怖いものなし!
早い物ですね、今年も早一か月が過ぎました。
カウンセリングという言葉は、まるで日本語のように、逆にもう和製英語のようですね。
あえて日本語に訳すと、傾聴・・・・つまり耳を傾けると書くのですが、本物?のカウンセリングは文字通り、カウンセラーが意見をしたり、答えを言う事ではないのです。
あくまでもクライアントが自分で答えを見出すように導くというのがカウンセリングです。
しかし、こと、夫婦問題においてはクライアントが気付いていない事が多いため、クライアントが自ら答えを見出す事が難しいのです。
特に浮気問題においてはクライアント知らない世界なので、想像の範囲でしか 答えが浮かばないようで クライアントにナビゲーションすることも難しいのです。
だから カウンセリングの本来の手法からは外れますが もうクライアントの知らない世界を教えて差し上げるしかありません。
もう少し乱暴な言い方をすれば、相談者が気付くのをまっていたら ラチがあかないのです。
何故なら 浮気問題に悩む妻の場合は、自分が人を裏切ったり、騙したりする人間ではないから
欺かれるのです。そういう人が 嘘を付いてまで 自分の伴侶を騙す夫の心境は解るはずがありません。
そこで 私は、何故そういう事が起きるかという 夫の行動に対する方程式を説明し、浮気のメカニズムを説明するのです。
ここで ある意味理解力のある、頭の柔軟な人は 理解をして下さいます。
しかし、夫の浮気を認めたくない、または受け入れられない妻の場合は、そのメカニズムを説明しても、それはそれとして、自分の夫の事を言われているような気がしないようです。
あ、ここで少し浮気のメカニズムの説明をしますね。
何もメカニズムと言っても、本当のメカニックなことではありません。
生活の中で 〇〇な状態が起きて来ている原因は 〇〇な事が根底にある・・・・・・・・
こういう単なる、物事の根拠や物の道理のことなのです。
夫が残業で深夜帰宅が続いた・・・・・これは一般的な仕事であれば、お給料は残業手当で跳ね上がります。
しかし中には夫はすでに管理職で、残業手当は付かないとしたら、ある意味、仕事場ではそれなりの評価をされ、毎月の残業手当には繁栄されずとも、何等か出世の対象になったり、ボーナスでは評価されたりするのでは、と思います。
でもこういう事を言うと 妻はすぐに夫に「何故残業手当」がないの?と聞いて「会社も景気が悪く残業をしても手当は付かない」とか「サービス残業」と言う言葉に納得してしまうのです。
もちろん妻は夫を疑う事を 基本的にはしたくない為、こういう言葉に納得をするというか
救われてしまうのです。
これはどういう事かというと、あなたが夫に嘘をつかせている夫に疑問を問い、否定してもらいたい・・・・・・浮気なんかしていないと、夫に断言してもらいたいという事です。つまり 妻は浮気を疑いながら、その夫に不安を取り除いてほしいと、夫にすがっているのです。
お願い、浮気はしてないと言って・・・・と、浮気をしている本人にお願いしているのです。
こうなれば 否定をすれば妻が安心するし、浮気の疑いも持たないようになると理解した夫は妻の願いを聞き入れ、妻の喜ぶ答えを言うのです。
でも私の言うメカニズムとは、物の道理の事です。
残業も深夜まで頑張っている人が いつ遊ぶ時間があるのかという夫の理論に誤魔化された妻は、今私の前で 夫の浮気を疑って相談に来られているのです。
それは何故か・…・夫の言葉を信じるなら、それで問題は解決すると思いますが、何故か私の所に相談に来れられている。
不思議な事と思いませんか?
それは、問題は残業時間のことだけではないからです。
▲夫のクレジットカードの使い方が激しくて、高額な出費があって困っている。
▲最近セックスレスで 妻が不安に思い、妻が子作りを求めたら、夫が拒否した。
▲ラブホテルのポイントカードや 出張と言いながら 何か不審な外泊がある。
つまりこうした疑問が一杯あるのに、残業時間の説明だけで 浮気の疑いをすべて否定する事はできません。
しかし残念ながら私のメカニズムの説明より 夫の言葉にすがってしまう、悲しい事になるのです。
残業で忙しい人は、無駄使いをする時間はありません。
反対に無駄使いをしている人は いつそういう時間があるの?と逆から考える思考力に頭が切り替わると、夫の告げる時間の使い道が、疑わしくなってきます。
まず最初に夫のいう事を信じたいと思いながら 現実には 信じられない事が起きている。
こうなると 夫の言葉が正しいか、現実に起きている事が 幻なのか・・・・・こういう風に疑問を投げかけてみないと 現実は見えません。
もっとも どちらが正しいか、というと私は現実しか信じませんがね。
それなのに妻にメカニズムを説明すると、どういう事が起きて来るかと言うと、「通常はそういう理論かもしれないが、私の夫の場合は別」と 特別に考えるようです。
そういう事で 今度は物の道理で説明したら、普通はそうかもしれないが やはり自分の家庭や夫は 例外・・・・・・という 夫を信じたいのです。
もちろん そういう気持ちはよく分かりますので 私も根気強く、説明をしていきます。
メカニズムと言うのを説明する時に その中心にあるのは「根拠」なのです。
しかし妻は「根拠」に対しては 自分のケースはレアな例外という 特別感で考えられていますので、例外には 普通は勝てないですよ。
頭が固いというより、浮気をしている夫という事が受け入れられないのですよね。
こういう頭の固い相談者に係ると、私は「何も分かっていないカウンセラー」という評価になります。
そう言えば、以前も電話相談と言って急に相談を受けました。
夫の浮気の可能性があるという相談でしたが 他にも色々夫婦の問題があるようでした。
しかし浮気の問題だけは 軽視したいようで 他のことへの回答を貰いたかったようで、望む答えが最初からあったようです。でも私の経験上、その夫婦の問題は、やはり夫の心変わりという事を受け止めないと、他の事の問題の大きさも分からないという事でした。
でも 私が相談者の言葉を受けて、浮気の可能性も少し、示唆したところ 不満だったようで、相談料は、支払わないという事です。
あ~あ、2時間も電話カウンセリングして 気に入らないから相談料を支払わないって・・・・
そんなクライアントもいるのです。
自分の認めたくない事実を言われたら、料金を支払わないって・・・・・
成功報酬型の相談で お気に召したら、料金支払います、というシステムではないので 答えはどうあれ、私に相談をされている段階で 私の考え方をコラムなどで読んでいる方なのです。
私のコラムを見つける人は 「浮気・夫婦修復・不倫解除」とか、そのキーワードで 私と出会っているはずです。
そのキーワードを自らが叩いて 私へ相談を申し込まれているのに 「色々な問題の中の一つ」と言った私のご主人への不貞疑惑がお気に召さず、料金を払いませんって・・・・・・
その後は 嫌味な攻撃メール。本名も言わず、もちろん住所も分からず、一方私は顔も出し、事務所もオープンにした中での仕事ですので、相手からはブッチされると、もう追いかけようもありません。
でもね・・・・・・何か哀れですよね。
正しい答えを求めながら どこかしら屈折していたらまっすぐな答えは見つけられないと思うのです。
その人は おそらく自分の望む答えを探し求めて 自分に合ったカウンセラー探しジプシーをされるのかな、と思うとかわいそうになってしまいました。
その人には申し訳ないけれど 現実を受け止める腹を括ったかたには 次へのステップもアドバイスが出来ますが まず現実を受け止められない方は そこに留まるしかないのです。
そういう意味で 私も良い解決策に取り組めるな、と感じる時は どういう時かと言うと、
やはり 私との相性というアバウトな事になるかと思いますが、結局お互いの意識の交信が出来るというカウンセリングが出来た時に いい仕事が出来たな~と 大きく深呼吸できます。
それはもう気持ちのいい時間が流れます。
反面、自分の考えを少し忘れてみる何か自分の望む答えだけしか受け入れないという方には 堅い岩に水を掛けているような感覚を覚える事があります。
カウンセリングの現場ではせっかくせっかく料金を払って相談され自分の考え以外を聞いてみると言う機会ですから 出来れば自分の枠だけで留まらない事が相談のメリットがあると思います。
あ、そう言えば先日は相談者がとてもクレバーな方で 私の言葉の意味をとても素直に傾聴して下さり、スポンジに水が浸み入るような感覚を持ちました。
そういうカウンセリングが出来た時は 私も「あ~いい仕事をしたな」と悦に入っています。
ハートの暖かな方と出会うと私も 暖かくなります。
時々 料金未払いとか、嫌な目に遇う時はありますが 心の暖かな相談者に出会って 私も
嫌な思いを払しょくしています。
考えれば 私も相談者の方々に 沢山救われている事に気づきます。
若干少数派ですが カウンセリングの場荒らしのようなお客様はいますが、それは私への勉強の機会と考え 真剣に私を頼って下さる相談者のお力になれるよう・・・・これからも学んでいきます。
今後の道のりは 人それぞれですが、何か素直な方には 素直な人生がご褒美で在って欲しいと願っています。
私の答えを求めて来て下さる方には そのお気持ちに応えられるよう、ご恩返しをしたいです。
皆様、いつもありがとうございました。
アレ?いつになく何か愁傷な私に見えます?
そう、私も人間ですから 嫌な思いをする事もあるのですよ。
「人間だもの・・・・・byみつお」
あ、いかん、またふざけてしまった。
では今日はこれまで。