松居一代さん・・・どうしちゃったの?

村越真里子

村越真里子

テーマ:有名人の不倫

今、メディアでは松居一代さんのユーチューブ画像と週刊誌の記事が取り上げられています。
こうした離婚問題を日ごろ取り組む私としては 関心を持つと言うより、一般の家庭にも当てはまる内容で
とても分かりやすい参考材料になるので、このコラムでも取り上げて行こうと思います。

でも、その前にちょっと一言。
私も含め自分の事は分からないのですが、人の事は良くわかると思いませんか?
まさしく、今回の松居さんの言動を見て、これで問題が解決の方向に向かうと思いますか?

松居さんがどれだけ苦しんだかは、ユーチューブの画面からは伝わりますが、それが解決の方向とは逆の方向に行ってしまっていると、誰しも感じられていると思うのです。

私もワイドショーを見ながら「だからと言って、これはやりすぎや」と一人画面に突っ込んでいます。

人間は、誰しも、問題を抱えた時、出来れば円満に解決したいと思っています。
誰も、こじれさせようと思ってはいません。
しかし一つ間違えると、結果は最悪の方向に向かい、おおよそ円満という事とはかけ離れてしまいます。

離婚になるか、離婚にならないかは、それぞれのケースがあるので、それそこ人それぞれ。
どっちにしても、なるべくこじれずに着地したいと思っているのは、恐らく全世界、人類すべての願いです。

でも残念ながら、それとは真逆の方向に進んでしまっているのは、この松居さんの例は非常に参考になります。
では、松居さんの例がそんなに、変わった事かというと、我々一般人の中でも、大なり小なりこのような事をしてしまっています。
松居さんの報道を見ながら、誰しも「松居さん、それはやりすぎよ」と人の事なら分かるのに、実は自分の時には、同じような事をしている事に気づかないのです。

夫の不倫を見つけて、夫を問い詰め、逃げる夫を引き留める為に、ありとあらゆる事を妻はやってしまいます。
夫の親に相談し、妻の親に相談し、なんなら、自分たちの子供たちも巻き込んで、夫の下半身の問題を明るみに出します。

もう、とても大事(おおごと)になり、収集付かないとはこの事です。
本当ならば、誰にも分からないように、夫婦だけの問題として解決するなら、まだ夫のメンツも保てますが
松居さんのように、ここまで対立姿勢を表にだしてしまうと、夫の船越さんは、家庭に戻るという気持ちは
1ミリもなくなってしまいます。

松居さん夫婦はとっくに破たんしていたと言われますからもしかしたら、何をしても離婚しかなかったのかもしれませんが、ここまで世間に公表してしまうと、船越さんの浮気が悪いというより、頭に来たからと言ってこんなことまでする松居さんを、船越さんも、結局は愛せなくなったのだと、原因が松居さんのように、思われてしまいます。松居さんが船越さんを追い詰めれば追い詰めるほど、松居さんの評価を落とします。
確かに浮気は悪い。
でも、こんな事態になると、男性なら浮気もしたくなるよね、と思われて松居さんは損しかないのです。

一般の夫婦は、こうしてマスコミに発表する事はできませんから松居さんのそれとは少し違いますが
周りの人間にすべて話してしまうと、夫のメンツは丸つぶれになります。
親戚縁者に言うだけではなく、不倫相手が夫の同僚の場合は、その会社にまで乗り込む妻もいますが、
そこまですると、「あの妻なら逃げたくなる」という定評になり、夫も仕事をしにくくなります。
そうして夫に恥をかかせる事になるだけではなく、浮気相手の女性からも「馬鹿な妻」と見下されます。
離婚がゴールなら、夫の仕事がどうなろうと関係がないかもしれませんが、夫とやり直したいと思うのであれば、せめて夫の尊厳くらいは妻が取り上げてはいけません。

腹が立ったからと言っても、何をしてもいいとはなりません。
苦しんだからと言って、夫も苦しんだらいいと言うなら、それで本当に夫とやり直したいの?と聞きたくなります。

自分の伴侶と寝取られたら(また古い言い回しだけど・・・)頭にきて、その浮気相手と直談判したくなるのは分かりますが、その時点で、自分の値打ちも下げてしまいます。
そんな、人の伴侶にちょっかい出すような浮気相手は、直談判に来られた事で、自分への被害は恐れても、本気で反省するようなまともな神経は持ってません。
むしろ、抗議に来た様を見て、後で笑っている事もあるのです。

ではその直談判の効果とは?となると、あなたの怒りを伝えに行ったという事に過ぎないのです。

松居さんも最初は船越さんを引き留めたかったのでしょう。
最初、家庭内で話し合っていた段階では、松居さんもすがったり、ないたりわめいたりしたことはあったと思いますが、男性という生き物は、女性と面と向かって対峙することを嫌います。

でも、妻という女性は話し合いが好きですから、話し合って、距離を詰めようとします。
しかし、興奮しやすい性格の妻の場合は、話し合いが成立しないと、ヒステリーを起こします。
だから、船越さんが別居という手段をとり逃げたのです。

浮気問題というのは、こうした悪循環を生みます。
直談判にしても、妻にすれば、それは話し合いと考えているはずですが、浮気問題は話し合いで解決しないのです。

今の松居さんの、化粧っ気もないスッピンをさらして、世間に向けて情報発信。
これは船越さんに恥をかかすことにしかなりません。
謝罪は、悪かったと反省するからこそ、出来る行為です。
本当に船越さんに謝罪を求めるなら、ここまで相手に恥をかかせたら、船越さんも自分がまいた種とはいえ
反省なんてしません。

松居さんは最高栽まで戦うと言ってますが、最高裁は憲法違反クラスの事件ならともかく、夫婦の問題は家庭裁判所程度の事で、知らないとは言え、単に常軌を逸していると思われるだけです。

浮気という悪い事をした夫でも、「一寸の虫にも五分の魂」ですから、最後の最後まで叩きのめすのは、結局謝る体力も残りません。

一般の家庭に置き換えて考えると、憎っくき夫とはいえ、離婚をしたら、慰謝料も貰わないといけないのですから、会社にも知れる事となって、仕事を辞めると、ご主人は養育費も払えなくなり、妻は自分で自分の首を絞める事になります。
離婚をする時の形が、今後のお金の問題に影響します。

離婚の話はお金の話、と言えるくらいです。

そうなると、松居さんの離婚は?
離婚の場合は、慰謝料とかは自分たちの決めた金額で決まるのですが、財産分与は、普通は半分づつで分けます。
結婚してから築いた貯金は、二人のものですから、慰謝料は離婚原因に加味されますが、財産分与は大よそ
半分づつになりますから 船越さんの貯金と、松居さんの貯金を合わせて、二分割されたら、恐らく役者の船越さんより、物販をされていた松居さんの財産の方が多いはずです。
それを割って二で割れば?・・・・・・・

ジャッジャッジャーン♪≪火曜サスペンス風の効果音≫

あ、そうか・・・・・船越さんの方が得をするのです。
それを分けたくないから、ここで船越さんを叩いておき、財産分与はいらないと言わせたいのか?
松居さんの本当の狙いって、それ?

ちょっと、ふざけ過ぎましたから話を元に戻します。
船越さんは、松居さんが離婚にさえ応じるなら、財産も何もいらない、マンションも全部渡すと言っているそうですから、松居さんはそれも許せないのだと思います。
だって、マンションなんて貰わなくても、いくらでも買えるからです。
お金じゃないのよ、という事でしょうか?

本当に人間が怒るのは、踏みにじられた時です。
相手にされてないという事が一番絶望的になるのです。
浮気は、妻じゃないない他の女性に心を移す事ですから、
夫の心が妻にないと感じた時に絶望するのです。
松居さんも自分という存在を、分からしめる事も今回の言動の元のにあります。

今回の松居さんの言動の元にあるのは憎しみという愛憎ですね。最後はお金ではなく、気持ちだと思うのです。
裏切られた、踏みにじられたという事に対しての仕返しだと思います。
だから、世の妻も気づいてほしいのです。

親に相談しても、会社に告げ口しても、浮気相手に直談判しても、
大義名分は「解決」かもしれませんが、気持ちの奥底にあるのは
「仕返し」なのです。
ここを夫に読み取られてしまうと、夫の心は戻りません。

だから、あまり周りに公言する事は、「修復」とは反対の方向に行くという事を分かって下さい。
じゃ、今日はここまで。

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村越真里子
専門家

村越真里子

Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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