お店独自のメニューやイベント性があるとファンを作りやすい
飲食店(サービス業)の仕事をしていて、何事にも『エンターテインメント』が絶対的に不可欠なんだなと常々思います。
例えば飲食店だと、定義は『お客様から料金を頂き、こちらは料理をご提供する』というのが基本だと思うのですが、
ただ、それだと
『お金を受け取る』
『料理を提供する』
だけの単純な作業の繰り返しなのですが、そこにお店のBGMや装飾の雰囲気、コンセプト、料理の盛り付けやプレゼンテーションの方法など、単純に『料理を食べる』だけの行為以外の『エンターテインメント』の部分が絶対的に必要なんだなと思います。
昔ある飲食店関係者の方と話している時に、その方が、
『お客さんはご飯を食べているのではなく、情報を食べている』
と言っていました。
どういう事かと言うと、
例えばレストランでハンバーガーを食べる時には実はそのハンバーガー自体を食べているのではなく、
海外で修行してきたシェフが国産の合挽肉を使ったパティ、自家製のバンズ、オリジナルソースで調理したこだわりのハンバーガー
の様にそのディテールやその背景にあるストーリーを伝える事でお客様に『情報』を食べて頂いている事になる。
逆にお客様はその『情報』への対価としてお店に料金を支払っている。
なので、映画や音楽イベント、劇なども同様に、そのディテールやストーリーへの『対価』にお客様が料金を支払っている事と同じ。だと言う事です。
なるほどな。
とその時ものすごく納得したのを覚えています。
確かに『鉄板焼き』のお店がその典型ですね。
調理器具を巧みに使いながら目の前でステーキを焼いてくれたり、パフォーマンスでワインをかけて火力を強めたりと、あれこそまさしくエンターテインメントです。
それ以来、お店の装飾や雰囲気作りをする際にはその『エンターテインメント』性を重視していて、『このお店の雰囲気良いな』とか『また来たくなる』と思っていただける様なお店作りをしています。
筆者が経営している店舗でも常に心がけているのは
『ワクワクする』
『また来たくなる』
そんな風に思ってもらえるようにメニュー作り、お店の装飾、SNSの見せ方をこだわっています。
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ある一説によると人類の寿命が一気に伸びたのは『エンターテインメント』の誕生が強く関係しているみたいです。
その説では何もない平凡な人生より、『エンターテインメント』と言う刺激がある事により脳や心が刺激され活力が出て結果長生きにつながるのだそうです。
確かに長生きをする人は往々にして『刺激』を求めている人が多い気がします。
どんどん良い『情報』を食べるようにしましょう。