浮気の奥には「モテたい願望」
私は他のカウンセラーと違い、あまり宣伝が上手ではありません。
特にホームページが宣伝のツールだとすると、私のそれは、ペライチというテンプレートを利用して、素人でも作れる手作りで、費用も必要ないものです。
一般的なカウンセラーのホームページは、デザイン的に美しかったり、SEO対策もばっちりであったり、広告料を払って、検索エンジンに掛かりやすくする効果を施してある物が多く、広告料が掛かっている事業というのは、お客様からそれを回収する必要がありお客様単価を高く設定しないといけなくなります。
これを非難している訳ではありません。世の中の経済構造はそういう事なのだと思います。
でも、当方のように、私一人で頑張っているところは、人件費もいりませんからカウンセリング料を低く抑える事が出来ます。でも本当の問題は 私にあります。
これまで、私の元で修行をしたいとか、弟子希望の方が訪れてくれましたが、私自身が人を育てている時間がないのと、どうしても私以外の人に任せることが出来ない職人肌なのです。従って、事業をもっと広げる事が出来るとは思いつつ、人任せに出来ない私は器の小さい人間です。
だからと言うのではありませんが、私の考えがストレートに相談者にはお伝えできるのですが、他所でカウンセラーが複数人数いる所では、ある種、そこの主義というのがあり、個人的に違う意見を持っていても、カウンセリングルームの方向性を統一してアナウンスする必要があります。その意味で、自分で感じた意見を言える独り事業は、素直な考えを述べられるのを幸せに思います。
と、まあ、アピールはこれくらいにして、今日は何が言いたいかと言うと、これまでも繰り返して言って来た事ですが、夫が浮気をしたら、妻は、それをとやかく言わずに、妻は妻で、自由に生きたらいいということを唱えるカウンセラーが如何に多いかという事です。
つまり夫の言動には、左右されず、夫のことはちょっと、横に置いて、妻は自分磨きをして、心も余裕ができれば、夫も妻を見直して、愛が戻ってくるということを信じて、リラックスして過ごしましょう、と言われます。
でも相談者はそんな事をいわれたくて相談しているんじゃない。ましてや、夫が浮気をしているとなると、それを野放しには出来ないから相談をしたのではないでしょうか？
それなのに、多くのカウンセラーは 夫が浮気をした理由の一つに妻が色あせた事を唱え、解決策として身奇麗にお洒落して、夫に愛される妻になりましょう、、、と言われます。
妻へ向けて「良き妻運動」を勧めるのです。
本当にそうしたら、夫の愛は妻に向かうのでしょうか？
私の見解は、「NO」です。
アルバート・アインシュタインの名言集に
「如何なる問題もそれが発生したのと同じ次元で解決することは出来ない」とあります。
例えば交通事故を起し、重症になったとましょう。事故を起した原因は不注意な信号無視だったとします。
すでに事故が起きてしまったのです。それに対し、交通法規の本を読み直す事は、今後同じ事故を起さない防止策や、教訓にはなるでしょうけれど、一旦事故を起してしまうと、問題は、身体的な事に変化してしまっているので、事故が起きた原因をなぞって法規の本を読んでも怪我は治らないのです。
芸能界を見ても、どんなに綺麗な女優さんをお嫁にしても、浮気する夫はするのです。
反対に、一般人の世界で考えると、別に美人じゃな無くても、部屋が散らかっていても、浮気しない夫は数多くいます。
浮気をする夫は、何があってもするのです。
妻が反省したり、妻が身綺麗いにする事は、あまり関係ない。
でも浮気中の夫の心の中に妻じゃない女性が、巣くっていると、妻には冷たい態度です。
そうしたことに悩み、カウンセラーの門を叩くのですが、夫の浮気の原因を全てとは言わないまでも、妻のせいにしたり、妻だけに努力を強いるのは、違うのじゃないかなあと想います。
他のカウンセラーさんへ言いたい。
ただでさえ、妻は傷ついているので、どうかこれ以上、妻に努力を強いるようなことはしないでほしい。
今、起きている夫の浮気原因は、妻や部屋の美醜は関係ない。浮気願望のある夫という素地の問題です。
では今日はここまで。
