浮気後の夫を信じるという事
【浮気後の夫婦修復】
これまでは夫婦修復について書いてきました。
まず夫婦仲が良くなりたいと思っても 浮気相手の存在があったままでは
いくら努力をしても 夫や妻の目は浮気相手しか見ていません。
だからまずは 浮気相手の排除から、と申し上げました。
では 今回は その浮気相手を排除するという事を考えていきましょう。
実は浮気後の夫婦の修復は、それほど難しい事ではありません。
浮気相手さえいなくなれば 50%くらいは夫婦仲が戻った事と同じです。
しかし、中にはそれが困難な夫婦がいます。
浮気を止めさせたとしても、これは浮気の始まる前の関係に戻るだけという事ですから
元々の夫婦の関係がどうであったか、という事がとても重要です。
いつもいつも、激しい口喧嘩をしていたなら 浮気が終わっても 元の口喧嘩の激しい夫婦に戻るだけです。
だから、そこで夫婦のお互いの非を見つめ、ここを修正していかねばなりません。
では 何がそもそも問題であったか、これは個々の夫婦の形によって原因は千差万別です。
どの夫婦にも 一発で効果のある新薬なんてありません。
まずは 夫婦の溝がどこから始まったのか、このボタンの掛け違いを修正するのが
夫婦の修復です。
特に 浮気後の関係修復は、最初はぎくしゃくしますし、急に猜疑心が消えるわけではありません。
まずは 疑ってはいけないと思いつつ、猜疑心との戦いです。
こういう段階をサポートしていくのが 私の仕事ですが 夫婦の修復とは 猜疑心の消し方とかという事ではなく、
そもそも夫婦がすれ違っていった理由を見つけないといけません。
例えば、子供が生まれたばかりの妻は夫に関心が湧きません。
当たり前と言えば当たり前ですが それを寂しく思う夫が要るという事もまた、当然なのです。
でも、もう子供が少し成長し、子供にも手が掛らなくなったからと言って 夫婦が自然と修復できればいいのですが
中々 そんな風に上手く行きません。一旦できた溝はそんな簡単に埋まらないのです。
では どうしたらいいかと言うと、身近な事で出来る事はやはりスキンシップです。
しかし、溝の出来た夫婦がいきなりスキンシップと言っても 無理があります。
徐々に段階を見て、スキンシップをすることが大切ですが その前に夫婦がお互い何を望んでいるのか、
この際ですから、それを告げあう事が必要です。
もう夫婦も長年経つと お互いに新鮮さが無くなっています。
でも 夫と言う オスは妻が思う以上にオスなのです。
また 妻も夫が思う以上に 優しさや思いやりに乾いている物です。
もう、惰性で、そのまま突っ走っていかない事です。
そして大事な事は照れない事。
例えば夫婦において 自分たちが大事にすることを正直に口にすべき機会はこれまであまりなかったかもしれません。
通り一辺倒な話ではなく、お互いに本音を話あわないといけません。
日本人は意外と この本音という事が言えません。
特に夫婦が長くなると 照れてしまうのです。
変ですよね、普通夫婦が長くなると照れも無くなると思いがちですが
意外と 仲良くなればなるほど 夫婦生活の事などは 恥ずかしくなってしまうのです。
これは 学生時代に知り合い結婚したような 友達夫婦なら、尚更の事。
友達結婚は 親しくなり過ぎるからという事もありますが 何か気心が知れすぎて
今更 セクシーな関係になりにくいのですが 意外と夫はいつまで経っても
そういう生活を望んでいるという事ですし、妻だって意外とロマンチストです。
そういう事で お互いに解っているつもりでもあまりかいかぶらないでいるべきです。
夫は淡泊だから、とか 妻は何を言ってもわからないとか 自分の先入観を一度捨ててみて
意外とそういう浮気に走らせた原因は オスでありメスであるという認識が必要です。
その上で 自分たちがどのように 歩み寄れるか、そして何が欠けていたかを
考え直すいい機会ですから 一度 全部 テーブルの上に広げてみる事をお勧めします。