不倫後の夫婦修復
離婚の予兆よく相談者が 夫が何を考えているか、夫の気持ちが分からないと言われます。例えばこのケースをAとします。
そして その逆で夫の急な離婚宣言に 腑に落ちないのに妻なりの納得をされている。このケースをBのケースとします。
この 真逆の例AとBの2つのケースについてお話しします。
この二つのケースは真逆と書きましたが 実は根っこは同じものです。
両方のケースが夫の考えが結局理解できていないと言う事になります。
これは決して離婚問題に悩む妻を責めているのではありませんから心配しないで下さいね。
但し 私の所に相談に来られるという事ですから 根底には夫の浮気に悩まれての相談だという事を
踏まえてのお話になります。
だから 元より 夫婦の間に大きな溝があったり性格の不一致があったりと 純粋に夫婦の相性が合わずに相談に来られるケースは 除きます。
さ、では本題に入ります。
Aのケースは 例えば夫からの急な離婚宣言などに対して 意味が解らないというケースです。
これは どこかに嘘が含まれているから 話に整合性がないという事になります。
妻が夫と話し合い、「私のどこが悪かったの?」とか「悪い所があったら 何でも言って、改めるから」と言っても もうとにかく頑として動かず 概ね下記のような言葉を吐くでしょう。
「もう遅い」
「君の性格はもう治らない」
「僕はずーと我慢をしたが限界だ」
たいていこのような事を言われ、妻としたら 自分にも非があると思い、何のことやら訳は解らないけれど、何となく自分が悪かったのだと 反省をされます。
でも 反省をして改めたいと言っても 「もう遅い」と言われ 「君は変わらない」と決めつけられ、
その上で「僕の我慢の限界が来た」と言われるのです。
もう 取りつく島がないというか 口に出したら 時、すでに遅しって・・・・拒絶ですよね。
こういう形になると とにかく夫から妻が悪いと言われている訳ですから 人間 欠点のない人間なんていないのですから妻も自分のせいで こうなったと反省する訳です。
しかし その反省も受け入れられないのです。
だから 分かったようで 訳が解らない・・・これが AとB 共通に言える事なのです。
では このような所まで拒絶をされて、反省も受け入れて貰えない、って何なのでしょう?
ここで 物の道理を考えると解るのです。
反省も改善も受け入れないというのは シャットアウトという事です。
夫婦なら 過ちも至らぬ点も お互いに切磋琢磨して、改めて行くというのが普通の形です。
それなのに 反省も改善も必要ないと言われているのです。
問題が露呈した時には もうすでに手遅れって・・・・
そんなの、夫婦じゃなないですよね。
もう少し 例を言えば 私の所に夫の側から相談が持ちかけられます。
妻と離婚をしたいと。
どうしたら妻と別れられるか?と言われます。
その理由は?と問えば 妻が怖いと言われます。
何が怖いのかと問うと 性格がキツイ。ひとこと言えば100になって返って来ると。
では何と言って100倍返しなのですか?と問うと 中身はごにょごにょと あいまいです。
つまり中身があいまいに隠されているのです。
もう少し詳しく聞くと 夫の帰りが遅かったり 仕事だと言っても信じて貰えず喧嘩になるという事で
その反論が出来ず、妻の口の口激に勝てないと言われます。
本当に仕事で遅い場合は仕方がないのですが こういう場合はたいてい夫は何等か遊びで遅くなり、
それが度重なるから妻と喧嘩になっている場合が多いのです。
この場合、妻が怖いという感情に陥るのは 少し違うと思うのです。
また、もう少し別の例を言いますと よく相談に寄せられる内容ですが、
「子供の教育方針が合わない」という事です。
特に夫が 子供を叱る妻の態度が自分も怖くて 子供も可愛そうだ、と言うのです。
子供の教育方針を巡って 子供がかわいそうだ、という心優しい夫。
と、ここまではいいのですが 結局は離婚をしたいと・・・
何か変だと思いませんか?
子供の教育方針の違いで妻と諍いが絶えない。
妻が子供を強く叱るのが耐えられない。
こう聞くと では子供を守るために夫が子供を引き取り、離婚をしたいのかというと、
子供は妻が育てる以外、男では仕事があるので育てられない、と言う。
だったら そんな叱り飛ばす妻の子供を託せるのか?という事です。
そんなに子供が心配なら 父親なら離婚をせず そんな母親から子供を守ってやらないといけないのです。ここで妻をシャットアウトして離婚したいという事は自分だけが逃げるという事なのです。
もうこれでお分かりでしょう。
妻と夫が合わない理由は、何でもいいのです。
要は妻を拒絶したいのです。
子供が可哀そうとか、夫が我慢の限界とか、それらはすべて取って付けた理由なのです。
これは何か?と考えると もう答えはわかるでしょう。
物の道理を考えると答えが見えて来ます。
そんなこんなで 私は夫側、つまり男性の相談は げんなりする事ばかりです。
真剣に答えてあげたいと思うのですが そんな私を騙しに掛けて どうしたら自分の浮気がばれずに妻と離婚が出来るかと聞きにくるのですから。
あ~あ、やはり男性は嘘つきが多いです。
真っ正直に生きている男性には悪いのですが この私に相談に来られる男性の内、半分は私にすら
嘘を付いて 何とか妻を騙して離婚が出来るかという質問をするのですから もうがっかりです。
これからは男性の相談をお断りしたいくらいです。
私は 相談に来られる方には誰にも平等にしたいと思っていますが 話を聞くうちに段々 話が合わなくなってくるのです。
つまり整合性がない。
物の道理に合わない。
話を聞けば聞くほど矛盾が見えて来ます。
こうして 妻側も夫の話をまともに信じるのは 美しい夫婦愛ですが それで離婚になるなら
鵜呑みにして信じている場合じゃない。
夫の話を聞いて 訳が分からない。
つじつまが合わないと感じたら、そこには嘘が潜んでいます。
物の道理で考えて 矛盾するなら そこは少し 角度を変えて見る事をお勧めします。
では今日はここまで。