銀行融資では決算書の「役員借入金」をチェックされる
うちの会社って「どれくらい借りられるの?」「いくらまで借りられるの?」と多くの社長さんからお尋ねがあります。銀行や金融機関等で、一概に計算式やキッチリとした基準は無いと思われますが、目安として「借入金月商倍率」なる指標があります。
会社で借り入れている総借入額(長期借入金+短期借入金)と割引手形の合計額を月平均の売上高で割ったものをいいます。例えば、年間の売上高が3千万円であれば、月平均の売上高は250万円です。総借入額と割引手形の合計が1千万円であれば、10,000,000÷2,500,000=4 月商の4倍の総借入金がある状態です。
借入金月商倍率の安全圏ラインは、一般的に月商の3~4ケ月分(=3~4倍)と言われています。在庫を多く抱える業種や、固定資産などの設備投資が大きい業種では、この基準には該当しませんが、6ケ月分(=6倍)を超える場合は、借入金過多であると判断され、融資が叶わないケースが多いようです。
銀行や金融機関等が、この指標だけで、融資の可否を判断するということは無いと思いますが、目安としては、大いに参考にしている指標であると思われます。
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