何故浮気を白状、謝罪できないか?
誤解はあることですから、仕方がありません。
でも、夫に浮気をされた妻で、中には誤解を通り越して強く思い込みをしている人がいます。
当方に相談に来られる方は、基本真面目な方ばかりなので、一旦、思い込んでいる事は、中々、違う考え方が出来ないようです。
ただ、どなたも、夫婦関係を改善したいと思われてのことでのご来訪ですから、結果オーライとなればいいので、誤解の核となっている部分を解いていく作業からはじめないといけません。
もちろん、それがダメと言うわけではないのです。
未経験の夫の裏切りにあい、その答えなんてわかりっこはないのですが、この思い込みをしている拘りの部分が問題なのです。
例えば、夫は浮気を妻に白状したら、その浮気は止めるだろうという決め付けがあります。
これは夫も、そういう風にして妻を洗脳するのですが、その夫の言葉を信じるというスタンスで、お話をされます。
相談は夫の「告げた言葉」がベースになり、話は展開します。
でも、ここが私の言いたいところですが、不倫をしている間は、妻に噓のオンパレードだった夫が妻にばれたからって、そんなにすぐに変われるはずがないのです。
しかし、夫の言葉を借りると、「浮気相手とは別れた」という言葉だけで、それは終った事と信じるようなのです。
だけど、夫婦関係修復と言ったところで、そんなに簡単ではないし、努力はしたものの、しっくり行かないので当方に相談に来られたということですが、そもそもの、「妻にバレたら浮気は止めるもの」という刷り込みをベースに相談をされるのです。
だから相談者のしっくり行かない点は・・・・
1、浮気が終ったのに夫が相変わらず冷たい
2、浮気が終ったはずなのに、自由が欲しいという
3、これから家族サービスをしてくれるはずなのに、お小遣いの値上げを希望してきた。
4、これからは、スポーツジムなどの趣味にいそしむ。
ここに妻は納得というか、意味が判らないというのです。
これをお読みになられている方はもうお分かりだと思います。
1~4は、基本の答えの方向を変えてきたら解る話です。つまり、「浮気相手と別れた」という事を「まだ別れていない」と言う事に置き換えたら、1~4の意味が判ります。
要は「別れてない」という事を前提にすれば、答えは出ます。
で、私の仕事はここからなのです。
「こんな風に、夫の浮気が終っているという根拠はどこにありますか?」と聞いたら相談者は「夫がそう言いました」という訳です。
解ります。
ご主人がそういえば信じたいのが妻心ですから。
いえ、夫婦のやり直しを望んでいるなら、まずは信じることからスタートと考えるのは当然で、ここで
あえて「信じられない」と言うのは喧嘩を売っているようになりますから、まずは信じてみるのは悪くないです。
でも、そうした中、何も変わらなかったら、夫の浮気が終ったという前提を一度見直してみるという事も必要です。
しかしここが、一番の拘る部分なのですが、夫は妻にバレたら浮気は止めるというより
本当の考え方は「やめるべき」と考えているので、「浮気は終っている」というところから出られなくています。
これを発想の転換が出来たら、答えは簡単に見つかります。
「浮気は終ってないのだ」というところから考えをスタートさせたら、「じゃ、どうしたら終らせられるか?」に取り組むことも出来ますが、相談者の依頼内容は、「浮気が終っている」上での、相談であって、決して浮気が続いているという事は在りえない前提なのです。
本当に気持ちは解ります。
しかし、私は、相談者の現状に蓋をする考えの上に乗っかっていては、答えは見い出せないのです。
信じたいし、信じることを大前提で、解決策が欲しいという気持ちは痛いほど解ります。
でも、夫の目的だってそうなのです。
妻をまずは、洗脳しておいて、家庭生活を送ろうという事です。
これが仮面夫婦と呼ぶのだと思います。
ここで夫を信じないと、益々夫婦関係にヒビが入るという気持ちはよく解ります。
でも、貴女が頑固に信じている、その前提、それが間違っているし、それを考え直そうとしない限り本当の道は見えてこないです。
ですから、本当の問題は、夫の浮気が終らないことではなく、夫の浮気は終ったと信じたい妻の夫への「信仰心」です。
これは、私がどれだけ解いて説明しても、信じたいのは夫の事のようです。
悲しいです、グスン。
そりゃ、私などは、ネットで見つけてくださっただけの関係ですから、長年暮らした夫の方を信じるのは当然でしょう。
だから、私へ相談に来られた時点で、この夫呪縛から解くという事が、私の大役になります。
しかし・・・・・案外この洗脳は解けず、結局、お茶を濁したような話に終始します。
私も長年の経験上、本当にご主人の浮気が終結しているな、と判断できたら、それは、そういいます。
でも、疑わしいところがあると判断したら、そこをスルーするわけにいかないのです。
なのに、相談者は、「それは少し横に置いて、しっくりいかないことを何とかしたい」と述べられます。
いやいやいや・・・・・夫に浮気相手がいて、それを無視するわけにはいかないのです。
浮気問題を無視して、夫婦が仲良くなれるはずが無い。
どれだけ夫婦が、修復できたように見えても、それが妻を騙している上での事なら、本当の修復とは言えません。
ここを解って欲しいな~と思っても、考えを変えない頑固なのは、誰でしょうか?
実は、問題は夫ではなく、何を隠そう妻が一番頑固に、浮気が終ったと信じている妻が問題?なのです。
恐らく、夫を信じるという、それが妻の心の支えなのだと思います。
悲しいですが・・・・。
しかしよく考えてみてください。
私のところは、御代を取って相談に乗らせていただいています。
私の説を聞き入れてくださるかどうかは強制ではありませんが、せっかくお金を払って、来られるのですから
一応は耳を貸してくださらないと、費用がもったいないですからね。
もちろん、私の話を聞いた結果、やっぱり夫を信じるという結論もありでしょう。
でも、私の話を聞いた後も、相槌ちのように頷けはしても、納得は出来ないと言う方もいます。
これはこれで、ひとつの答えです。
つまり、どんな事を言われても、夫を信じるという「自分がいる」のです。
これはある種頑固ではありますが、そんな頑固な自分を再確認するのも、答えです。
では今日はここまで。
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