離婚の予兆

村越真里子

村越真里子

テーマ:夫婦関係修復について

夫婦関係修復離婚回避について私は常日頃から、予防策が取れないかと思っています。身体の健康には運動や食事等生活習慣の改善が提言されていますが、夫婦関係に関して実は事後策が主流です。
そこで今日は30年以上にわたってカップルを研究し、「別れる予兆」となる4つのコミュニケーションを発見したJohn Gottman博士の論説について考えて行きたいと思います。
これをJohn Gottman博士は「黙示録の四騎士」と名づけ、この予兆があると、90%以上の確率で別れてしまうという研究結果があるそうです。
「黙示録の四騎士」と呼ばれる、4つの別れの予兆は以下の通り。
•非難
建設的ではない意見や批判をするだけでなく、相手の人格や興味を攻撃することです。相手の性格の欠陥を診断するような態度です。しかも、その性格診断が素晴らしいと賞賛されたがっていることすらあります。
•保身
ここでは「無実の被害者」を演じることを指します。

•軽蔑
2人の関係が終わる一番大きな予兆となるのが、軽蔑です。どちらかが、自分の方が相手より上だという雰囲気を醸し出し(自分の方が頭が良い、優れた親だ、きちんとしている、など)、相手を見下して馬鹿にします。Gottman博士は、この軽蔑という予兆は、最終的に相手にも伝染する病気のようなものだと言っています。ケンカをしている時に、相手が文法的な間違いを指摘してきたら、それはかなり危険な状態です。
•閉め出し
相手と関わらないようにしたり、引き離したりすることです。


この4つの別れの予兆は、解りやすく言えば モラルハラスメントの典型的パターンです。
これを無意識で生活の中で行われる場合を具体的に表現すると、
避難・・・・・とにかく夫や妻のする事、成す事にケチを付けます。つまり相手の努力を認めず人ゲイ性を否定してきます。これは裏を返せば自分に自信が無いから 相手を凹まして自分の価値を上げるという回りくどいやり方です。自分を褒めて貰いたがるという事が よく冗談で言う「自分で自分を褒めないと誰が褒めてくれるか?」というセリフと同じで、周りを落として自分を浮上させるという事ですから夫や妻が蔑まれた(さげすむ)からと言って 真に受ける事はないという事です。本当に偉い人は人を非難するより 身内であれば尚更 相手が善くなるように導くものです。

保身・・・・
これは夫婦問題で離婚を宣言する時に「僕は(私は)ずっと前から我慢をしていた」と被害者ぶる事ですが、「無実の」と言う所が問題なのです。実際に問題を抱えている夫婦が改善したいと考えた時、それは小出しにでもして口に出しているという事です。
特に離婚問題が出てきて、初めて口にするという所に 自分の為に言っているという事が言えるのですが、自分は悪くない、相手が悪いという事で 離婚の責任を負いたくないという準備も感じられます。
つまり離婚ありきという事で 自分の理論を正当化させるための理由、むしろ取って付けたような理由である場合もあります。だから「無実の」と付くのです。

軽蔑・・・・・・
先の非難と少し似ていますが 非難は相手の思考やアイデンティティに対する事だとすると、軽蔑は相手の存在に対してと考えると分かりやすいと思います。それは夫婦であれば相手の家族にまで派生して家族の存在まで否定します。そうなると妻や夫と仲よくしたいと言った場合は、その周りの家族との関係も断ち切るようにと、要求してきたりします。
よく 離婚を望む夫などから要求される事であるのは 嫁の家族とは付き合わないし、妻にも自分の親との付き合いをさせまいと無理難題を突き付けます。
それで実家と付き合いを禁じられても それには応じられないと言うと それならば離婚だという風にいかにも妻が離婚を選択したように離婚理由を妻のせいにします。
全部がそうだとは言いませんが、夫婦の危機が重傷になると軽蔑するから離婚をするのではなく離婚をしたいから軽蔑するのだという逆もあるという事を知っておいてください。

締め出し・・・・・
これは他国の人の翻訳で言うと締め出しという事になりますが 我々日本人は よく家庭内別居や寝室を別にしています、という事の意味です。
夜泣きをする乳幼児が居たりイビキが酷いなど、睡眠を妨げないようにする防止策で仕方なく寝る時だけは別々ね、という事は別にして 日常から会話も無く 食事も別々となると寝室が別と言う問題ではなく 確かに家庭内別居や家庭内離婚と呼べる事でしょう。
ましてや 浮気問題がある場合は 寝室を別にするという事はセックスレスなどの問題も輪をかけて起きてきますが、それよりも就寝前に浮気相手と自由にメールをしたり電話をしたりと、浮気相手とのコンタクトの為であるという事も知っておいてください。

そういう事で今回の「別れの予兆」と言うのを「離婚の予兆」と読み替えると 現実的に捉えられると思います。
従いまして 離婚の予兆が見えたら その時にこそ 夫婦の事を考え直さないといけません。
いつまでも、なるようになると放置していては、手遅れになるかもしれません。
夫婦の危険度は、日頃のアンテナを研ぎ澄まして予兆がある場合は 検診?を受けましょう。
では、今日はここまで。

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村越真里子
専門家

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Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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