社長が跡継ぎへ伝えたい「人の見極め方」
会社が詐欺にあった、大口取引先が倒産した、クレーマーが社長を出せと言っている等、事件や事故やトラブルは突然発生するものです。予想もつかない想定外の事態に、ポンコツの二代目社長が、慌てふためき、醜態をさらしてしまうことがあります。危機的な状況においては、人間の器量の大きさや、本音が現れてしまいます。
面倒な事に巻き込まれるのはご免被りたい。報告が上がってきても、なるべく関わらによう幹部に対応させたり「社長が出ていくのは最後だから、そこまでは、頑張ってくれ、その時が来たら遠慮なく言ってくれ」と言い放ち、会社から、居なくなってしまうこともあります。こういった姿を見ると、社員はどう思うでしょうか?「さすが二代目ボンボンだ」「ポンコツだ」「先代が居ないと何もできない」等、あきれ果て、社員の士気も下がり、会社の先行きが心配にもなってきます。
普段、あまり、評価されていないと感じる二代目社長にとって、想定外の事態の時こそ、腕の見せ所です。これまでの対応事例を聴取し、今の時代に合った判断であるか、会社の立場としてどうあるべきか、社員と情報を共有して一緒に行動し、これまでの対応を見直したり、新しい対応事例を作ったり、誠実に、日々の意思決定を積み重ねていけば、社内からは自ずと「二代目」のワードは聞かれなくなります。二代目社長はピンチをチャンスに変えられるよう、社員と共に汗をかき、信頼を勝ち得ていくことが求められます。
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