仮面夫・・・高知東生
令和初のめでたい話が、山里さんと蒼井優さんの結婚だとしたら、令和初の不倫報道は、原田龍二さん。
でも、原田さんの場合は、あまりにもチープなので、不倫とまでは呼べない感じ。
そこへいくと、令和初の不倫と呼べるのは、キャスターの堀尾正明さんではないでしょうか。
色々苦しい言い訳をしているけれど、妻が夫の不倫を疑い女性に裁判を申し立てたとしたら、2回以上の外泊があれば、もうそれはアウトです。
裁判という限りは法的判断という事ですから、法律に根ざして考えると、お泊りは不貞関係と言われても仕方がない。
しかし、今回は奥様の温情により大ごとにしないですみました。
それにしても、新しいワードが出ましたね。
外泊ではなく、「日をまたいだケア」って・・・・見苦しいし往生際が悪いけれど、さすが言葉を大事にする職業だと感心しました。
これで、堀尾さんは、この女性との付き合いっは終ってしまうのでしょうか?
いえ、いえ、本当にやましいことがなければ終わる必要もないし、涙目で反省や謝罪もする必要がないのです。
これがいつも私が言う「言葉は建前、行動は真実を語る」です。
もし本当に、相手女性の相談に乗ってあげていたなら、こんな噂が立ったからといって、途中で問題を放り出すのもどうかと思います。
まして、外泊したとする日に、相手女性宅では、相手の子供と一緒に寝たというなら、子供には大人の事情は関係ないから、子供の心はどうなってしまうのか?と、意地悪ですが言葉尻というか、揚げ足を取りたくなっちゃう。
大人は色んな言葉で誤魔化せても、子供の心は騙してはいけません。
そう思うと、堀尾さんの涙目の訳は、相手の子供さんに向けての良心の呵責であってほしいし、やっぱり不倫は誰をも幸せに出来ない男の涙なのかもしれません。
しかし、女性の我々からすると、どうしても理解出来ないのは、男性が自分の立場を考えずに、何故、こんな危険を冒すのか?ということ。
仕事柄、多くの有名人の不倫事件を取り扱ってきたはずです。
それを自分がしたらどうなるか?と言う危機感の無さと想像力の欠如には驚いてしまいます。
それでも、そうしたことにブレーキが利かないのは、余程の蜜の味があるにちがいない。
妻がそれに気づいて、「あなた自分の立場を考えて」と訴えたところで、妻が気付いた時点で、もうその道徳観は捨ててしまった後なのです。
以前も書きましたが、昔、国鉄と読んでいた時代に、定年を4日後を前に、たった数百円をキセル(無賃乗車)して、懲戒免職に高額な退職金を棒にしたという事件があります。
最近では、現役の警察官や、検察官が、女性のスカートの中を盗撮したりする事件は珍しくなくなりました。
自分の積み上げた経歴や、財産を失う事を上回る欲望って、何なのでしょう?
人生を捨てるという覚悟を持ってしているとは思えませんが、そういうもの全て失う事になるかもしれないという事は
チラッとでも頭を掠めないのでしょうか?
いや、頭を掠めても、そこを超える欲求に負けるのか?
または、そういう賭けにスリルを感じているのか?
いやいやいや、もうそういう事を超えて、もっともっと、我々女性には理解出来ない快感があるというのか?
私には、全く、解らない。
一時の快楽と、築き上げた地位と人生。
失くすものと、得るものの割合が合わない。
でも、ちょっと話は変わりますが、無名の一般男性は、失うものは個人的な物ですが、堀尾さんのような名前の知れた方で、尚且つこれからもメディアで活躍して行きたい人は、同じ不倫をしても、直ぐに火消しに回ります。
そういう意味で、有名人は、失くす物が一般人より大きいから、慌てて、ポジションを守ろうとします。
その反面、一般人の男性は、失くす物は、自分の家庭だけとなると、仕事が続けられるなら、妻を泣かす事に、あまり反省はしません。
でも会社の同僚の女性と不倫をしている場合は、どうでしょうか?
有名人と同様、職場を追われることになるケースもあります。
その場合、妻が、勤務先に連絡をして女性の移動や退職を求めるわよ、とばかりに夫を脅かします。
確かに、それが効果的な場合もありますが、それを口に出してしまうと、夫が離婚宣言をしている場合などは
「俺が仕事を失うと生活費も養育費も払えなくなる」と言われ、反対に妻が脅される事になります。
だから、こういう話し合いを妻が勢いだけでやってしまうと、妻が上げたコブシを下げるしかなくなります。
ここで、私がいつも言う「話し合いはしていはいけない」と言うところに繋がるのですが、妻は話し合いを「平和的交渉」と考えています。
話し合いは、夫婦が向き合い、向上するためのものだと考えていますが、現在進行形の不倫をしている夫にとれば、向き合う事すらしないし、
そんな事で夫婦が向上するなんて、夫側は考えてないという事です。
つまり、妻が考える話し合いは、一方的な希望をぶつけているに過ぎないのです。
そうなれば、「夫の勤務先に告げるわよ」という言葉は、夫に憎まれ口を叩いているとしか、ならないのです。
でも、この勤務先や仕事に影響があると、夫本人が、自覚したときに始めて、その不倫を止めようとします。
有名人キャスターなどは、いち早く否定会見や、謝罪をします。
そして、有名人が故に不倫相手とは、物理的に会えなくなるので、別れるという事にもなるでしょう。
これが、一般人と、有名人との違いです。
そうした違いを考えずに、有名人が謝罪したから、一般人の妻が、夫に謝罪や反省を求めても、個人の場合は、世間に与える影響力が少ないので、妻が知ったことぐらいで、不倫を止めようという気持ちにはならないのです。
何故なら、もともと妻との関係性が、危ういという事であった夫婦は、妻に不倫がばれたところで、妻への謝罪する気持ちは少ないのです。
だから、妻が、勤務先に告げるとか、お小遣いを減らすと、大騒ぎしても、「そんな事をするなら・・・」と妻からは益々愛情が持てなくなったと夫が宣言する事になります。
何なら、益々妻への憎悪を高めて、不倫相手と駆け落ちという人もいるくらいですから、あまり妻は、道徳心を振りかざし、言いたいことを言うと、
取り返しのつかないことになります。
つまり、妻と話し合いという、詰問をされたくない夫は、家を出て行き、生活費を入れないという意地悪を企てます。
こうなると、妻が夫に屈服する事になりますから、怒りに任せて、言いたいことを言うのは、考えないといけません。
向こう見ずで口達者な妻ほど陥る間違いです。
悪いことをしたら、妻に謝るべしという単純な事ではありません。
夫にひれ伏さたいという考えは、芸能人の謝罪と混同しているからです。
一般のサラリーマンは、有名税はないので、失くす物は、自分の家庭だけに留まります。
それは、家庭を捨てたいと考える夫にとれば、渡りに船なのです。
妻が夫にダメだしすればするほど、夫が家を出る現象を生み出してしまうのです。
それほど、妻が危機感を感じていないという事が問題です。
失くす物におののいているのは、失くす物の大きい有名人だけなのです。
一般の家庭で、それを同じに考えるのは危険だと知りましょう。
では今日はここまで。