浮気後の夫を信じるという事
今日は 私が日ごろ、唱えている事が、とても分かりやすく説明されてあったので、是非、皆様一度
外部リンクですが、お読みになって頂きたい。
共働き夫婦の「家事分担」進まず、企業・行政・男性が変わらなければ…」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180218-00010000-yomidr-soci
これは共働き夫婦に限って書かれてありますが 当方で問題視しているのは、専業主婦も家事に疲弊していて、そういう不満の積み重ねから夫婦仲が悪化しているケースも少なくないのです。
しかし、私の所に相談に来られる方は、特に悪化した結果、夫婦が破たんするという事もあるのでこの問題はもう少し、未然に防ぐという防御策が必要とされるくらい切羽詰っているのです。
とは言え、私が今、これを社会問題として捉えようという話ではありません。
いや、むしろ、もっと声に出して行きにくい・・・・実はこの問題を、逆に利用され離婚の理由に使われることに私は憂いを感じています。
これは、当方に持ち込まれる問題に限って・・・という事を前置きさせて下さい。
「たかが家事、されど家事」です。
この火事の問題が当方に寄せられる浮気問題に深く関わっています。
いや、本当はあまり関係ないのに家事問題にすり替えられているという事がよくあるのです。
例えば、夫が浮気をするとします。
それを妻が見つけて、夫婦修復をしようとする時に、何故夫は浮気をしたのか?という原因を追究した時に、妻は自らを省みて「私も家事がおざなりになって、家の整理整頓も完全じゃなかったわ」と反省をし、家をせっせと整え始めます。
これは、夫が「妻から心が離れた理由」に、「家の事を何もしない」という風に言われたことに端を発します。
もちろん、これは心当たりのある妻は、手抜きをせず、今後は家事に一層勤しみ、夫からの「愛され妻」になろうとします。
これは確かにこれまでを振り返り、緩んでいた自分を、ブラシアップをすることはいいと思います。
でも、それなら私の所に夫や妻から、「家事をしなかった事で離婚の危機に陥っています」という相談があってもよかったはず。
私はこの20年近くの仕事の中で、ただの一度も、夫や妻が離婚を望む理由に「家事をしない」ということはありませんでした。
もちろん、程度モンという事もあり、日常、こういう不満を溜めているという事は多かれ少なかれあります。しかし、それで離婚を考えている・・・または離婚宣言されたという相談は一度もありません。
これは何を意味するかというと、妻は家事。
夫は家事育児協力。
これを怠ったから、離婚するという・・・・
家事を怠ったという事を罰のようにされてしまうのです。
つまり離婚をするのは、家事をしなった責任として処罰のような意味で離婚を言い渡されてしまいます。
家庭を暮らしやすく快適に過ごすことが目的の家事が、怠ったからと言って、離婚だと処罰される。
これは家事が家庭を確立する第一になってしまって、出来ないから離婚というのは本末転倒です。
もう、これでお分かりだと思いますが、家事をしなかったから家庭が崩壊するのではないのです。
もちろん整理整頓された、綺麗な家に暮らせるのは理想です。
台所も清潔で、食べた鍋釜もすっきり収納され、いつもモデルルームのような家に暮らすのは憧れますが、生身の人間がそこで生活をしているのです。
よくテレビで、学者の方のオフィスを映し出していて、机の上から本棚も、ぐっちゃぐっちゃの博士もいます。よくこれで、研究した書面などがなくならないな、と心配します。
でも、何とかなっているのでしょう。
そうです。家庭もそれと同じ。完璧でなくても何とかなるのです。
それを、自分の浮気が見つかったから、その原因を作ったのは、夫や妻やというのは卑怯というもの。
これまで、そんな事言ってなかったじゃない、という事です。
いや、100歩譲って、不満は言ってても、それで離婚をしたいと言ったことなかったじゃない、という事なのです。
それなのに、今は浮気が見つかった。。。その浮気をした理由は、妻が家事をしなかったから、俺は
この家庭で落ち着かなかった、という理屈です。
たいてい浮気をする夫というのは、家庭では落ち着かないものです。
何故なら、会っていると楽しい浮気相手がいるのに自分は家庭を持っているから自由に浮気相手と会えない。
その家庭や家族は俺の自由を奪うもの・・・・ましてや浮気がばれたら、それは浮気の終結を意味するものだから、浮気を隠す細心の注意を払わないと・・・・・・
そうなると、家庭や家族が落ち着く存在で有るはずがない。
これが浮気をする男性が、全員口にする「俺には居場所がない」です。
本当に浮気をする男性が全員と言っていいくらい、異口同音に「居場所がない」といいます。
だから、家庭という場所から、さようならしたいという事を「離婚」という決別宣言にするのです。
例えば妻が家事をしない事が本当に問題なら、それを巡って家族会議をすればいいのです。
夫もどの程度協力できるか、問題に感じた時に、提案、もしくは文句を言えばいいのに、浮気が分かった時に、それを告げ、尚且つ、それを言った時が、もう最終段階で離婚だなんて・・・・・・
もうこれで、お分かりでしょう?
家事をしないというのは妻を悪者にしたいだけで、それが問題だからと言って、解決しようとしないという事です。
「俺はずーっと我慢してきた。ずーっと言ってきた。それでも妻は変わらなかった。また君は今後も変わらない、だから離婚だ」というのが夫君の主張です。
夫が妻への不満を口にした時が 死の宣告のように、告げた時が最終段階って・・・(汗;)
夫婦の暮らしって、色々、互いに気が付いた事を述べ合い、改める事は改めて・・・・
これを軌道修正と言います。
この軌道修正のチャンスも与えられないなんて・・・・
でも、中には、チャンスを与えてもらい、せっせと、軌道修正する人もいます。
しかし、家事なんてものは、いくらやっても完璧に出来ないし、家事に終わりはないのです。
だから、その完全に出来ない間は、夫の行動に文句を言ったり、帰りが多少遅くても文句を言えないという暮らしが始まります。
そういう事で、妻は居住まいを正す事で 夫婦の関係を立て直すという努力を強いられます。
つまり家事がきちんと出来ないなら、夫に楯突くな、というペナルティーです。
夫の行動を詮索する資格をはく奪する、という罰則なのです。
妻も、離婚は避けたいので、せっせと家事をします。
夫と妻が反対、つまり夫が妻から離婚宣言をされた場合も同じで、妻に気に入られようと、家事や育児を頑張ります。
もう、これでお気づきでしょう。
家事や育児の不出来を妻へのダメ出しにされ、浮気をした自分を正当化させたいだけなのです。
これを離婚にまで持って行こうとする目的か?
それは現状の判断になりますが、実際に家庭を見直すきっかけになるなら、夫や妻の浮気事件も無駄ではなかったでしょう。
でも、これを口実として、離婚になるなら、それは完全に話のすり替えです。
これまで、パートナーが家事をしないから離婚というのはあまりないです。
もちろん、家事をしないという事もゴミ屋敷でない限り、快適に暮らせない理由の一つで
色んな事が複合的に、離婚になる事があっても、家事をしない妻に嫌気がさして浮気したという話は
あまり聞いた事はありません。
ただ、妻が普段から家事も育児も何もせずに、夫に偉そうにしていたというなら、それはそれで問題外ですが・・・・・
では今日はここまで。