浮気後の夫を信じるという事
夫は浮気を反省しない?さて、このところ、一流ホテルでの材料の虚偽表示が発覚致しました。
確かにホテル側は、嘘ではなく、誤認だという見解を述べています。
事実関係は一般人の我々は解りませんが その材料はどうあれ、その場所に行き、
高級な料理を頼んでいる段階で 特別感はありますし、多少の金額が張るのはその高級感を全身で感じたくて 行ってるので 普段の町中の食堂の材料よりも良い物を使っているのだろうという信頼関係でなりっているのです。
ホテル側からすれば、料理だけでなく接客サービスから満喫させてくれる雰囲気と、実質料理でもプレミア感を醸し出して下さっているという事ですから 利用者にすれば 自分へのご褒美として自己満足の部分でホテルを使うのです。
確かに 我々、客からすれば その雰囲気の中で 食事をして例えバナエイエビでも「やはり、○○ホテルはいいエビ使っているわ~」とその時は満足したのだから いかに人間の舌などは ええかげんなもので その雰囲気で誤魔化されるものだという事です。
だから記者会見をしたホテル側の態度は、 その雰囲気に騙され満足した客を、馬鹿にしたようなぶぜんとした態度です。確かに輸入魚も、鮮魚と感じさせた雰囲気作りは、大したものですがやはり ここは本物で行くべきですね。
こうした 虚偽の報告という事を夫婦関係に起きる「嘘」になぞらえて考えてみました。
ここで 例えば夫の浮気が在って それに騙されていた妻は 問題の中身よりも 裏切った夫に対して 「何故裏切ったか」「何故嘘を付いたか?」と 何故、何故にこだわります。
正直カウンセリングをしていて感じる事ですが、嘘を付いた、その事が問題ではないのです。
ま、その内、何故嘘を付いたかは、答えが出る事なのですが 今回の材料偽装の記者会見を見ると その本質は見えて来ます。
では ホテルの社長は何故 嘘を付いたか?という事になると 答えは簡単です。
それは「本当の事なんて言えるはずない」という事です。
だから夫婦関係の場合も嘘を付いた事に関心は行きますが、本当の理由は、嘘を付かざるを得ないという事なのです。
ここで妻が陥りやすい考え方に 「嘘を付くという事は 私を愛していないのだわ」とか「夫は家族の事なんて、何も考えていないのだわ」と 掘り下げて行きますが 実はもっと簡単なことです。
夫の浮気で家庭不和に陥っている時の妻は「裏切られた」という事に拘りますが、夫が嘘を付く理由は 「本当の事を言って起きる今後の影響」・・・・・この事の方が夫にとれば関心は大なのです。
これまでも 何度も言ってきたことですが 実は妻の考え方の中心になっている事は
「浮気を白状するという事は 反省したという事」という事です。
だから 浮気を白状されたら、それで 浮気は終わる、と考えていますし、現に白状が終了宣言と捉える傾向があります。
だから 白状させれば そこから反省が生まれると信じていますが そもそも白状を強要された事から 謝罪の気持ちなんて湧きません。
それより 悪事がばれた事へ 今後どうしようかと 保身の事ばかりしか考えていない事は 今日のホテル社長の記者会見でお分かりになると思います。
謝罪とか白状なんて 取り急ぎその場を収める為にする事が殆どです。
人間は そんなに 自分の非を責められても、昨日まで気づかなかった人が 今日、人が変わったように 反省するはずがないのです。
とりあえず 妻や相手の怒りを鎮めておこうと、とりあえず謝っておこうという、とりあえずなのです。
そして よく私にも質問される事ですが、浮気をした夫はいつ本当に反省しますか?と。
これまで 私が書いてきたことを お読みいただけるとお分かりになると思います。
人間の反省なんて 一日二日で生まれる物ではありません。
特に 浮気が見つかってしまった場合なんて 妻の怒りという火消をする事で精いっぱいです。
いつ、夫が信じられるようになりますか?とも 聞かれます。
いつかは分かりません。 ケースバイケースです。
しかし一つだけこれまでの ケースから言える事は 男性の反省何て、意地もあればそんなにすぐに出来る事ではなく 心から反省をする人は 妻が病床にでも着いた時かもしれません。
ま、それは大げさですが 私は夫側の人が反省したという事を言うのは 何気ない幸せを感じた時です。
とりあえず、怒涛の中で 反省なんてする訳ない、と言うのが 私の経験上言える事です。
では、また。