仮面夫・・・高知東生
とうとう、この言葉が定着しました。
タレントの小倉優子さんの夫が、妻の所属事務所のタレントと不倫をしていたことを受け、物議をかもしています。
誰もが異口同音に「妻の妊娠中に、なんてひどい」とコメントされていますが、私のところに来られる相談者は、お腹が大きかったり、中には、新生児を抱えて来られた方や乳児を抱いて来られる方は少なくありません。
実は、私は赤ちゃんが大好きです。
こんな、いたいけな乳飲み子が、何故、こんな目に遭わないといけないかと思うと、私の方が泣けてくるので、ぐっと涙をこらえて話をしています。
世間は、妻が妊娠中に・・・ということに怒ってられますが、私はむしろ妻の妊娠中だからこそ、と感じています。
これは、夫を擁護しているのではありません。
ただ、実際に妻の妊娠中という時期が、浮気のきっかけになっているケースを沢山見てきているので、今更、驚かないないのです。
私は女性ですから、本当の意味で男性の生理は分かりません。
よく立ち会い出産を夫がしたら、妻を女性と見れなくなるというような事をいう男性もいます。
と、言うことは妻が妊娠中ということを、逆に一人の女性ではなく、子供の母として妊婦として、労わりの気持ちは沸かないのか?と思うので、何故 妊娠中の浮気が多いのかは、実際のところはわかりません。
結局、浮気はする人はするし、どんなに回りに女性が居ても、しない人はしないということだと思います。
では、浮気をする男性の特徴は?
または、浮気をされる妻の特徴は?
そういう風に考えていくと、ひとりひとりの特徴というより、夫婦二人の組み合わせによるハーモニーにむしろ特徴があるという風に考えます。
妻の性格が男っぽくて、夫にはサバサバした物言いをする。
それが、夫には何とも思わない事なら、その夫婦は上手く行きます。
しかし、夫のタイプも大将風を吹かせたい人なら、妻が夫に指図するような相手では、話し方にもカチンカチンくる。
でも そういう妻に限って、夫とコミュニケーションが取れないという。
つまり自分の夫の事をまるで分かってないということが言えるのです。
夫にも色んなタイプがあって、妻がサバサバしたタイプを好み、かかあ天下がむしろ心地いいとさえ思う人もいます。
でも本当は自信がなくて、どこかコンプレックスの塊であれば、妻が夫に対して友達みたいな口を聞くことを嫌がり、
もっと男を立ててよ、という考え方になります。
一見、表向きは仲良し夫婦に見えていても、中身はフラストレーションを貯めていることがあります。
私は今回の優子りんの夫も、結婚するまではカリスマ美容師といわれていても、結婚した途端に、優子りんの夫という風に言われ、
妻のネームバリューには、夫のプライドは潰されてしまうのです。
薬物におぼれた高知東生を1ミリも庇うつもりはありません。
高知東生は、それなりにいい役者でした。顔もむしろ二枚目で、本来なら何も引けを取らない。
女優の高島礼子と結婚して、彼の存在は芸能界からどんどん、薄れていきました。
これを本当の実力がなかったと言うことは、簡単です。
でも、その高知東生にも、心はあったはず。
高知東生という名前の前に、高島礼子という妻の名前が必ず前に来る夫の自尊心は、恐らく傷つけられたと思います。
だから、薬をやっていいという理由にはなりませんが、男のプライドはとても繊細で 弱いものだと思うのです。
だから、優子りんの妊娠中が気の毒であることは間違いないのだけど、カリスマと言われて、自分が花形だった夫が、妻の名前にかき消されてしまったとしたら、自分より下に見れる若手タレントが、自分を持ち上げてくれたのではないでしょうか?
もちろん、人の家庭の中ですから他人には分かりません。
優子りんだって、家庭では夫を立てていたかもしれません。
でも、男性って、一歩表に出ると、自分が主役なのです。
こうも、優子りんの夫という呼ばれ方をしたら、覚悟はしていても、もっと厳しい現実を感じていたのではないかと思うのです。
今日は妊娠中の妻が可愛そうというより、妊娠中だからこそ、という現実の話をしました。
そして優子りんの夫は、ヘヤースタイリストという影の立役者でも、実際は男性は自分が主役なのだという事をお分かり頂きたくって、こんな事を書きました。
なんやかんや言っても、男性って 「俺が大将」なのです。
その特性を分からずに、男性とはフラットな関係で・・・・なんて言っていると、夫はカチンと来てます。
そして、自分の居場所を求めて、他の女性へと余所見します。
高知東生も最初は妻を支えて・・・と思っていたかもしれませんが、そればかりではダメだったのだと思います。
よく相談者の妻が言う事に、妻が夫と足並みをそろえて歩みたいと言います。
しかしそう言っている段階で、実は夫のプライドはズタズタです。
三歩とは言いませんが、妻には自分の後ろを歩いてもらいたい。
結局夫は自分が先頭切って歩きたいのです。
妻が夫とフラットな関係を、と望んでる段階で、それはもう夫にとれば、上から目線なのです。
こんな風に考えると、妻も「私が・・・私が・・・」という主役。
そして夫は、もっと「俺が俺が」の俺様なのです。
そう思うと結局、みんな自分が主役ということです。
あ~っ!面倒くさっ。
では今日はここまで。