浮気中よりも 浮気後の方が苦しい?

村越真里子

村越真里子

テーマ:夫婦関係修復について

私のところによく寄せられる相談ですが 夫婦関係を修復したいが 浮気が終わった後で
夫婦として本当にやり直せるのか?という質問です。

その答えとしては冷たいようですが「分かりません」です。

 昔 中島らもという人が 「明るい悩み相談室と言うのを新聞のコーナーで回答されていました。
ちょっとこれは とんちのようですが
Q「私はおばあちゃんに こげた味噌を塗ったじゃがいもを食べるの死ぬと聞いたのですが本当ですか?」
と、いう質問の
A「本当です、死にます。ふかした芋も焦げた味噌も食べるといつかは死にます」
というふざけた回答ばかりをする楽しい悩み相談でした。

この夫婦の修復が本当に出来るのかという質問は そういう努力をちゃんと出来る人はその結果は出るでしょうけれど 本人の努力が現在では分からないので そこに「必ず成功する」と言ったとしたら、それは嘘になるでしょう。

今後の努力の具合によって 夫婦の修復が叶うかどうか それは本人次第なので、誰も保証の出来るものではないのです。

私のところに寄せられる問題の殆どが 浮気問題後の夫婦関係の修復です。
でも 浮気問題を解決させる事と 夫婦修復の取り組みは まったく別の作業です。

それを誰しも一緒くたに考える為 話がややこしくなるのですが、別の作業という事だけではなく
順番があるという事です。

夫婦関係の修復の前に まず浮気問題が温存したままでは 夫婦の修復は成功できません。
まず先に 浮気の問題を終わらせておかないといけません。
それをしてから やっと夫婦の修復に入るのですが、浮気相手を排除できたとして その後に
残るのは何かというと、夫婦に浮気問題が起きる前の状態に戻るという事なのです。

ではその問題を何かという事です。
その原因が 浮気問題を引き起こしているとしたら その問題をまず解決しないといけないという事になります。

例えば 嫁姑問題でいつも夫に 愚痴ばかりを言っていると 家に帰って来たくなくなるのです。
そうなれば いつもどこかでお酒を飲んだりして 女性と出会ってしまう事なんてよくあるのです。
そこで 浮気が発覚し、その相手を排除したところで 家庭には嫁姑問題は依然として消えてないという事です。
それならば妻が 愚痴を夫に言わないとか もし言ったとしても、もう少し建設的な形でしか言わないようにするとか、反対に姑さんと何か ルールブックを作り 単なる愚痴で終わらせないとか
何か工夫はしないといけないのです。

また妻の浮気が発覚して、それを止めさせたとして 相変わらず夫が妻を家政婦代わりにしか
扱わないという状態が残っていると またそれは同じ問題が起きてきます。

そういう意味で 第一段階の浮気を止めさせるという事だけでは 夫婦の修復が出来るという事ではありません。
夫婦の修復とは 元ある原因の解決にどれだけ努力が出来るかという事です。

ですので 浮気相手の排除と言うのは、足元に付いた火の粉を払っただけで、
その後のやけどの治療とは また別になります。
やけど跡が分からなくくらいになるのは やはり時間が掛ります。

但し いつまでも火事の時の火傷した熱さばかりを トラウマになったと
愚痴っているようでは いつまで経っても傷は癒えません。

そういう事で 多少の努力が無ければ 夫婦の修復は叶わないという事です。
、ではこの辺で。

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村越真里子
専門家

村越真里子

Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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