浮気後の夫を信じるという事
今日のタイトル・・・・・・
ま~何て、凄い事を 言うと思いませんか?
だって、このコラムだってインターネット上で、発信してるのにね。
私は常々、インターネット上での情報は、昔で言うチラシ程度のものだと考えています。
昔は何でも 新聞折込などの紙での宣伝でしたが、今やそれがペーパーレスの時代になり、ネット上でチラシに成り代わる宣伝が見られるようになったと言うことです。
でも、ネット上ではチラシと違い、商品の説明を丁寧に出来ます。
その情報量は、A4のチラシと違い、そのコンセプトから、効果やお得感なども沢山盛り込まれています。
しかし、それが飲食店なら 行くだけのことですが、中には人生の大事な事をネット上での情報で進めてしまう人がいるのも事実です。
でも、食べログなどで好評の飲食店だって、行って見て、評判ほどじゃないと感じる人もいますし、口に合わない人もいます。
それは人には好みもあるので 口に合うなら、また来店しようと思うだろうし、何なら友人も連れていこうとも思うでしょう。
しかし こと、夫婦問題などは他人に相談しにくいものですし、クローズされた気持ちの中で、逆にネットというバーチャルな中に
答えを求めてしまう傾向があります。
もちろんヤフーの知恵袋のように 個人的な問題でも、活発な意見の交換などで 優良な情報が得られる事もありますし
私から見ても 素人の方の意見もプロ顔負けの しっかりした情報を述べておられる場合もあり、いつも感心しています。
でも一方で、例えば夫の浮気に苦しみ、どうしたら浮気相手と別れさせようと、色んな本を読んだり、相談所に行ったりします。
しかし、結局肝心な部分の 浮気相手を排除するという点においては 法的な弁護士しか 相談できず、結局弁護士には
敷居が高いと感じると この一番大事なことの作業を、ネットの情報に頼る事になります。
そこは、面談とかではなく、ノウハウだけを得る事になります。
それは、「夫婦修復マニュアル」とかのハウツー本を郵送してもらったりダウンロードしたりと、ここに来て一方通行の情報を貰うだけとなります。
これまで 高額な料金を払い探偵を使って浮気証拠を集め、いざ その活用の段になって、その後はネットでノウハウ。
これまで、夫婦喧嘩を繰り返し、夫婦の危機なども体験し、勇気を振り絞って、探偵を雇ったり、または後ろめたさいっぱいで夫の携帯電話を見たりして、いっぱい神経をすり減らしてきたはずです。
その集大成が、ネットの情報頼りというのは ややぞんざいだと思いませんか?
①浮気の証拠を取得しましょう
②浮気相手に内容証明書を送りましょう
③浮気相手に貴方の夫と別れると一筆書かせましょう。
こんな風にざっくりと書かれてあります。
でも、浮気相手への内容証明などの、面倒くさい手順を飛ばして、いきなり③の浮気相手へ直談判をしに行って
浮気あてに、目の前で誓約書を書かせたという 勇ましい武勇伝がネット上で書かれてあったりします。
そういう事を読んで それを鵜呑みにして 浮気相手を待ち伏せして、誓約書を書かせたり、何なら、①の浮気証拠を得るのに
探偵を雇うのがもったいないと、自分で浮気現場に乗り込んで・・・・なんて勇ましい妻がいます。
では こういうネットでの他人の武勇伝が 貴女にも通用することか、どうか疑問視するだけでもする価値がありますが、取り合えず、いつまでもグズグズしているのが苦痛と、相手の家に乗り込んだりしたりもする妻がいて、とにかく早く解決する為に、さらっとネットの情報を見て、行動に移してしまう人がいます。
ここで私が問題視していると言うことは こういう行動に移してあまりうまく行った試しがないと言うことです。
つまりネットの他人の情報は、所詮、その他人の日記です。
その浮気相手に直談判した人はとても気が強く、浮気相手がたまたま 素直な人だったかもしれません。
その他人の成功例を読んだところで、貴女の性格は その乗り込んだ妻と同じ性格ですか?
貴女は相手から 何を言われても、負けないくらいの強気で やり返す事はできますか?
たいていの夫は 浮気相手に妻の悪口を言っています。
夫は、貴女のことをその夫に目もくれない、冷たい妻だと告げ口をして、鬼嫁だと言って夫は同情を得ようともしています。
そんな中 鬼嫁(失礼!)が 浮気相手のところに乗り込んだり、電話を掛けたりしたら、浮気相手の女性からすれば
「やっぱりね」ということになり この鬼嫁から、しいたげられている貴女のご主人を守ろうとする気持ちが働きます。
そうなると あなたに対して、反論し攻撃してきます。
そして貴方のご主人と一枚岩になり、益々 チムワークを深めるでしょう。
では こうなることを 想像できたかというと 貴方は恐らく 想像をしてないでしょう。
とにかく、一刻も早く解決したいと、自分の言いたいことを胸に、乗り込んだということです。
これは 相手の出方などはなにも考えず、とにかく「一言いわないと気がすまない」という行動であって、この行動が
実を結ぶかどうかは 何も考えてないと言うことです。
敵地?に乗り込む時には 少なくともこちらも実を守るくらいの武器は持っていかないといけませんし、何なら相手がどういうことを言うか、それの2手先を読んでから、行くべきです。
でも 2手先を読んでもその事に打ち勝てる、言葉も用意して行かなければ、乗り込んでも負けます。
等等を、考えると 相手に直談判をすると言うことはとても勇気のいる事だと思いませんか?
貴女が読んだネットの情報は 行ったきりの情報で一方通行の情報です。
○○せよ、と書かれてあっても それでうまくいくかそれをやる人の性格などは、関係ないのです。
一方通行で ダメな時の事が書かれてない情報なんて 昔の特攻隊と同じです。
貴女が 浮気女性を、相手にしても論破出来るほど、弁が立ちますか?
私もこういう部分は弁護士とスクラムを組むことは多いのですが、弁護士も示談交渉をするときは、万全な準備をして 交渉に臨みます。
そして弁護士だって、「やってみないとわかりません」と言われます。
そうです、プロの弁護士だって 人との交渉は難しいのです。
それもあまり顧みず、突撃するのを それを向こう見ずと言います。
でも 本当はあなただって 本当は心臓がばくばくなはずです、
しかし 突撃せずにはいられない。
この本当の意味は 「浮気相手に一言いってやりたい」という勢いだけなのです。
でもこれがいかにも 一番良策のように書かれてあるのがネットです。
このネットの・・・・他人の・・・・・性格も違う・・・・・・こういうサンプルをそのまま実行する・・・・・
これは勇ましくはあっても、勇ましいだけでは成功しません。
ネットの中の夫婦の成功例は、所詮他人の事だと 冷静になってください。
夫婦の解決策は夫婦の数だけあり、一定ではありません。
ネットの中の情報は とても運が良く、とてもストレートなケースだったのでしょう。
そういう意味で、貴方の解決策は あくまでもパーソナルな問題だという自覚を持って、ネットの情報に惑わされないで下さい。
では、今日はここまで。