夫に対して人が変わってしまったと感じる瞬間
よく独身女性は占いに行きます。
そこで、彼氏や恋人の相性を占ったりします。
相性が良いと言われたら喜び、イマイチの相性だと、「こういうタイプの男性は彼女としては、こういう風に対処する事」と、言われ、これからの接し方の注意点を胸に、前に進もうとされます。
私はあまり占いを頼りにしたことはないですが、占いが好きな人は、結婚さえも占いで、答えを貰い色んな判断をされるようです。
でも、これも不思議なのですが、占いが好きな割には 悪い事を言われても それは重要視しないようです。
つまり、良い事だけを受け入れ、バッド情報は聞き流す程度にするようです。
だから結婚相手には相応しくないと言われても、占いで見て貰っている段階で、もう結婚したいからであって、結局は何を言われても結婚に進む方が殆どです。
そんなこんなで、恋人同士を過ぎ、結婚をして、年月が経ち、恋人マジックが消えた頃、伴侶の短所が如実になります
確かに、占い師に言われた事が、当たっているな、と感じたりしても、だからと言って、離婚する訳にはいきません。
その短所の部分をどう考えるか、なのです。
だから、相性が良いか、悪いかは、どの場面でもあまり関係ないのです。
結婚をするか、しないかも、占い師に答えを貰いに行きながら、結局は 自分の決めたとおりにしか、しないのが人間です。例え 相性が最悪だと言われても、好きならば結婚をしてしまうのです。
不倫関係だって、悪い事と分かっていても、好きになってしまって、不倫という関係になってしまっていたら、進むしか仕方なくなっているのです。
実は私の所にも、不倫をしている当事者からの相談が入ります。
例えば、男性が家庭のある人で、女性が独身という相談も時々入りますが、その場合は申し訳ないですが、お断りをしています。悩みは分かるのですが 私は妻側の立場ですから、例え悩める女性と言っても不倫の背中を押すことになってはいけないし、その立場の人は、いくら悩んでも、建設的な解決法はないという覚悟を持って欲しいのです。
その上で 私に相談をされたいという事は、建設的な出口が見えないけれど、少しでも苦しい胸の内を聞いて欲しいという事だから、結局は、「恋バナの延長」なのです。
こうした嘆きを一刀両断するという気持ちはありません。
やはり、不安定な恋ほど、辛い事はないのです。だから気持ちは分かります。
でも、良くない付き合いと自覚しつつも、進んだのは、自分なのです。
それが辛いと相談されても、私は、あえて、突き放しますが、不倫をする女性も男性も、肯定が出来ないのです。
そんなこんなで、これまでお断りした不倫している本人からご相談はお受けしていません。
で、話を元に戻しますが 結婚をしてから相性が合わない、価値観が違うと感じた妻に対して、言いたい事を述べます。
私は相性が良くても悪くても、お子様がいるなら、それは結婚生活を続けるしかないと思うのです。
また、お子様が居ても離婚をしたいと思う方は、むしろ、私ではなく、弁護士の所に相談するでしょう。
だから、私の所に相談を寄せて下さる方は ほぼほぼ、離婚をしたくない方なのですから、そこで、相性がどうのこうのと言っても、始まらないのです。
でも、そうは云っても考えが合わない伴侶と、毎日生活をしていたら、ぶつかり合う事もあります。
そんな時に、参考にして欲しいのが 兄弟、或いは姉妹の「漫才師」です。
私は関西人なので、お笑いや漫才が大好きです。
そんな中、姉妹漫才師の「やすよともこ」が好きです。
この姉妹は お互いが正反対なのです。
お姉さんのともこさんが、少し化粧も派手で、やんちゃなイメージがあります。
反面 妹のやすよさんは、ともこさんより、おとなしめなイメージがありますが 実は逆なのです。
妹のやすよさんは、人見知りが強くて、打ち合わせなどは 全部姉のともこさんに任せます。
そして、やすよさんはあまり挑戦的な事を好まない性格らしく、仕事をとても選び、何なら、気の向かない仕事は嫌がるようです。
だから、対外的な交渉などは、すべて姉のともこさんが担当しています。
これらの、内輪話は時々番組でもされていて、やすよさんの人見知りは、その嫌われている当人に伝わるらしく、そのことで、上手く仲を調整しながら、妹の短所をカバーしながら仕事をしているのが姉のともこさんです。
と、いう事で、何が言いたいかと言うと、普通なら こんな妹・・・・と不満を貯めてもおかしくないのに、姉妹はそれを面白、おかしく、語っているのです。
何故でしょうか?これが夫婦だったら、相手の短所を嘆き、攻め、解決の為とは言え、喧嘩腰になるのです。
それなのに、この姉妹、とくにともこさんはやすこさんの短所とも思える部分を、決して批難する事はなく、補いながら
仕事が出来るのは 何故なのでしょう?
それは、やはり身内だからでしょう。
いくら、その人に短所があっても、身内という血のつながりのある関係は切っても切れないのです。
いくらいがみ合っても、姉妹は切り離せないのです。
と言う事で、私は考えました。
夫婦だって、離婚をしない限り身内なのです。
まして相手にどんだけ、短所があっても、切り離さないと貴女が決めている限り、それはもう、身内と同じなのです。
それなのに、何故、貴女は、相手に変わってもらいたいのでしょうか?
それは、物事が、上手く回らないという事は理解できますが、物事がうまく進まない事と、夫を変えようとすることの
どちらが、貴女にとって、困難なのでしょうか?
私はこれまで見てきた夫婦で、夫は変わらないという結果を沢山見て来ました。
だから、「変わる」と信じて、つい、不満を述べ、相手を責めてしまうのは 変わってもらいたいからなのです。
でも、諦めも必要です。
夫婦は身内と一緒なのですから、その短所と上手く付き合って行かなければなりません。
もちろん、夫に変わって欲しい点を述べて、変わってくれるならいいのですが 貴女の夫への言い方を変えない限り、夫には響きません。
貴女の、夫への話し方は、夫が敵対心を持ってしまう話し方です。
それは何故か・・・・・
つまり夫に対して貴女が怒ってしまっているからなのです。
怒りが前に出ると、夫だって、意地になります。それだけなら、まだいいのですが、意地になれば、そこから、背中を向けるだけになります。
ま、確かに日々の生活の中で腹が立ってしまう事はありますが、それを前面に出すと相手も そこの戦いになってしまいます。
まずは、相手が変わらないという前提で、ではその短所の部分をどのように、妻が怒り口調じゃなく、相手に伝えられるか、そこが苦労の点ですが その苦労をしないと、相手を責める口調になると、そこは決裂しか生まれないのです。
貴女ばかりが、馬鹿を見る事は辛いのはよくわかりますが、これは夫を甘やかせと言っているのではないのです。
夫が、幼い性格であればあるほど、子供に物を分からせるような話し方をするしかないのです。
なのに、貴女は夫の幼稚な部分を怒りながら 夫が大人になってくれることを唱えているのです。
それも 怒りという感情を込めた言葉で。
これでは、夫も動きません。
こんな風に書くと、「じゃ、私ばかりが何故、そんなに努力をして幼稚な夫に努力しないといけないのですか?」と
私、村越にプンプン怒りを込めて、問われます。
だって仕方がないじゃないですか。
貴女も怒り体質で、夫は幼稚体質なのだから。
それも、結婚前に相性が悪いと言われたか、良いと言われたかは知りませんが、貴女が選んだのですから。
不倫をする女性だって、誰かに首に縄を付けて引っ張られた不倫の道に入った訳じゃないのです。
自分でもよくないと分かりながら、不倫の道を歩みだしたのは 自分なのですから、自己責任なのです。
でも、結婚するときに相手の事をどれだけ理解しているかと言うと この私も何も見えてなかったのかもしれません。
だから離婚をしたのかもしれませんが、それでも その時には、この人と結婚しようと決めたのは 私なのです。
今、起きている事に起因する欠点が見えていたか、見えてなかったかは、関係ない。いや、見えてなかったのです。
だから、何なの?という感じです。
相性が良いか悪いかは関係ない。
何故なら 色んな懸念はあっても、夫婦になろうとお互いに結婚へ舵を切ったのですから、
だから、相手の欠点をどうしたら、カバーしながらうまくやっていこうかと考える「やすよともこさん」は大した物です。
つまり、姉妹は切っても切れない関係なのだから、相性を嘆いても仕方がない。
それよりも、身内意識をもって、家族愛を持って、生きていくという覚悟があるのだと思います。
相性というような、誕生日や、名前などの字画を元にする占いは、あやふやなものです。
特に生年月日で占うのは、天という暦に、全部丸投げをしているようなもので、「星に願いを」に過ぎません。
そんなに、天が私達の事を知ってるの?と疑問です。
中国4千年の、統計学と言いますが 今のパソコンを持っても、統計できないのに、4千年前にどれだけのデーターを集めて分析が出来たのか、私は 簡単には統計学と言われても信じられないのです。
あ、いかん、いかん、占いの悪口になっちゃった。
と、いう事で、夫婦は、もう身内です。
考えが合わないとか、価値観が違うと思っても
身内だから そこを、どう自分へ落とし込んでいけるか、それを考えるべきです。
夫婦は一つのチームです
そのチームが、問題解決のたびにぶつかりあったり、いがみあったりするのはおかしい。
対立関係を作らない方法に一番適した言葉、それは・・・・
「チームワーク」
そんな風に考えながら、物事を見ていきましょう
では今日はここまで。