コラムで、答えを書けない事情
さてお盆休みや正月休みのような、長期休暇は親戚同士が帰郷したり、集まったりと顔を合わせをする機会が増えます。
これは年老いた両親に孫を合わせられる親孝行な時間でもあるのですが、別の角度からみると、親戚が集まる機会は、夫婦仲というか日頃のチームワークが試される時でもあります。
何も夫婦仲に問題のない場合は、文字通り問題はないのですが、日頃から問題を抱えている夫婦の場合は
休暇の間中、休戦するのですが、我慢をしている分、休暇が終われば問題が再加熱することはよくあることです。
つまり本当は日ごろの疲れを癒すはずの休暇が、何の為の休みか分からなくなることが多々あります。
親戚同士が集まると和やかな事ばかりではなく、親の老後の事や、兄弟の確執なども露呈し、中々楽しい、楽しいと思っているのは幼い子供だけということも珍しくありません。
しかし、日頃夫婦仲の改善を望んでいる夫婦の場合は、逆にこういう時こそ名誉挽回をしたいものです。
つまり相手を喜ばすという事が、色んな確執を緩和させます。
人は自分に親切にされるより、自分の親たちと穏やかに会話している姿に癒されるものです。
これは単純に伴侶の親を大切に・・・・というような当たり前の事に聞こえますが、ソレ+自分たちの夫婦仲改善のポイント稼ぎという事も言えます。
こんなことに親を利用するのはどうかという声もありますが、自分の親兄弟と仲良くしてくれる伴侶って
見ていてとても和むものです。
これで点数を稼いでおいて、と考えると何か計算高い感じがして、あまりいい気持ちがしません。
しかし当方への相談で多いのが「夫婦だけの話し合いで行き詰まりを感じ、どうしていいか分かりません」
という事がよくあります。
それならば、盆休みの時くらい、日頃の嫌な事は忘れ、子供も一緒に伴侶の家族や親せきと仲良くしていれば
人の気持ちは和むものです。
休暇が終われば現実に引き戻され、余計に夫婦喧嘩が増える事はよくありますので、それを見越して
緩和作戦を取っておくのは、悪い事ではありません。
こういう事を言うと、そんな作為的な事は嫌だ、と思う方もいるのですが、じゃ自然に任せ、むき出しの自分たちでぶつかってきて、何か良い結果が生まれていたか、と考えると無理クリ義理の親孝行も必要かな、と思います。
ありのまま・・・・素敵な言葉ですが、なんでも思った事をストレートに表現することが善い方に転ぶとは言えません。
時には伴侶の親孝行をしておくことで、夫婦の敵対心が軽減されるなら、まさしくあなたが悩んでいる
「夫婦関係の修復」に一役買う事になるのではないでしょうか?
夫婦の和合は早や道やそんな奇をてらった事はないのです。
古今東西、当たり前の、むしろ言い古されたベタな事が効果がある場合もあります。
親戚同士のいざこざも表面化しやすいのもこの時期です。
これが手伝って休暇が終われば夫婦喧嘩が増えると言います。
どうか、まともに風を受けず、かわす事も考えるのが大人と言う物です。
さあ、また週明けからはシャッキと仕事をしなければなりません。
まだまだ暑い中、大変ですが頑張ろう~。