが荒くなります。お小遣いだけでは足りなくなるのが浮気をする男性の特徴です。
そこに来て、妻がそのお金の使い道ばかりを、これまで以上に言ったとしたら、どうなるか?
恐らく、浮気を予感しても、離婚はしないと宣言するだろうし、その理由を、「子供もいて、離婚なんてなったら、どうやって暮らして行けばいいの?」なんて言うと、「じゃ、俺の給料袋だけがあればいいのか?」と問われてしまいます。
もちろん、母子家庭の暮らしは厳しいのは誰もが知っていますが、つい口をついて出た言葉が、お金の事なのです。
火に油を注ぐような感情論しか出て来なくなってしまうのです。
だったら、お金を渡すから、いがみ合うより、お金で解決しましょうとばかりに、慰謝料の金額等を告げて、離婚へとレールを敷きだすのです。
妻の貴女がお金に拘るばかりに、夫はお金を渡せばいいのか、と刷り込まれてしまうのです。
それでも、気づかずに、夫に対しての慰謝料の額や、養育費の話を、離婚を避けたいから、余計に大きな金額を言って脅かせば、離婚を考えなおすだろうとばかりに、お金の話を具体的しだす妻。
これでは、離婚が逆に現実味を帯びてきてしまい、逆に離婚へと進みだしてしまうのです。
妻の本心は決して離婚をしたくないのに、気が付けば夫の事を「生活のATM」のように表現してしまうのです。
「もし、あなた(夫)と別れたら、私はどうやって、生活したらいいの?」と言うくらいなら、「あなたが大事、貴女が掛け替えのない大切なの」と、どうして言えないのでしょう・
生活が出来ないと言ってしまうと、だったら、生活を出来るように、いくらいるんだ?ってなります。
何故ならそういう会話をする段階で、夫が、他の女性に心惹かれている訳ですから そんな時に、お金の話と、脅かし手法しか出来ない妻は、損ですよ、やり方が。
でも、これがぶっきらぼうで、つい、そんな愛想のない事ばかりしか言えない、というならまだ気持ちは分かります。
しかし、本当に、お金という魔物に取りつかれていて、少しでも、お金を使いたくないという妻の場合は、
人を利用することばかりになります。
何で、そんなに、おごり高ぶりを覚えてしまったのか、分からないけれど、自分は、夫の浮気で苦しんでいる。
だから悩みを抱えているから、人への最低限の礼儀すらも、忘れてしまうのです。
それは、一番、身近にいる夫を傷つけ、その上、自身から 相談を持ち掛けて来られた苦悩はよくわかります。
でも、そこでは、とても、自分本位で、物事が進みます。
例えば 私の所にご相談を申し込んで頂くと、約3回のやり取りで、カウンセリングに入れます。広げられます
まずは1回目 相談申し込み、をお願いします。2回目は、事前質問シートを送ります。
それを返信して頂き、その後、相談日になると、実施という運びで、通常、多くても3回くらいの連絡で、本番のカウンセリングに入ります。
しかし、不安要素の強い人は、何度も何度も確かめのメールや電話が入ります。
これは 色んな不安に寄り添うのが 私の仕事ですから、これはお付き合いします。
なので 実際の電話カウンセリングなどに入る前にも、10回以上のメールを入れてくる人はいます。
中には、相談の予約日が決まっているにも関わらず、プレ相談のように、少し、フライング気味に、相談の前の相談のようなメールをされます。
これも、大目にみて、それほど色々、確認しながら、実際の相談に入りたいというきっちりした人だと、私は解釈します。
しかし、そこで、相談に入ると、こういうタイプの方は、往々にして、お金の話に特徴があるのを感じます。
関西風のジョークで言うと、「自分の物は自分の物、夫のお金も自分の物」という感じです。
それも、ま、その人の価値観ですから そこも人がとやかくいう物ではありません。
でもね、その感覚が身に付きすぎて、与えて貰う事の喜びを知らないのです。
人からも、夫からも、良くしてもらって当たり前。与えて貰って当たり前。
自分が、人に何かを与えるという事を知らないのです。
それが、私に言わせると、お金の話ではなく「根性がケチくさい」と感じるのです。
別に、大きな親切をしなくてもいいのです。大きな出費もしなくてもいいのです。お金じゃないのです。
自分が人に出来る事って、永遠に親切にされるとか、親切にされて当然だけど、自分からは色んな無礼をしても気が付きません。
よく私のようなビジネスをしていると、お客様から「資料を下さい」と、いう資料請求を求められる方はいます。
これは、当然私も、その方の求める物はお与えしようと思います。
でも、ここには、ビジネスとは言え、目に見えない人が、自分の事を、思って動いてくれているという事を知って欲しいのです。
もちろん、求められると、こちらはそれに応じるのが仕事です。
でも、それっきり、なのです。
そして、あれほど、自分が求める時には、数日の間に、10本20本とメールを送って来られます。
私もカウンセリングに入ると 2時間から 3時間は、パソコンのメールもチェックしませんから、そうなると少しでも、こちらの返事が遅いと、もう矢継ぎ早に、連絡のメールを求められます。
でも資料をお送りしたら、恐らくお眼鏡に適わなかったのだろうと思いますが、そこからは連絡が急に途絶えます。
そして、やっと、二、三日して、メール一本で、「キャンセルします」と。
まだメールが来るだけでもマシですが、それでも、これまでのレスポンスの多さと、早さを考えると、途端に、連絡が途絶えるというのは、少し違うのじゃないかな、と思うのです。
仕事を提供させて頂く立場としては、こういう方は、時々いますので、私は、慣れていますが、そういう方って、自分では感じていないだろうけれど、一事が万事、そういう事なのです。
夫とも結婚をしたから、施して貰って当たり前。
当方とのことのように、ビジネスを通してのつながりは、客だから、施して貰って当然で、自分の求める時だけ、自分のペースで、必要を感じなくなったら それまで、人を動かしている約束などは、あいさつ文も無しの、断り文句の1方のみ。
この、温度の違いは何なんだろうと、私は不思議でなりません。
もちろん、お客様は、こちらに、特に義理を感じて頂く必要はありませんが、貴女が、多くを求めて来られた私も
貴女と同じ人間なのですよ、と言いたいです。
中には こちらの実行した施術の支払いを踏み倒す人もいます。
もっとひどい場合は、大きな損害をこちらに与えて、その金額の何倍も掛けて、裁判を仕掛け、弁護士をつけて迄、支払いを踏み倒す人はいます。
それは契約内容を実行しなかったという事ではなく、当方の、契約書面の、「文字」が一字違っていたと言って、大きな金額を踏み倒します。
これは、恐らく何かが気にいらなかったのでしょう。
でも、自分の意に添わない結果が出て(例えば 当方が関わった時には、すでに夫婦の状態が手遅れで、破綻した後だった)
当方への八つ当たり的に、支払いを拒否されるのです。
これは、とばっちりのような事ですが、こういうタイプは、夫が、完全に妻から気持ちを離してしまっているのです。
でも、一縷の望みを持って、夫と修復したいと、取り組まれるのですが、努力の甲斐なく、離婚へ向かう人もいますが、そうなると、こちらへ、怒りを向けるのです。
でも、こういう人たちの特徴は、全員、夫に尽くして貰って当たり前と思っていますから、とても、妻は自分本位で
愛される事が当たり前と考えているのです。
お金でも締め付け、行動も、交際も、夫を管理して、それが、家庭だ、夫婦の為だと言わんばかりに、夫へ求める事ばかりになりがちです。
当方へは、別に礼を尽くす必要はありません。
でも、自分が求める時だけガンガン、マイペースで求めて、必要となくなったら、最低限の礼も送ってこない。
こういう人の相談内容を見返してみると、今までは、夫を自分でコントロールしてきたつもりでも、気が付けば、夫の心は、妻から離れ、気が付いたら、夫が、自分の元にいないという事が、よく起こります。
本当に、簡単な言葉で言うと、自分本位。これに尽きます。
それでいて夫には、どうしたら愛されるかという質問ばかりですが、貴女が、人から、「してもらって当然」と思うのではなく、もう少し、今の自分が夫に愛される以前の問題で、人との関りを大切にしているか、どうか、それをもう少し
気づけばいいなあ、と思います。
これは、浮気云々の以前に、貴女が気が付かない部分へ愛想を尽かしている場合が往々にしてあります。
貴女が、いくら、「私も改めるから、私の悪い所は、何でも教えて」と言っても、恐らくその妻には、もう夫は話す言葉を失っています。
人間は、人から離れる時には 理由は言いません。人は黙って離れていくものなのです。
夫から愛されない理由とまでは言いませんが、自分の意に添わない事になった途端に、妻が無礼になる部分があるなら、夫は、そこに気づいていますし、貴女にはここに気づいて欲しいのです。
愛される人になるには 人を思いやる愛を持っていないと、愛される資格はないのだと思います。
夫がお金のドル箱になってしまうと、本当の意味で、夫を大切にしようと思えなくなります。
お金の事ばかりに気を取られると、心を失います。
日頃の生活を切り詰めて、貯金を頑張ってした所で、万一離婚になれば、財産分与で夫に半分を渡さないといけません。
そういう事で、たかが、お金。
されど、お金。
人生って、いつまで経っても、勉強ですね
では今日はここまで。