浮気後の夫婦修復について
その昔、私は中学生の頃、クラブ活動は陸上部でした、
今は見る影もない体形ですが、その当時は短距離選手だったのです。
一日の練習の始まりは、グランド5週とストレッチ体操です。
その次は、流しと言って、短い距離を、走ったり、止まったり。
そして、その次は、スタートの練習です。
当時は クラウチングスタートと言って、飛び出すために、斜めの板に靴底を当て、
スタートだけを何度も繰り返し練習します。
でも私はその練習にとても疑問を感じていました。
スタートの速さを一国一秒争い、それは最後まで、タイムに影響するという理論で
スタートばかりを練習させられたのですが、本当に、スタートが勝負の要なのだろうかと
ずーっと頭をかしげながら練習をしていたことを 最近、何となく思い出していました。
では当時の私は何を疑問に思っていたか?
今この仕事をして、改めて思うことは、物事はいろんなスタートの形がありますがだと本当に大事なことは、持久力と、あの頃は感じてたのです。
つまり自分の弱い部分を自覚していたからこそ、
「スタートに仕方」以前の問題で、私はゴールまで
全力で走れる自信がなかったという事です。
だから、クラウチングスタートという形より、最後まで変わらずに全力で走れる事の方が大事だと自覚をしていたくらい、自分の体力の無さに不安だったのだと思います。
そうう意味で、今、相談を受ける立場で思うことは
みんな、夫婦修復のスタートの仕方や、それをうまく成し遂げるノウハウばかりを、聞きたがる傾向がありますが、自分の体力は自分しかわかりません。
その体力を自分の体質と相談をしながら取り組まないといけないのに、皆さまテクニックやノウハウばかりにこだわりすぎです。
夫婦修復について、いろんなネットの情報や、物の本は、良いことを書いています。
世の中には 良い情報だらけがで、阿波っています。
でも本当に大事なのは、自分の気質を知らないといけないのです。
私の陸上部の時は、自分の持久力という体力を一番心配していたように、私は自分の体質をよくわかっていました。
つまり、夫婦問題も同じで、いろんな物事に対しての自分の耐性を知らないといけません。
いくら物の本に、「ああしなさい、こうしなさい」と良いことが書いてあっても それを実行できる自分かどうか、自分という人間を知らないといけません。
夫にいつも笑顔で・・・とハウツー本に書かれてあっても、自分の怒りっぽい性格を知っていれば、そこを何とか気をつけないと、いくらノウハウだけを読んでも、実行できません。
よく相談者と話をしていて、「夫を許すにはどうしたらいいか?」と聞かれますが、「許すか?許さなか?」の論点で考えている段階で、それは「怒り」をベースにしているのです。
つまり、被害者である妻が、許す権利があるという決めつけで考えていますが、果たしてご主人が許してほしいと考えているか?
そういう視点を持たないと、「許して欲しいとは思わない」という考えをご主人が持つと,あなたの許す、許さないかは、意味がないのです。
許すという段階で、許しさえすれば夫婦が持続すると考えていますが、ご主人が「許してほしいとは思わない」という立ち位置に立つと、夫婦は物別れという状態になります。
だから、許す、許さないという考えは、上から目線であり、妻の立ち位置が「上から」になるのです。
そうしたら、ご主人が愛した浮気相手が、「別れたくない、あなたしかいないの」とあなたの夫を
低い立場から必要とするテクニックを使われたら、
上から目線のあなたと、どちらを可愛く思うでしょうか?
別に心底、夫を慕うことは出来なくても
あなたの夫が、自分を慕ってくれる女性と、上から許してやろうという目線の妻と、どちらを愛でるだろうかという話です。
何かに取り組むときに、途中で、体力、気力が持たない事が、勝負の結果を左右します。
つまり、夫婦修復のアクションをとるのに、スタートの切り方以上に、大事なのはゴールを目指す「己の体力」です。
そのアクションを成就させるための持ちこたえる体力と体質です。それがあなたがどこまで自覚しているかで、物事は決まります。
下らない浮気をする夫を尊敬できない気持ちはよくわかります。
でも、そんな夫とでも、離婚をしたくないなら、
貴女が許す、許さないという観点に立つと、損をします。
嘘でも一時は、女優にならないと・・・・
真実が一番大事、なんて甘ちゃんな事を言っていてはダメ。
時には、女優になって、演技をしないといけない事もあります。
何故なら、ご主人の浮気相手は、もっと、色々演じているのですから。
むき出しの、裸のままの素顔で、勝負したいというのは、ちょっと、うぬぼれが過ぎます。
時には、鎧も纏うズル賢こさは必要です。
素のままが、素敵なのは、20代まで、です。
では今日はここまで。