不倫の本当に終わる時はいつ?
皆様、健康診断は受けていますか?
お勤めの方なら、勤務先の健康診断が義務化されているでしょう。
しかし専業主婦の方や、ご主人の控除の範囲でパートで働いている妻の場合は、何か身体に異常をきたさないと病院に行かない人もいるでしょう。
そういう訳で、今日は病気発見になぞらえて、浮気の有無を知る方法について考えて行きます。
真実を見つけ出す方法をお話する前に、「最初から、真実が簡単に見えるはずがない」と、考えるのが適当です。
そうです、ただ単に、観察してわかるものではないのです。
そこで、ドクターなら色んな仮説を立て、その仮説を打ち消していくというテストをするのです。
そのテストをするに至り、まずは大まかな予想をします。
まずはAかBか、いずれかの病気ではないかと疑うときに、ABそれぞれの想定に応じた検査をします。
例えば、もっと具体的にいうと、Aは胃の腫瘍だとします。そしてBは胃潰瘍だとします。
共に、患者が感じる症状は食欲が無く、胃に不快感があるという症状です。
その原因を知るために、必要な検査は、内視鏡ですが、そこで、ポリープが見つかったとします。
そのポリープを、取り除くには内視鏡の先に付いたピンセットになった部分で、取り出す必要があります。
しかし、それだけで、安心してはいけません。
もしかしたら、悪性で有る可能性もありますから、そこから、取り除いた物の内容を検査しないといけません。
検査の結果、何も悪いものではなかったら、そこで、初めて安心したらいいのです。
つまり、ポリープか、腫瘍かは解りませんが、取り除いたから安心なのではなく、それの内容が深刻な物であったかどうかが重要なのです。
目の前に消えてなくなったからと言って、安心ではないという事をまずはご理解下さい。
考え方として、この腫瘍を、夫の浮気という事に置き換えて考えてください。
夫が、どうも浮気をしているのでは、と疑っても、すぐに問い詰めると、夫はとりあえず否定するでしょう。
しかし、これは病気と同じで、問い詰める側の貴女も、「浮気であって欲しくない」という願いを込めてと聞くので、
夫には、「お願い、違うと言って」という風に否定してもらいたいのです。
その願いにも似た気持ちで質問をするので、問い詰めとは言え、否定をしてもらいたい貴女と、否定をした夫が
ここで浮気を打ち消すという共同作業をしてしまうのです。
こうなると、深い精査が出来ません。
病気の検査で言うと、「最悪の病気であるはずがない」となると、深く観察や追及はしなくなります。
軽い胃潰瘍であろうと思ってしまうと、取り除いた物を精査することはせず、不安物質が無くなった事だけを喜ぶ事になります。
しかし、本当の問題は、取り除いた物が、どういう内容だったかと言うところまで、確認しないとまだ安心するのは早すぎるのです。
今現在、本当の病気で苦しんでいる方には、ヒドイ例えをしていると反省します。
でも、ある意味、夫婦間に生じた病気と同じと考えると、検査に手を抜いてはいけません。
むしろ、出た結果を、鵜呑みにせず、それが、間違いないかの確かめをして、結果に整合性があるか、確認をして初めて
その答えを導き出せばいいのです。
子供の頃に、3+5=8 という算数で
3+□=8 を解くのに、□は 8―3として、5を導き出します。
5が答えとしたら、一応、3に5を足したら、8になるという確かめ算までして、やっと先生から正解が貰えました。
子供の頃は、検算までしないと正解を貰えなかった事を思い出しました。
子供でさえ、そういう確認作業の大切さを知っていたのです。
でも、今のあなたはどうでしょうか?
夫を問い詰めるところまでは、誰もがする事ですが、あっさり夫が否定をしたら、そこで、幕引きにしてしまいます。
誰しも、人を疑うのは嫌です。
でも、もう疑ってしまったのです。
それなら、そんなに直ぐに信じる事に舵を切ってはいけません。
そんな簡単に方向転換してはいけないのです。
医者は、「重大な病気ではないか?」という事を疑うのではなく
疑いを否定できる材料を探し、確認できるまで、疑い続けるのです。
つまり、安心が出来る段階とは、疑う余地が無くなった時です。
貴女が、とにかく早く、この疑い地獄から抜け出したい気持ちはよく解ります。
でも、あと少し、頑張って、絶対大丈夫と言うところまで、確認作業をしてみてください。
私の所に相談に来られる方の殆どが、この確かめ算をされなかった方です。
その結果、どうなったかと言うと、疑いの目を避ける技を身に着けたご主人と、
今以上の関係悪化が進み、病状という例えでいうと、最悪の状態になったと、相談に来られます。
最初の段階で、単なる胃潰瘍だと考えたせいで、事態は、より深刻になるのです。
最初疑った事を夫に話してしまうものだから、もう今後は二度と、疑う事さえ許されなくなってしまうのです。
何とか夫婦で話し合いながら解決したい気持ちは解ります。
でも、やはり、病気の事は専門のドクターに任せた方がいいのです。
そこにはドクターなりの、プロなりの見解を持っていますから、ここは プロと二人三脚で解決するのがいいと思います。
今日は冒頭で「皆様、健康診断は受けていますか?」と書きました。
夫婦も長年いると、不協和音が生じます。
その不協和音の正体が、浮気問題だとしたら、
検証する必要があります。
疑わしい事を検査して、原因を解明する・・・
夫婦には、そんな健康診断がひつ世ではないでしょうか?
健康診断?
いえ、健全診断でしょうか。
身体と同じで、夫婦の関係も健全に機能しているか?
検査する気持ちで、疑わしい事なら、確認までをしてこそ、
本当の問題解決になります。
一度、そういうチェックをしてみましょう。
そしてチェックの結果を検証までをしてみましょう。
では今日はここまで。