金融機関の借入では「借過ぎ?」かどうか審査します

上原輝夫

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テーマ:社長相談.中小企業借入サポート1分コラム

銀行や信用金庫あるいは政府系の金融機関では、顧客からの借入の申込みについて、3期分の決算書において「借過ぎ?」ではないか、借金が多くはないか、借金の総額が適正かどうかを審査のポイントとしてチェックをします。この適正かどうかの目安となるのが「債務償還年数」と呼ばれるものです。
銀行1
「債務償還年数」とは、平たく言えば、今ある会社の借金【正式には「有利子負債」といい、利息の掛かる、金融機関からの長期借入金や短期借入金や会社で発行した社債を指します】を何年で返済が出来るかを示す数字です。返済する財源として、前回、投稿したキャッシュフロー(税引後利益+減価償却費) https://mbp-japan.com/okinawa/soudan-aite/column/5143012/
を使って計算します。
債務償還年数
計算式としては、債務償還年数=総借入金÷キャッシュフローで求められます。仮に、会社の総借入金が50,000,000円でキャッシュフローが5,500,000円だった場合は50,000,000円÷5,500,000円=9.09になります。9.09が返済に必要な年数を指しますので、返済に9年余り掛かると云うことが分かります。金融機関では、自社ビルや工場の建築やヤード等の購入の借入金を除き、債務償還年数は10年以内が望ましいと判断します。
10年以内
キャッシュフローが大きくても、借入が叶わない場合があります。逆に、債務償還年数が10年を超えても借入が出来たケースもありました。金融機関によって重視するチェックポイントが違えば、審査の結果も変わってきます。社長さんには、こう云ったポイントがあることを把握して、借入交渉をすることが求められます。
融資サポート那覇
      業務案内 https://soudan-aite.net/bank/

 

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上原輝夫
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上原輝夫(経営・生き方・終活カウンセラー/行政書士)

行政書士ヒューマンサポートオフィス

資格と前職での経験、これまでの実績を最大限に活かし、「会社と家族の相談相手」として、経営・生き方・終活を応援、全力でサポートします。お客さまにとって何でも話せる、身近な相談相手を目指しています。

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