夫を信じるという美談

村越真里子

村越真里子

テーマ:夫婦関係修復について

私のところに相談にこられる相談者は夫に浮気をされた妻です。
その中のある一部の方は、「夫が信じられないので、信じられるようにアドバイスして」ということです。
私は魔法使いじゃないので、信じれない事を信じるように出来る魔法の杖は持っていません。
ましてや、真っ黒けの事実がありながら、真っ白に感じたいなんて無理無理無理。
でもその信じたいという「心の正体」を説明することは出来ます。
浮気をした夫を、すぐさま許し、すぐさま信じ、何も疑う事をしたくない。
これを「盲信」と言います。
何も見えなくして欲しいと言うことと同じです。
新婚の時を思い出してください。
人生で一番幸せな時期かもしれません。
その時に、夫を信じることに努力はしましたか?
何も考えなくても、信じられたはずです。(ごめんなさい、大多数の方への呼びかけです。少数派の方を傷つける気持ちはありません)
人を信じるのに努力がいるはずがないのです。
それなのに「信じないといけない?」・・・・・・
そんな無理してどうするの?
つまり信じないと夫に嫌われるからです。
夫を疑わないという事を約束しないと夫が怒るからです。
浮気が終わったと無理くり信じて、今後夫を疑うことを誓わされたのです。
例えば、浮気があるか、ないか、その確認の調査をしました、という方がいます。
その結果、浮気の事実が分かった場合、その調査の事を言えば夫の心が益々妻から離れないか?
この課題は、とても多い課題です。
今日はこの答えは ちょっと置いておきますが、浮気調査をしたことを言えないという悩みはよく言われます。
ここを理解して欲しいのは 調査をしたことが夫の心を離してしまうのではなく、浮気がしにくくなるような調査をしたことを、夫は迷惑なのです。
調査をしなかったら、夫に嫌われないということではなく、「俺の浮気を邪魔する妻は嫌い」という事なのです。
そういう考えから行くと、真実を突きつけると夫に嫌われるという妻の恐怖心だということがわかります、
つまり夫を信じることが、美しいのではなく、夫を信じないと夫に捨てられるという不安なのです。ならば夫を信じると言うことは本当に夫婦が円満になるかと言うと、そうではなく、疑わしい事を疑う、当たり前の感覚を持つことを許されない関係と言うことです。
要は当たり前の疑問を疑問視することを許されない関係。
これを信じるという言葉で、従順になることを課せられた関係です。
これを夫婦修復と呼びますか?
一見、信じると言うことは 綺麗に感じますが 実は綺麗事です。
疑うことを許されないなんて、ただの洗脳です。
それなら、ご主人でなくても、イワシの頭でもいいのです。
信じないと、悪いことになるなんて、そんな脅迫めいた関係なんて健全な夫婦ではありません。
今日は、端的に、手短かでしたが 誰かの胸に響けばいいな~

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Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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