コラムで、答えを書けない事情
時々、聞かれます・・・「本当の私って、どんなタイプなのでしょう?」と聞かれる事があります。
相談に来られて、夫の事は沢山おはなしになられますが、相談者である妻に、ご自身の事を聞くと、その答えは、教科書のような答えが返ってきます。だから、それを本音と感じない私は、貴女と本音でお話するのは、結構時間が掛かるのです。
「えっ?教科書のような答え?」と聞かれても、正しい答えという意味ではありません。
むしろ、何も考えずに絵に描いたような教科書のような答えとしか言えないです。
健康と病気、どちらがいい?と聞けば答えは決まってますよね。
戦争と平和、どちらがいい? 幸せと不幸、結婚と離婚、どちらがいい?
これの答えと同じくらい、子供の為に離婚はしたくないと言われます。
当然です、結婚したら家族になるので、子供さんの為にも離婚はしないほうがいいのです。
でも、そんな当たり前の事を言っても、夫の心は「おうそうか、それほど家族の為に俺を必要としているのか」にはなりません。
何故なら 妻の貴女が、夫の事を必要とする言葉は、その程度だからです。
恐らく、浮気相手は、もっと貴女の夫の心をくすぐる事をたっぷり、しっとり、言いながら甘えているはずです。
だから相談者の貴女が、ふてくされる気持ちは判りますが カウンセラーの私にまで、八つ当たりしている場合じゃないし、それでは貴女の気持ちが分からないのです。
くやしい・・・くるしい・・・・無念・・・・でも、突っ張る言葉しか聞けないのは残念です。
これを本音を引き出せないカウンセラー失格と見るのか、誰に対しても強がりしか言えない貴女と見るのか?
弱気な事を言えない気持ちは判ります・・・・精一杯踏ん張っているんですものね。
でも私に強がり言っても意味がないのです
夫に裏切られた自分を認める事が出来ないのかな?
貴女のそのツヨイ姿勢が夫にも伝わると、浮気相手はその反対のタイプを演じています。
子供達や生活の為に、夫が必要と言うと、貴女のご主人は「俺は金だけしかないのか?」と言われてしまいます。
決して、妻の貴女が夫をお金の代わりとしか見てないのは私には分かります。でも貴女のそのフテクサレタ言葉は、夫にとって揚げ足を取られてしまいます。
貴女の失望が大きければ大きいほど、夫に対して、お上手な事を言えない事は分かります。
でも、そのぶっきらぼうな言葉は、浮気相手と比較されてしまうという事を知りましょう。
ひねくれた事を言ったり、拗ねたりしても、今ご主人は貴女を甘えさせてはくれません。
何故なら、貴女より、もっと甘え上手なのが、愛人という立場なのです。
愛人・・・・・もしかしたら、私はこの言葉をここで書くのは珍らしい。
何故なら、この言葉は妻を逆撫でするワードだからです。
でも、浮気相手は、そんな言葉に酔いしれたり、べチャべチャした事を考えとるわけですよ、実は。
そんな、色っぽい会話をしているのが、浮気相手であり愛人です。
それに引き換え、憎まれ口や脅かしや、責任感を押し付けることしか言わない妻へは、どう思うでしょうか?
せめて、この村越にだけは、泣き言を言ってもいいし、夫への恨みや、何を言ってもいいです。
でも、片や、浮気相手とは、色っぽい会話を楽しんでいるので、妻の貴女に同じ事をしろとは言いません。
しかし、それに対し、にくたらしいことしかいわないのなら、そりゃ、演技だけでも負けますよ。
だから、私には素で。
夫には演技で・・・・・
それなのに、夫に素の貴女の腹立ちを見せてどうするの?
相談者が言います。
「本当の私って何なのでしょう?」と。
本当の貴女は 私、村越に見せている姿かもしれません。
ご主人に見せている姿は、強がりであったり、甘えであったりしますが、残念ながら貴女のご主人は今、貴女を見ていません。
貴女のご主人の目線の先には浮気相手がいます。
だから、そこに対抗するなら、もっと賢くならないと。
おバカで、素直な貴女を受け止めるご主人ではなくなってしまったということを分かりましょう。
悲しいですが・・・・
では今日はここまで。