不倫後の夫婦修復
本当は夫が怖い
色々、紐解いていくと、「本当は夫が怖い」・・・こういう答えに辿りつく妻がいます。
それまでは、浮気の問題などもあり、それは何となく終って、夫婦でもう一度、やり直そうという事で
今は家庭は穏やかな空気が流れている、と。
しかし、一度、浮気問題をはじめ、夫婦の気持ちが合っていなかったことが表面化し、何がいけなかったのか
今としてはよく解らないというのです。
そこで、浮気の始まる前の夫婦の様子を聞いてみると、決して子育てを夫婦で力を合わせてしていたわけでもなく、
夫は仕事一点張りの生活で、妻としては自分が色々、飲み込んできたから、一見、家庭は丸く収まっていると思っていたが、それまでも
本当は言いたいことや、夫に手助けして欲しい事はあったけれど、そういう事を心のままに伝える事は、夫の怒りを呼ぶのではないかと
波風立てずに生活するには、何も言ってこなかったというのです。
ただ、残業や、出張と、家を空けて働き蜂だと思っていた夫は、全部とは言いませんが、その内の何割かは不倫に使っていた時間だったとしたら、妻の頑張りは何だったのか?馬鹿らしくなったりするものです。
でも、本当の問題は、何となくこれまでは企業戦士だと思って、腫れ物に障るようにしてきた夫とは、本当はどんな人間なんだろうという感情が生まれてしまったのです。
解ってしまった事は、無かったことには出来ません。
ただ、これまでの夫婦の問題を振り返り、何か反省点を話し合うなんて事は、もっての他。
結局何も解らないじまい。
ただ、もう終った事として、日常の時間は普通に流れていきます。
これでは、妻は消化不良のまま「私の苦しみは何だったのか?」とモヤモヤします。
しかし、もう終った事なので、夫に聞いても、また空気は悪くなるし、で、うやむやになります。
特に、妻が本当に聞きたいことって、
「妻の自分と浮気相手はどう違うのか?」
「夫は何を求めて浮気をし、何を考えて終わりにしたのか?」
そんな事を、穿り(ほじくり)返したいわけではないけれど、逆に夫は何のために、妻とやり直そうと思ったのか
本当のところの話を聞ければ、妻も自分への励みになるけれど、結局は自信を喪失したままになります。
だから、本当の事を聞きたいけれど、夫にすれば一番聞かれたくないことだし、そんな浮気をした理由なんて、「大きな理由なんてない」で片付けられてしまうのです。
しかし妻にすれば、そこが肝心な事です。
夫にすれば、「些細な事」
妻にすれば「そこが重要」
この溝が、小さいようで、大きな違いので、些細な事と捉えるか大事と捉えるか、この溝を埋めておく事が必要ですね。
ただ、そういう事を妻に出来るかというと、妻が夫に心を開いて夫に聞くことが出来ないというのです。
それは何で?と突き詰めていくと、「夫が怖い」という答えにたどり着きます。
こうして突き詰めて聞いてからでないと、表れない感情だとしたら、それもひとつの答えになります。
私のところへ相談に来られる内容は、夫との関係修復です。
しかし深層心理のところで、仲良くしたいと考えている夫のことが怖いというのです。
いえ、中には自分が夫を怖がっている事を、認めたくないという妻もいて、こっちの方が重症です。
それはある意味、これまでが、夫のご機嫌を損なわないように、腫れ物に障るような夫婦関係だったのです。
ここを、見つめていかない限り、真の夫婦仲良く・・・・とは程遠い。
別に表立って、喧嘩しろと言うわけではありません。
ただ、自分が、本当は夫を恐れている部分は、何か?
その恐怖の正体だけでも、解明させておくことが本当の夫婦関係修復ではないでしょうか?
では今日はここまで。
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