何故浮気を白状、謝罪できないか?
夫婦修復の方法を教えて下さい、という相談をよくお受けします。
特に電話相談で、初めてお電話を頂き、そうおっしゃられると、困ってしまうのです。
もちろん そこで相談者には あらましをお伺いするのですが 分かる情報は
◆夫 〇〇歳
◆会社員
◆2年前から浮気をしている
◆相手女性は同僚の〇〇代の女性
◆妻には浮気は終わった、と夫は告げる
◆今でも疑わしい行動はある。
こういうざっくりした情報をお話し下さり、夫婦関係がイマイチしっくりいかないから、とにかく何とかしたいという切なる願いを仰いますが 実は これは相談者の考えのアウトプットにしか過ぎません。
(このアウトプットアウトプットの考えについては夫婦の揶揄辞典で詳しく書いてあるので参照してください)
つまりアウトプットの考えは 妻の経験則とか、その逆で 未経験だからこその考え・・・・・・
アウトプットとはその発表でしかありません。
もちろん、初めて相談をして下さった方へ、そのお気持ちを吐露して下さったことは感謝いたします。
その未体験への考えをダメ出ししているのではありません。
しかし その妻の見ている事が 事実に則しているか、それを検証してみないと、実際の事は分からないのです。
つまり 「夫の不倫後、何故か夫は面白くなさそうに ぶぜんとしています、前のように普通の会話をするにはどうしたらいいですか?」と 夫婦修復の具体策をお聞きになります。
そこで 私は相談者に「不倫後っていう事は 浮気が終わったという事ですね?」とお聞きすると、「ハイ」との答え。
では その浮気が終わったという確証は?と聞くと 「夫が浮気相手とは別れると言っていました」
せっかく夫婦の修復を頑張っておられる方に、少し厳しい言い方ですが これまで浮気をしている間も、いっぱい嘘を付いてきたご主人の同じ口から 「別れた」と言われてもねえ。
何もかも疑ってかかれ、とは申しません。
しかし 浮気が妻にばれ、妻から 女性と別れてくれと言われて 「はい、そうします」という素直な事であれば
それは余程、妻を愛しているという事ですが、その後の態度がブーたれているという事から、果たしてそれほど妻へ忠実か、疑わしいと私は思います。
世の中の妻は 自分自身、浮気をしたことがないので(当たり前ですが)、浮気をした人の気持ちはあまり知りません。
中学生くらいの時 親に「宿題を先にしてから遊びなさい」と言われて 素直に従えましたか?
部屋を片付けなさい、と言われて すぐにいう事を聞けましたか?
人間、やらないといけない良い事は解っていますが、人に言われて出来る物ではないのです。
自分が、本当に改善しようとしなければ 本人は動きません。
例え、浮気がばれないように、一生懸命、嘘を付いて実行していたら ばれたら、それで止めようという事よりも
「どうしたら、今後ばれないように出来るか」と考える物なのです。
そもそも論ですが 浮気を妻に注意され、いけない事と分かり終われるものなら 最初から浮気もしないはずです。
色んな浮気の終わり方を見てきましたが 妻にばれたから、終止符を打った話は実際は多くありません。
という事で、 まず 本当に浮気が終わったかどうか、その確認があやふやな、ままでは夫婦の修復はあり得ません。
では何故 浮気が終わったかどうかの確認があやふやになるのでしょうか?
それは 確認するという事は夫が別れたと言っているのに 信じないという事だという妻の考え方にあります。
せっかく夫が浮気を止めたと言っているので それ以上、ほじくり返して夫の期限を損ないたくない、という事が
確認があやふやになる理由です。
信じるという言葉は美しいものです。
でも それは本当に信じているのか、疑う事が許されないという事なのか、妻は今一度、自分の胸に手を当て考えて欲しいのです。
何度も言いますね、相談者の妻を責めているのではありません。
夫婦の状態が本当に信じていい段階なのか、信じるという事で 今後夫に猜疑心を持つことが許されなくなってしまったか?それを見つめ直してみないといけません。
その上で、きっぱりと自信を持って 夫の浮気終了宣言が出来て、初めて修復作業に入れるのです。
しかし 多くの妻が私の所に電話を掛けて来るのは 浮気は本当は終わっているかどうか、断言はできないけれど、何故か夫が冷たいから 修復の方法を教えて欲しいという事です。
要するに、修復対策を取り そのしっくりいかない状態を打破したいと言うのが願いだとは分かります。
でも、順番が違うのです。
浮気が終わっているか、どうかの検証をすることから、腰を据えた修復計画に入れます。
夫の不倫が終わっているかどうか、不安が邪魔して確認出来ないとしたら それこそが本当の夫婦間の問題と言えます。
では 終わってないかもしれないとしたら?
そこです、そこが越えられないと何も始まらないのです。
では本当に浮気が終わっているとしたら?
浮気問題が取り除かれたのに、それでも 夫婦の関係がしっくり行ってないなら それが夫婦に横たわる本当の問題なのです。
それなら そこに着目して、一緒に解決していきましょう。
でも、やはり浮気が終わっているかどうか、はっきりしないから 夫婦修復でそこを乗り越えたいというのであれば
それは現実逃避に近いと言わざるを得ません。
ここでは何度も書いてきたことですが 浮気終結と 夫婦修復を混同してはいけません。
別問題と言うより 順番が違うという事です。
浮気の終結も出来てないのに 夫婦修復をしたいと言うのは、自分の不安の誤魔化しだと気づいて下さい。
そこまで気づいてこそ、初めて修復の話しが出来ます。
つまり修復は 夫婦間の問題と考えていても まだ妻の心の中で留まっている問題かもしれません。
そこを一段、登ってからの作業です。
富士山も五合目を行かずして、頂上を目指す事は無理です。
ここを理解しましょう。
で、ここまで書いて またもや 夫婦修復の方法が書かれていません。
どこまで この村越は「引っ張る」のか?
どこまで じらすのか?
夫婦修復なんて言いながら、何かこの後に、怖~~い、営業をされるのではないか?
よけいに不安になりました?
ここで、改めて申し上げます。
ここまで書いてきていながら ここでは夫婦修復の具体策は書きません。
いえ、書けません。
本当の夫婦修復は 浮気解決というより、もう少し深いのです。
元ある夫婦の問題を解明し、何故夫が浮気に走ったか?
そもそも夫の女性への興味の程度はどんなものか?
いわゆる女癖が悪いという言葉がありますが ご主人の女性観や家庭観、結婚感、そんな事をお聞きしながら
出来れば、もう浮気が繰り返されないようにするのはどうしたらいいか?
夫とは仲良くしたいと思いながら 妻はあまりセックスは好きじゃない。
それに反し、夫は女性好き。
長年セックスレスセックスレスだが妻はプラトニックでいいから夫と仲良くしたい。
そう思っても、オスという男性が それを善しとするか?
そういう考え方などから 勉強していく事が 本当の修復に繋がります。
単に仲良くしたい、単に夫の心を取り戻したい、浮気相手と別れさせたい。
それらの妻の希望は、単なる気持ちの吐露でしかありません。
相手を知り、浮気のメカニズムを知り その上で夫婦の織り成す特徴を知る。
そういう事が修復のノウハウになります。
夫の年齢が何歳で、何年前から浮気をしていて、あんなやこんな事がありました、という報告は 気持ちのアウトプットですが そのアウトプットを聞き、私が 分析をします。
それを理解された時に 修復の第一歩、インプットが始まります。
よく相談者が 「私はこう思います」「私なら こんなことはしないです」「私なら~こうします」とは 自分からの
アウトプットにしか過ぎません。
アウトプットされた情報は 多分に自分の感覚の見解であり、ご主人の考えとは別なのです。
「私なら~こうする」というのは 希望ではあっても 現状ではありません。
こういう希望と現状を整理して、それを夫婦間に落とし込む、この作業が 修復に繋がりますから
今、見えている事だけを 報告されても それは妻の眼鏡が狂っている場合があります。
まずは適正な度数の眼鏡に掛け替えませんか?
そこから始めるという事から 修復が始まります。
夫が何歳で 結婚年数、何年、という報告は カルテに書く上の段のプロフィールにしか過ぎません。
本当の問題は 胃が痛い時にレントゲンを撮り、精密検査をしないと胃潰瘍なのか、悪い腫瘍かは分かりません。
アウトプット報告は病状をお聞きして本当の問題原因を探るための 前情報ですから アウトプットだけでは
すぐに薬は出せません。
キチンと治療方法を決めるには 相談者の自己申告だけではダメだという事です。
あ、また話が反れました。
これからどんな手法にどれだけ費用が掛かるのか?それがご心配ですよね。
それは 怖がらなくていいですよ。
カウンセリングの料金表に記してありますから まずお話をじっくりお聞かせ願い 夫婦の現状を把握しましょう。
但し 実際は浮気も終わったかどうか、今一つ、はっきりしないとなると それを第一に確認する方法を知る事が
修復の第一歩になる事をお伝えしておきます。
お会いしてお話しが出来るに優るものはありません。
電話相談とか メール相談は設けてありますが、これは継続してご相談される方か物理的にお会いする事が難しい方の場合になりますので まずは初回面談相談で時間を気にせずお話し下さい。
夫婦の数だけ 個々の対策は違います。
相談者のアウトプットは夫婦のプロフィール紹介のようなものですから、もう少し詳細を理解したいのです。
アウトプットだけではなく、私の診断結果を受け止めて頂く事がインプットになります。アウトプットとインプットインプットは
一対です。具体策は 少なくともになり、インプットを理解されて生み出される物です。
お電話相談やメール相談は 相談者からの一方通行になりがちなので 私のお勧めにも耳を貸して下さる機会があると嬉しいな。
夫婦の特性を解った上での パーソナルな解決策を具体策と言うのです。
誰にでも 使える 1+1は2という答えがあるとしたら それはマニュアルと言います。
あなたがマニュアルと求めるなら 巷にあふれる情報で充分です。
もしくは もう「夫婦修復攻略本」なる物を 買った事のある人なら それで解決していたら
恐らく 私のこの今の文章はご覧になっていないはずです。
誰にでも通用する参考書はあっても、家庭教師を付けるのは やはり先生はその生徒の特性をする事から
受験対策を取るのだと思います。
でも受験生のゴールは 誰も同じです。
志望校、合格。
結果はシンプルですが そこに到達する方法が生徒の特性を理解できるのが 家庭教師の腕の違いになります。
私はあなたの家庭教師・・・・夫婦教師です。
変な縁ではありますがお会い出来ることを楽しみにしています。