アパ不倫 Vol2
ワイドショーをまたもや騒がしています。
乙武さん夫婦が別居をしたとか、第3者を立てて話し合いに入っているとか・・・・
話し合いと言っても、弁護士が入ったということは、離婚に向けてと言って過言ではありません。
話し合いという協議をしているのです。
ちょっと余談ですが、私のところに来られている相談者たちは、この話し合いということをして更に夫婦の関係が悪化した方ばかりです。
そうなんです、皮肉なことに夫婦がおかしくなって行くのは この話し合いをしてこじらすからなのです。
特に浮気問題であれば、まともに話し合いが成り立つはずがない。
まずは、この話し合いというのは 浮気を継続しようともくろんで方からすれば、うざったいだけ。
だから 話し合いという協議は逆に「協議離婚」へ向かう事もあるのです。
それくらい、みんな話し合いが下手。
私から言わせると そんなの話し合いでも何でもなく、ぴーぴーわめいているだけは、一方通行になるだけです。
特に夫婦が言い争いになった時に、一方がもう腹を決めている場合、弁護士という第3者を立てて冷静に話をしようと思っても 「第3者を立てる」ということが 夫婦で話し合いを出来なった段階と取られてしまうと、片一方は修復のために
交渉のスペシャリストである弁護士を中に入れて話し合おうと言った事でそれは夫婦では交渉決裂したという風に取られてしまいます。
だから、何とか丸く収めたくて弁護士を頼んでも、そこでは自分の困っている状態を表現するのに、相手の悪い点ばかりを並べ立てると、それを聞いてる弁護士さんも、おおよそ修復したいという風には聞こえませんし、弁護士を立てて話し合おうと、肩をイカラせて言っている時点で 戦闘モードになります。
と、いうことで、よく浮気相手と別れさせる方法を聞かれる中で、浮気相手への例えば交際禁止令などの文書を出すと、夫の気持ちが益々遠ざからないかと聞かれるのですが、実際は そういう事をしたから、気持ちが離れるのではなく、本当はそのもっと前に夫婦は決裂しています。
浮気を終わらせようとしたからではないのです。
つまり、その前の話し合いを無理くりにするから、夫は逃げようとしているのであって、浮気相手への慰謝料請求などで、悪化しているのではないということです。
むしろ、浮気相手への慰謝料請求をした段階で、何らかの結論を出さないといけないと、腹をくくらざるをえないという観念させたことになりますので、ある意味、潮時を迎える事になります。
そういう意味では、もし、ご主人との関係性が最悪のように感じても、それは膿みが出る時なのかもしれません。
これまでの問題に蓋をしてきて、話し合いのたびに、嘘をつかれ、誤魔化されて来たときの事を思えば、膿みが出る時の痛みくらい耐えなくっちゃ。
今が最悪なのは、これまでの集大成。
最後の談判が夫婦を最悪にさせるのではないのです。
クライマックスはある意味、派手なものです。
だからといって それが最悪なのではなく、蓋をしてきたら、蓋をした分だけ、膿みは吹き出ます。
だから、何か抵抗したら、夫婦関係が悪化するという考え方はやめましょう。
そうしたら、もう少し勇気が出ますから。
おっと、話がまた反れました。
今日は乙武さんの事でした。
私はワイドショーのコメンテーターとは 少し違う観点で考えています。
それは俗っぽいけれど、私の相談者が陥る問題を、乙武さんに当てはめて考えると、少し意地悪な目で考えています。
例えば夫婦が浮気問題から、修復を目指そうとします。
乙武さんの事も例外ではなく、浮気が発覚し妻も自身の反省すべき点を挙げて、夫婦が一丸となって記者会見をし、
夫婦がやり直す宣言をしました。
他人からすると、ここで夫唱婦随の夫婦宣言をしたように感じますし、やり直す決意表明と感じます。
この段階で 夫婦は協定を結び、手をつないだかに思えます。
ここで 夫婦は、仲直りの宣言をしたことで、手をつないだかに人からは見えます。
しかし、本当の仲直りという意味で、ゼロからの出発としたら、手をつないだというのは ゼロから 10か20くらいはポイントは上回っていると考えますが、実は妻の思いは、マイナスからの出発なのかもしれません。
しかし、男性というものは、仲直りをしたら、それで罪滅ぼしができたと考えますが、女性特有の考え方は、謝罪されてもそれはこれまでの事に対してであって、実は妻の考え方は、今からそれをどう償ってくれるの?ということなのです。
これまでの夫婦の間は非常に冷え切っていた。
だから 浮気を終えたというなら、今日からは妻に優しくしてほしいと思いがち。
でも、浮気をした当人の夫は、そんな昨日まで悪態ついていて、今日から妻に優しく出来るはずがない。
本当に妻に優しい言葉を言えるのは、もっと先なのです。
そういうことが分からない妻は夫のぶっきらぼうな言葉に、まだ浮気相手の事をわすれられないんだわ、とか、夫が優しくないのは妻の事を愛してないからだ、とか・・・・・・・
急ぎすぎです。
逆に昨日までは浮気相手の事を思っていて、今日は妻に優しくできる夫って寒くないですか?
だから、少々愛想が悪くっても立ち直ろうとしているのですから、待ってあげて下さい。
恐らく、浮気がバレて、浮気相手と別れた夫も、ひとりの人間。
良し悪しはともかくとして傷ついてはいるのです。
その傷を舐めて自分で癒しているのですからもう少し待ってあげて。
今は自分の事で精一杯で 妻の事を思いやる余裕なんてないんですから。
もう少し、立ち直ったら、優しくできると思います。
おっとっと。またもや話がそれましたが、乙武さんでしたね。
彼の身体的な特徴のことは今回はちょっと、無視してお話します。
ワイドショーでは、彼のお世話に疲れた妻ということになっていますが 確かにそれはご苦労だったとは思いますが
私はやはり、浮気をした夫との修復という点に注目したいと思います。
身の回りのお世話をする事の覚悟は奥様はもとよりご苦労は覚悟されていたと思うのです。
確かにお子様が3人生まれて、覚悟はしていたものの、想像は絶するご苦労だったとは思うのですが、元々乙武さんと一緒になったという強い女性ですから、育児や家事、介添えが予想以上の苦労だったとしても、私はどうも違うように思えて仕方がありません。
つまり男性って、浮気を正直に白状したら それが罪滅ぼしのように考えてしますが、実は妻にとっての罪滅ぼしは、それではないのです。
夫の浮気を長きに渡り、耐えて来た妻は、やっと自分が優しくされる番だと感じた時に、夫は妻に優しくする余裕はまだないのです。
ここを誤ると、夫婦はすれ違っていきます。
妻は夫に白状されたからと言って、だからやり直そうということではなく、裏切られた心を今からどう癒してくれるの?という待ちのモードになっています。
ところが夫の方は、自分もブロークンハートだし、仕事も減少し、政界進出の話も当面はないでしょう。
要するに乙武さんも、もう面白くなかったのだと思います。
でも彼は頭のいい人だから、奥様にぞんざいな口をきいたとは思えません。
しかし、奥様に優しくするという余裕がなかったのではないかと思います。
奥様は優しくされたかったんじゃないかな?
夫の身の回りの世話が大変なことは、わかりますが、日常の家事などは、「作業」です。
作業は慣れが手伝って頑張れるものですが、その下地にあるのは、夫婦としての暖かな暮らしです。
家事は仕事と同じで多少苦労があっても、夫から優しくされると何とか作業は出来るものです。
子供も小さい事から、それは本当に大変だったと思います。
でも、乙武さんほどの仕事をされてきた方ですので、ベビーシッターも雇い、奥様は夫の身の回りの事をすれば少しは、家事の苦労は軽減出来たはず。
何も一生、ヘルパーさんを雇うという話ではない。
今、子供にも手が掛かる一番大変な時こそ、少しはそういうヘルパーさんを上手く使えば、家事や育児の大変さは免れたはず。
それなのに、何故いまさら、家事や育児の大変さを言うのだろうか?と思うと、それは恐らく「絶望」だったのだと思います。
乙武さんと言えど、やはり普通の男。
自分のしでかした不倫についての、妻も一緒に社会に向けて謝ったから、これで終わったと感じていたのかもしれませんが
本当の罪滅ぼしはこれからだったのです。
それを、バツも悪いことが手伝って、男性って妻には優しくなれないのです。
私は乙武さんの暮らしを全部見た訳ではありません。
どれだけ奥様が大変だったか?それは想像を絶するほど大変だったかもしれません。
しかし、一度は夫婦が再スタートを切ろうした矢先・・・やはり家事や育児が大変だったから、とは私はちょっと考えにくい。
今、別居をされていると聞きます。
物理的に別居というのは誰かが乙武さんの身の回りのお世話をしているのです。
それを出来る人は、事務所のスタッフかもしれませんが、それが出来るなら、一時的にしろ、乙武さんの家庭に入り
手伝いを出来たかもしれません。
実際身の回りのお世話はきめ細かい配慮が出来る女性の仕事だと思います。
それを、今も事務所で誰かがしてくださっている・・・・・・
家を出た乙武さんのお世話を出来る人が それほど直ぐ様出来る人がいるのです。
奥様はこういう部分に何かしら猜疑心が消えなかったか・・・・
いかん、いかん、いらぬ妄想をしてしまいました。
しかし、何か奥様の心が折れてしまったのは、何か他にも理由はあるように感じてなりません。
私も若い頃は 色んな苦労はありました。
暮らしも裕福ではなかったので 朝から夜まで働いた事もありました。
ヘトヘトでした。
でも、その疲労は、元夫が勞ってくれたり、子供の笑顔で疲れは吹っ飛んだものです。
もちろん一日寝たら、疲れが取れるような生易しい疲れではなかった。
でも、どれだけしんどくたって それから逃れたくって離婚とはならなかった。
離婚を考えるときは やはり元夫と、心が合わなくなった時でした。
なので、乙武婦人は、夫のお世話から解放されたかったからではなく、夫のお世話をしても、報いられない、虚しさから離婚を決めたのではないかな?と思えてならないのです。
何度も言います。
本当に若い学生の頃から乙武さんと付き合い、結婚をされたのです。
その覚悟は大したものです。
そんなすごい女性が、本当に離婚を考えるときは、夫に失望をしたのじゃないかな?と思うのです。
そyでないと、家事や育児に疲れたから離婚というのでは、逆に奥様に失礼だと私は思うのです。
乙武さんともあろう人でも、やはり男性脳です。
本当の意味で不倫の償いを奥様にできなかったのじゃないかな、と思うのです。
よく、男性から相談がくる話で、妻に浮気がバレて、謝って、浮気相手も別れたのに、妻との関係がしっくりいかないというのです。
それはよく聞くと 男性は「正直に白状したから、もういいだろう」と、過去の事に触れたがりません。
妻も過去の浮気は聞きたくないのですが、実は心の中で、浮気相手と自分とをいつも比べています。
夫は 浮気相手のどこが好きだったのか?
エッチは上手だったのか?
私と比べて その女性はどう違うの?
それらの事を考えると夫が自分の元に帰ってきてくれても、今後も上手くいくか、自信がないのです。
つまり、妻はコンプレックスの塊になっています。
それを溶かすのは夫の優しさ。
しかし、夫も浮気事件からまだ這い上がれなくている時期に妻に優しくする余裕なんてないのです。
乙武さんほどの頭脳明晰な人が そんな凡人見たいとは思いたくない。
でも、今の現状を見ると、やはりそういう俗っぽいことであったのかもな~と妄想をしている私です。
夫婦の事なんて人に話せることは まだマシな方。
本当は人に話せて表に出せる事なんて、ないのかもしれない。
かくいう 私も本当の離婚の理由なんて、未だに誰にも話してないし、棺桶に持っていく話なんて山盛りあります。
そういう意味では乙武夫妻の事は、表に出てる話は、氷山の一角で、本当の事なんて誰にも言えないのかもしれません。
本当の夫婦修復なんて、夫がどれくらいあっけらかんとしてくれるかでも、随分妻は気持ちが楽になれるものです。
要は 本当に夫婦が修復できるかどうかの境目は 本当に浮気が終わっていると、夫もドライになれますが、もしかして本当に終わっていなかったら?
怖い、怖い、怖い・・・・
ここまで妄想はやめておきます。
では今日はここまで。