浮気後の夫婦修復について
浮気は治るか?繰り返すか?今日は勇ましいタイトルですが、これは道路などに生じた亀裂に置き換えて下さってもいですし
まさしく夫婦関係になぞらえて考えて欲しいと思います。
このところ 各地で地震が多発しています。
マグニチュード6以上の地震は最近だけでも10回は起きています。
そして 中国でも多くの犠牲者を出しています。
実は私は一日24時間、寝ている時以外は常に仕事の事が頭にあります。
不謹慎に思われる事もあるかもしれませんが 天災すらも夫婦問題になぞらえて考える癖があります。どんな事でも、何でも学びだと考えているので 地震のニュースも右目で見ながら左半分は仕事の事が頭を占めています。
では、地震の事をどう、捉えているかというと ここを説明する事でとても夫婦問題が解って貰いたくて 今日は地震と浮気問題という ちょっと無茶苦茶な課題で書きます。
よく、妻側の相談であるのは 「夫が浮気後、反省しているようには思えない」という悩みです。
これは夫の浮気が発覚し 妻が問い詰めた所 夫はあっさり認め「もう浮気は止めるし相手とも別れる」という言葉を聞き、妻ももう一度夫とやり直してみようとトライしたにも関わらず、夫が冷たいという事です。
これは2通りの答えがあります。
一つは そんなに浮気が終わったからと言って 右から左に 妻に優しく出来るはずがないという答えと もう一つは 本当はそんなに早く浮気相手と別れられるはずがなく、依然として浮気が継続中だから妻には優しくないという事です。
ではここで何故地震の事が出て来るのかという事ですが 浮気を地震という出来事として捉えてみれば
浮気問題に関しては 少し異常な捉え方をしていると分かります。
例えば 先日の地震を受けて 我々関西人は あの18年前の阪神淡路大地震を思い出したと皆が異口同音に言います。
そこで 私が取った行動は まだこの地震は続くかもしれないという事を想定し、玄関のドアを開け逃げ口を確保しました。そして阪神淡路大震災の後あれほど防災グッズの必要性を感じ準備をしていたはずなのに、今は防災のリュックもどこかに行ってしまっています。
そして揺れも収まり少し落ち着きを取り戻した時に思った事は この地震は今の揺れで終わるのか まだ次に大きな揺れが来るのかという不安でした。
結果的にそれ以上の地震は起こらなかったという事で 事なきを得たのですが、本当の意味で落ち着いて考えた時に私が考えたことは こうです。
地震が起きたら 人は それについて「まだ続くのか、これで収まるのか?」という事を考えます。
そして 起こらなかったらそれはそれでいいけれど何もなくてもまた地震は起きるかもしれないと考えておくべきだな、と誰もが準備の必要性を再認識します。
つまり また起きるかもしれないと考えておいてちょうどいいくらいと思うのです。
これが地震だから天災だと思うでしょうけれど 浮気という人災も一緒だと思うのです。
しかし こと浮気問題において妻は「浮気は止める」という夫の言葉を鵜呑みします。
夫を信じるという事は 普段の生活では美徳かもしれませんが一度ある事は三度あるというくらいですから、もうこれで 二度と起きないと信じる事の方が不自然です。
本当に地震が起きた場合、すぐさま「浮気は起きない」と思えるでしょうか?
それほど夫の決意が固くてもう二度と起こらないというほど 人間は強い生き物でしょうか?
変な例えかもしれませんが 家に棚を取り付けても 一度揺らしてみて 取り付けがやわではないかと確認します。できれば棚の上に物を乗せて 落ちてこないか 棚が重さに耐えうるかも確認します。
石橋は叩いて渡れ、じゃないですが 何でも確認が必要です。
その確認を怠れば後になって上から物が落ちてきたりするのかもしれません。
これを地震に話を戻しましょう。
二度と地震が起きないか、どうかは誰も分かりません。気象予報士が天気は読めても 地震を予知する研究はまだまだだそうです。この科学の発達した時代にでも・・・・です。
そうなると人が起こした人為的な事って、また起きるかも?という心配ぐらいはすべきなのです。
でもそれは その事件が起きた直後にしないといけません。
この後始末というか棚の取り付けのように しっかり浮気が終わったかどうかを確認しないまま
前に進むから 後になってから 夫が信じられないとか 浮気が収まっているかどうかわからないという不安が起きて来るのです。
しっかり その事件が起きた時には 一緒にしなければならないのは 終わったかどうかの確認です。
これを夫の口から「別れた」という言葉を鵜呑みすることを 確認とは言いません。
長く苦しんだ後ですから もうなるべく引きづりたくない気持ちは分かります。
終わったと言うなら それを信じて前を向いて、早く日常に戻りたいという気持ちはよく分かります。
しかし そういう風に物事を畳み込むように前に進んだ妻こそ、後になって 夫を信じられないと
相談にこられます。
信じるとは疑う余地がないという事で、初めて信じられるのです。
早い事、傷に蓋をすると、治りきっていない傷はまたうずきます。
道路も地震で亀裂が入ったら 歩くときには慎重に歩くということではなく 本当にその道路は
亀裂がなくならない限り 上を歩くのは危険なのです。
自分の感覚で 二度と起きないくらいのご主人が浮気相手と本当に別れたのか、それを確認することをせずに 先の安全を望むというのも無理と言う物です。
早く前を向いて歩くという事と、亀裂を見て見ぬふりをして蓋をするという事は別なのです。
ではまた。