アパ不倫 Vol2

村越真里子

村越真里子

テーマ:有名人の不倫

昨日の続きです。
アパ不倫についてもう少し述べますね。
あ、その前に、アパホテル様、決して、悪口じゃないですよ。
いつもリーズナブルな料金で、利用者は喜んでいられると思いますので、
ここで書く事は、お許し下さいね。
社長の素敵なお帽子はいつも、素敵だな~と思っていますよ。

さて、前置きはともかくとして・・・・・・
不倫関係と一言で言っても、不倫の形が違います。
本当に大事にしている相手との不倫と、遊び程度の不倫。
身体の関係だけの不倫と、心が結び合っている不倫。
アパ不倫を、「安いホテルで済ませやがって」と考える人もいれば、気を使わない相手だから、
それだけ気取らずに安いホテルで、何度も会える方がいいと考える人もいます。
だから、そのアパホテルを利用したというには、いろんな意味があるかもしれませんが、受け取る側にもいろんな考え方が出来るのです。

それと同じく不倫をした原因にも物事には色んな考え方があって、例えば、元々夫婦の関係に溝があり、夫婦の形が破たんしていたとしましょう。
それによって夫は不倫をした場合、不倫をした原因は「夫婦の破たん」と考えるか、またはそれを口実にします。
でも妻は夫婦の破たんしていた原因を、これからの反省点として修復に向けて、その原因を修復の課題にします。

ここで問題なのが、その夫が元々夫婦が破たんしていたから不倫をしたが、それを謝りたいのか
謝りたくないのか、なのです。
つまり謝りたいと思っているなら、それは修復に向かうでしょう。
しかし、謝りたくないと感じていたら、修復どころか離婚をしたいと考えるのです。

ですから、そこで何としても謝らせたいと妻が思うと、謝らせたい、いや謝りたくないと、ここでも対立の構図が生まれます。

つまり不倫も色んな形があると書いたのは、その不倫が、いわゆる倫活で、夫の活発な浮気癖というようなものであれば、それは遊びの範囲ですから、不倫を見つけて、お灸をすえるという事で、謝るかもしれません。
でも、日ごろから妻の横柄な性格に嫌気がさしていて、他の優しい女性に気を移したとなると、相変わらず夫に謝らせようとする妻に対して、益々気持ちが離れてしまいます。

こういう事に気づかず、相変わらず夫に謝らせないと、再スタートが切れないという妻は、自分の事の反省より、夫の謝罪を重要視するため、この妻の上から目線的な姿勢に夫は、もう一緒にやって行こうという気持ちを失ってしまいます。

つまり不倫をされて、傷ついた気持ちは、謝ってもらう事で、忘れることができると妻は考えるかもしれませんが、それが逆に、修復不可能にさせてしまうのです。

ではなぜ、こういう謝ってもらいたいという気持ちが前面に出るのかというと、ここが夫婦関係の立ち位置に拘っているという事なのです。

私は日ごろより、物事を改善するには、まず問題を分析する能力が必要と考えています。
そして分析した結果をもって、改善点を見出し、努力をするというのは当たり前と思っています。

これは人間関係に関わらず仕事や勉強にも同じことが言えます。

だから中身が分からないと反省も出来ないし、反省が出来ないと改善しようという気持ちにもなりません。
しかし、この反省と言うのは、人に向けての反省もあれば、自分に向けての反省もあります。
ただ、どちっらが今後の努力に対して効果があるかというと、これは間違いなく自分への気づきなのです。
でも、夫婦の不倫の場合は、まず反省せよというのは「妻に対して傷つけたこと」ということが求められてしまうから、夫も、そこに抵抗感を持ってしまうのです。

ここで残念なお知らせがあります。

不倫をして、反省なんてすぐにはしません。
むしろ、不倫が見つかっちゃって、これからやりにくくなるな、と考えているというのが本音です。

もっと言えば、そもそも不倫をした原因は、妻が優しくなかったし、妻がセックスもさせてくれないからなのに、反省をしろと言われても、これから本当に妻こそが優しくしてくれるの?と思っています。

だって、妻にも反省してもらいたいと思っているのに、相変わらず妻は夫に謝らせようと、鬼のような形相で立ち向かってきているのに、その妻が今後優しくなるなんて、想像できないし・・・・
と、いう所でしょうか。

何なら、長年、肌ひとつ触れさせてくれなかった妻がどうやってセックスするの?
いや、もし、今後もプリプリ怒った妻は、セックスなんてさせてくれるとは思えない・・・・・
と、なると、これからはセックスもない生活を僕は受け入れないといけないのか?
だったら、これからは反省の日々に加えて不倫もセックスもない生活なんて、禅寺に出家するようなもんだ・・・・・・
あ~ここで謝ると、僕はこれから、地獄だ~

そんな男性諸君の声が聞こえてきそうです。
世の妻たちへ・・・・・
私のコラムを見つけて下さるのに、「夫、不倫、白状させるには?」というようなキーワードで検索されます。
でもね、何故白状させたいか、という自分の本音に気づいてほしいのです。

白状させたら探偵を使わなくてもいいから、タダだ。
白状させたら、反省して謝るという事は二度としないだろう。
まず白状は謝罪とセットになっているはずだ。

これらの妻の本音は、上記の夫の本音を読めば、何の役にも立たないという事がお分かりなのではないでしょうか?

不倫も色んな形があると冒頭で書きました。
セフレだったらいいのです(本当はあかんよ!)体の関係だけなのですから。
この体の関係を妻と出来ればいいだけなのです。

でも妻とのそれが慢性的なもので、妻も夫とのセックスが出来ないと感じている場合は、不倫だけを断罪しても、何の解決にもなりません。

まして妻にセックス自身を嫌悪する感情があれば、夫とのセックスの再開は望めません。

妻「セックスに対して苦手意識があって、夫の事は愛しているがセックスはしたくないのです」

と言われる方もいます。

そうなると、夫の不倫を謝らせるだけで解決できるのか?という事になります。

妻「でも、ここで夫に謝らせないと、やり直しのスタートが切れないんです。」

と、考えています。
これは何故でしょうか?
つまり夫婦の立ち位置の問題です。

何でも妻が上位に立ちたいと考えているからです。

それは、本当はいろいろ、妻にも欠点があるけれど、そこは夫が先に謝ってくれないと・・・・とか
慢性的な問題に関しては、妻の私も万策を尽きているが、何とか夫婦の形だけは継続していきたいというような、本音がある時があります。

こんな形だけを継続していきたいという計算高い妻に、はっきり言って謝罪なんてしたくないという事になる訳です。

それで夫がよくいう言葉に「お前が求めているのはお金だけか?」という言い方になります。
夫だって心を合わせて生活がしたいのです。

それなのに、夫に謝らせる事に拘っているという事自身、フラットな夫婦の立ち位置じゃないという事です。
まずは謝ってもらわないと、締りが悪いというのは、分からなくもないですが、それじゃ相変わらずの妻の強気を感じて、妻が「私も反省するところはある」と言ったところで信じてもらえないのです。

どちらが先に信じるか?
どちらが先に謝るか?

そんな「先」が担保されないと、自分たちは、歩み寄れないというのは、やはり立ち位置に拘っているからです。

妻もここまで不倫で苦しめられて、相手の女性とはよろしくやっていて、自分だけが馬鹿を見たから
謝ってもらわないと、やりきれない。という気持ちは分かります。

でも、その謝ってもらわないと困るという気持ちは、何から来ているのでしょう?

夫に不倫をされて、妻のあなたは、どの感情が一番多いのでしょうか?
嘆き?
失望?
不安?
自信喪失?
悲しみ?

・・・・もちろん全部だと思います。でも、夫に謝って貰いたいと考える妻の特徴として最も支配しているのが下記です。

怒りとプライド。

つまり強気なのです。この夫の不倫に対して、嘆きとか失望とかの気持ちが強く表れる妻は、ある意味気持ちの優しい部分があるので、自らも反省してます。

しかし、反面強気が先に立つ妻は、ある意味、今回の不倫の原因や中身の前に、妻を馬鹿にしているという感情の方を持ってしまうようです。

と、なると今後は夫婦仲良くしたい、フラットな関係を気づきたいと思っても、その妻の強気の性格がとても災いするわけです。

ではどうしたらいいのか?

もちろん、不倫はダメ。
でも、その不倫に走らせる根本的な原因が、表面的なセックスレスという事ではなく
何故、セックスレスになったか、という根底にある問題に目を向けないといけません。

夫とセックスを出来ない妻ほど、強気なタイプです。
例えば家事などが苦手でも、それを指摘されたくない。
何なら、家事に対して夫が不満を持とうものなら、
【あなただって家事協力を怠っているじゃない】と反論するタイプです。
誰だって苦手な事はあります。
家事が出来ないなら、本当の意味で夫に上手く、協力を申し出ればいいのですが、
夫を上手く動かす事が出来ない妻ほど、「口撃」という対戦姿勢を取ります。
女性らしく、夫に甘えたり出来ないけれど、逆に上手く夫を動かす事が出来ない妻は、「強気」という対戦モードでしか、向き合えないのです。

最初は友達夫婦のように、なんでも言い合える夫婦だと思っている妻ほど、結婚してある程度の年月を経たら、夫に対して姉さん女房の様に、あれこれ指図し始めます。
夫婦も姉弟のようになると、セクシーな関係がなくなります。
これが上から目線の関係になり、どんどん妻は逞しくなっていくのです。

子犬も可愛いと思うのは、小さくて弱い存在だからです。
強くて、ちょっとしたら、バウって吠える大型犬には、噛まれそうで怖くて近寄れません。

謝って貰わないとスタート切れないと、そこに拘る妻は、夫にすれば、犬に向かって「伏せ」と命令するご主人様と同じ。しつけで伏せをさせても、それはご主人様を恐れる犬のように、従順にいう事を守るだけです。

全面降伏にはフラットな関係はありません。

浮気を白状させると、一言で言っても、そこには色んな結果が待っています。
妻はそこまで深く考えてないにしろ、謝らせるという行為には、謝る側にも色々、受ける感情があるのです。
「お手」「お座り」と上から目線で命令しても、
「ハウス」には、戻りたがらないですよ。(うまい!座布団一枚!)
おあとがよろしいようで。
今日はここまで、

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村越真里子
専門家

村越真里子

Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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