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競合にならない事が強みになる。

摺木陽介

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テーマ:競合 飲食店 コモディティ化 差別化


商売(飲食店経営)をやっていると、よく『他の店はこうだから』とか、『向こうがこれやり始めたからうちもやろう』と他店や他社と比べたり、『この業界はこうだから』みたいな固定概念に囚われがちな思考になってしまう時があります。

私自身もありますし、スタッフ間でもその傾向はあります。

恐らく他店舗さんでも同じ傾向はあると思います。


私が飲食店経営をしていて、常日頃気をつけているのは
『競合にならない事』です。


他の店舗さんを意識して価格を合わせたり、同じような雰囲気のお店にしたりと、『競合』になってしまわないように気をつけています。


『競合』になってしまうと『独自性』が薄れて、差別化が出来なくなってしまいますし、そうなってくるとお店の味や雰囲気で勝負ではなく『価格が安いかどうか』が優位性を決める、ある意味の『コモディティ化』に陥ってしまう場合があります。


(コモディティ化の別の言い方は『大衆化』『一般化』です。
例がコンビニのコーヒーですね。
大手数社がコーヒーを『一般化』する事により、大衆化(コモディティ化)してしまい、味や品質よりも『価格』で選ばれてしまう傾向にあります。)



他店舗や他社を意識するあまり、自分の方向性を見失う。


そんな状況になってしまうと、全くオリジナリティーが出せずに衰退していくと思います。



上記のコンビニのコーヒーの例に追記すると、スターバックスの様なオリジナリティーのあるブランドだと強い差別化が出来るので『コモデイティ化』にならない訳です。


スターバックスに行く人はコーヒーを飲みたい訳でなく、

•スターバックスのあのオシャレな雰囲気を楽しみたい。
•あのオシャレでカッコイイ店内でPCを広げてカフェを飲みながら仕事がしたい。
•あのスタバのロゴが入ったラテのカップを持ちながら街を歩きたい。


と言った感じの心理的な欲求、
または『そんな自分を見てほしい』と言う承認欲求を満たす為にスタバに行っている傾向があると思います。


要は『スターバックス』というブランドやオリジナリティーを堪能したい訳なんです。

(語弊がない様に追記しますが、もちろんスタバのコーヒーが好きで行っている方もいらっしゃると思います。)



スターバックスの様な大手ではなく、もちろん小さな飲食店舗さんでも、しっかりとしたブランド作りができて独自性、個性が出ると他店舗や他社を気にする事が無くなるので『競合』にならずに勝負できると思います。


『あのお店といえば〇〇だよね』
『あのお店が絶対に良い』
『あのお店だったら間違いない』


そんな感じでお客様に思っていただける様なお店づくりが出来たら良いですね。

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摺木陽介
専門家

摺木陽介(飲食店経営アドバイザー)

合同会社YUNAMI FACTORY

『人口の少ない田舎でも成功できる』店舗経営・運営をサポート。都会の集客と違い、田舎には田舎の集客方法があります!その方法をお伝えします

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