浮気後の夫婦修復について
浮気後の夫婦修復
さあ、いよいよゴールデンウィークに突入しました。よくも悪くも家族の密着度が増す期間です。
日頃の家族不?サービスを取り戻そうとパパ達も頑張り、奮発して海外旅行に行く家庭も少なくありません。
でも焦ってはいけません。
その焦りが、効果に対して 必要以上に期待をしてしまうので 少しでも思惑が違えば、それが一触即発となります。
また妻の立場から見ると 日頃の不満を言えないままに過ごしている為、何かが上手く行かない場合に、
つい夫へ不満が爆発してしまいます。
よく言う事で 新婚旅行では何故か喧嘩をしてしまうと言うのが この現象によく似ています。
新婚旅行で海外や見知らぬ土地に行くと そこで夫のリーダーシップを見る事になります。
これは、夫はどんな時でも妻や家族を引っ張って行く物という期待度から来るものですが
夫だって、いくら旅行プランを練ったところで初めての土地で、初めて見るものばかりの
体験は妻とも同じです。
確かに、身の危険を感じるような事があれば 夫は男性たる実力を発揮するかもしれませんが
男性がすべての事において 妻よりも優っていると言うのは思い過ごしです。
私も若い時は、男性は何でも女性よりも優れていると考えていました。
しかし、この年になって、特にこの相談業をしていて解るのですが、やはり男性も女性も
強い人は強いですし、物を知らない人は知らないのです。
だから、未体験の事には 男であろうが女であろうが、知らない事には臆病な物です。
でも 新婚旅行などは男性もいいところを見せようとしますが それが少し拍子抜けすることが
あろうものなら、倍ほどの失望をしてしまうようです。何となく海外で英語が通じず、おどおどしている男性には頼りなさを感じてしまうかもしれませんが だいたいの日本人は海外旅行ではおどおどしているものなのです。
でも これが日本の中で家族で旅行に行く場合、国内旅行だったら、尚更リーダーシップが取れて当然と夫に期待しますが、実はこれも期待過多なのです。
そこで 男性独特の、強がりという性格も手伝って、例えば道を間違えただけでも(最近はナビがありますが・・)突っ込まれる事に異常にガードします。
そこに妻の嫌味の一つでもあろうものなら、それを題材に逆切れします。
私が常々、言っている言葉に「話し合ってはいけません」という事がありますが こういう事にも
共通します。
もし夫がキャンプで上手く火を起こせなかったり、上手くテントを設営できなくても それを少しでも指摘すると、夫にはそれが嫌味にしか聞こえていないという事も多々あります。
つまり、一番言ってはいけない事を言ってしまっているので、何気ない言葉も相手を傷つけているという事を知らないといけないのです。
そういう意味で何でも話し合いで解決したいと望む妻ほど、こういう相手の心の中を知りません。
私のこれまでの相談で こんな事がありました。
20年前に妻に言われた一言が許せなかった、という夫の訴えで離婚になったと夫婦が居ました。
言った当の本人は全く記憶にない事で、それをズーッと胸の中に秘めていた夫も夫という事です。
妻がどうして夫が離婚をしたいと言うのか解らないという事で 夫の気持ちも聞いてみないと、ということで 双方で話し合いを持った所、妻が20年前に言った夫に対する侮辱的な言葉が許せなかった、という例がありました。残念ながら私のところに来られた時点で もうお互いが離婚を決めていたので、
離婚へ向かう事は仕方がなかったのですが 最後に本音で話し合ってごらん、と言う事で 二人の話し合いの立ち会いをしました。
20年も前に言われた言葉への恨みは ある意味執念深さも感じますが 逆に見ると 辛抱強いとも言えます。
しかし総じて言えるのが 男性の方が意外とデリケートで 話し合いが最高手段と考えている妻ほど
残酷な事を口にするタイプであったりします。
男性は女性よりリーダーシップが取れるものと期待している女性ほど、本当は男性を上回るしっかりしたタイプが多いようです。だからこそ夫が期待外れの行動を取った場合、倍ほど失望を顔や口に出します。日頃のたまったうっぷんが 倍ほどになって爆発すし小さな失敗に対しても辛辣な批判を行ってしまう事もあるのです。
「話し合いを望む妻ほど、話し合いが下手」
「夫に理想を求めるのは一見、男性を立てているようで、実は期待に添えない時へのダメ出しがキツイ」
「男も女も、知らない事には皆、臆病」
話し合いを希望する妻ほど、夫に対する観察力より、自分の思いの丈をぶつけると言うのが話し合いだと思っている節があります。
こういう事を知るだけでも夫婦関係は良好になります。
特に 旅行やキャンプなどで家族の時間は 一つ間違えば不満の爆発と化す事もあるのです。
このゴールデンウィークは 夫に高い期待を寄せるのはやめて、フランクに夫を見てあげて下さい。
そのフランクなまなざしが、人を優しくさせます。
特に男性はそれだけで肩の力を抜きますので それが一番夫婦としての良好な関係を築きます。
男性はそれほど、何かと力を入れて生活しているという事なのです。
こうした男性の特性を知る事がどんな話し合いより効果的かという事です。
今日からせっかくゴールデンウィークですので 家族の団らんを楽しくお過ごしください。
一家の主としてどれだけ、リーダーシップがあるか、なんて決してオーディションの審査員のような
批評的な目で見るのはやめましょう。
パパもママも日頃のわだかまりはちょっと横に置いて、みんな馬鹿になって,単純に楽しみましょう。